深井次郎

深井次郎

ORDINARY 発行人 / エッセイスト 1979年生。3年間の会社員生活を経て2005年独立。「自由の探求」がテーマのエッセイ本『ハッピーリセット』(大和書房)など著作は4冊、累計10万部。2009年自由大学創立に教授、ディレクターとして参画。法政大学dクラス創立者。文科省、観光庁の新規事業に携わる。2013年ORDINARY(オーディナリー)スタート。講義「自分の本をつくる方法」定期的に開講しています。

ブルーベリー狩り

【第265話】暮らしに必要だと思い込んでたけど、なくて良かったモノ 11選 / 深井次郎エッセイ

今はテレビを持たない人もずいぶんと増えてきていますが、ぼくも捨ててからもう8年くらいになります。「なくても全然大丈夫じゃないか! むしろ快適」こういう発見があると嬉しいものです。断捨離とかミニマリストとか、シンプルライフ…

深井次郎

【第264話】ワンシーン・コレクター – 老婆を背負い横断歩道を渡る話 / 深井次郎エッセイ

ドラマの中だけで、現実には遭遇しないシーン。そんなベタなワンシーンを求め歩く1人のエッセイスト、深井次郎。今回は、貴重なシーン「年老いた老婆を背負い、横断歩道を渡る」に挑戦する機会がやってきたお話です。無事におばあちゃん…

深井次郎

【第262話】お金への抵抗。なぜ好きなことでお金をもらうのは気がひけるのか / 深井次郎エッセイ

好きなこと自体が喜び。だからと言ってお金をいただかなかったら、いつまでも「好きなことで食べていく」ことができません。上手に受け取れるかが重要です。お金の抵抗には大きく2つあり、それを解決するために7つのアドバイスがありま…

【第261話】失うものを背負った大人の起業法「3つの経験値」

【第261話】失うものを背負った大人の起業法「3つの経験値」 / 深井次郎エッセイ

会社を辞めて起業をする。登るはしごを変えることは勇気がいるものです。20年も苦労して登ってきた高さから、地面まで降りるのですから。こういう大人に対して「見る前に飛べ」「振らないサイコロは当たらない」というアドバイスは無責…

深井次郎

【第257話】ヤンキーと優等生、20年後どちらが幸せになっているか / 深井次郎エッセイ

 何をやってもいずれ記憶は薄れてしまうし、残らないし、意味があるんだろうか。これが結婚して子どもでもいれば、なにかしら形が残せるので違うのかもしれませんが、なにか残るものを手に入れて安心したい気持ちがあり、資格をとったり…

大事なこと忘れていませんか

【第227話】贈与精神が著者をつくる – ブログで出し惜しみしないほうがいい5つの理由 – / 深井次郎エッセイ

  「無料コンテンツは、出し惜しみすべきでしょうか」   昨日、ぼくのやっている講義でこんな質問がでました。 「ブログですべてを書き尽くしてしまうと、書籍化した時に売れないのではないか」 だから無料で…

【第226話】22歳は大人か? – 子どもと大人の境目について、苦い経験から学んだ1つのこと- / 深井次郎エッセイ

    大人の世界は、持ち寄りパーティーである   「深井は、なんでここにいるんだ?」 新人時代、会議中の席で会社の役員に言われたことがあります。カチンと来たのを抑えながら返しました。 「あなたに呼ば…

ビーチで目立たず、プレイで目立とう

【第213話】世界を変えた新人たちはどこが違ったのか? – あなたは仕事が好きですか、それとも自分が好きですか – / 深井次郎エッセイ

      世界で通用していく作家は 美術そのものが好きな人   ある有名な現代美術画廊のオーナーに尋ねたことがあります。サポートする作家としない作家、どこを一番に見るのですか? …

新潟へ映像制作合宿に行ったときのひとコマ。集合写真を撮ろうとして、リモコンをチェックしている

【第211話】クリエイティブとは生き抜く力 – 法政大学で「理想のクラス」をつくった4年間について – / 深井次郎エッセイ

    初めての教え子たちが卒業する その輝かしい日にぼくはなにを思うのだろう   教え子たちが卒業する。世の中の担任の先生たちは、この感動を何度も経験しているのか。達成感とさびしさと。うらやましいな…

健康で元気になる食べものを自分にもみんなにも振る舞いたい

【第210話】理想の働き方が見えてくる質問 – どんな飲食店をつくりたい? – / 深井次郎エッセイ

もちろん、表現の仕事と飲食店では違うのですが、具体的なお店をイメージすると、どんなスタイルで働きたかったのかが見えてくるものです。 どこに向かってるのかぐるぐるしてきたら理想のお店を考えてみよう自分のワークスタイルが見え…

「いま見たよな?」「ああ、間違いない。雪男だ... 」「え、どこどこ?」

【第209話】鏡をつくり反射させる – なぜ作家は自分の意見に自信を持てるのか – / 深井次郎エッセイ

 人間はひとりきりで見たものを「見た」とは言い切れないものなのです。確信をもつためには、鏡が必要。その鏡は自分以外の何かで、しかも綺麗に写らなければなりません。鏡がなかった時代は、水たまりでした。水面に自分の姿を写して、…

船から海に入った途端、船酔いはおさまった

【第209話】船酔いの法則 – 心身ともに健康に仕事を続けるために大切な6つのこと- / 深井次郎エッセイ

慣れない揺れで、しかも自分でハンドリングできない状況では、だれでもバランスを失って酔ってしまいます。 大きな組織であればたしかに揺れ自体は小さいですが、下の立場だと自分で仕事をハンドリングできないもの そこはバリ島、海の…

知らない所に流された

【第207話】失くしたものから立ち直る方法。書くことは前に進むことなのです。 / 深井次郎エッセイ

いま公開すべきでないから消えたのかもしれない. 「うそだろ…」 書いていたエッセイの原稿が消えました。iMacが急にバツンと落ちたのです。今日アップ予定だった5千字。もうあとはタイトルと写真を選ぶだけ、という状態でした。…

【第205話】サステナブルな関係を築く方法。長く続く仲間をつくるために必要な「あなただけの物語」 / 深井次郎エッセイ

「現実は厳しいですね。やはり人は冷たいものです」サラリーマン時代には、応援すると言ってくれていた。その前職の仕事関係者たちに、いざ独立して挨拶回りに行ったところ、ひとつも仕事をもらえないのだそうです。「イソベさんなら、独…

ウユニ塩湖。5〜50㎝ほどの浅い湖がずっと続く。四国の半分くらい

【第204話】自由に世界一周していいとしたら、どんな旅にする? 【人生の目的がわかる問い】 / 深井次郎エッセイ

  目的があると旅も人生もより充実したものになるようです   .  いま世界一周がブームなんでしょうか。というくらいぼくらオーディナリー界隈では、このごろ会社を辞めて世界一周にいく(行った、行っている)人たちが…

「みんなそれぞれ素晴らしいね」

【第203話】サイズの小さいシャツは、どんなに好きでも着られない。あなたの才能を開花させるコミュニティーとは?【競争型リーダーと共生型リーダー】 / 深井次郎エッセイ

チームを破門にされた黒須くん理由は「活躍しすぎて」 . 好きなことをやって生きようかな。そう決めても、なかなかうまくいかない理由のひとつは、自分ひとりではできないものもあるからです。 ぼくは週末にバスケをやっています。絵…

「さて、どの使命を背負うか」

【第202話】自分がやらなきゃ誰がやる。使命感をどのように持つのか。それは大通りではなく脇道に抜けること。 / 深井次郎エッセイ

好きなことを仕事にできても辞めたくなる時は来るものでそれからは使命感が必要になってくるのです . .  「好きな仕事を毎日やれるなんていいですね」 「まあ、そうですね」 「いいなぁ、毎日楽しくてしかたないでしょう? 」 …

【第200話】曲がった松のままで生きていく。どん底のクリスマスの夜に出会った植木屋のおじさんとの話 / 深井次郎エッセイ

使えるか否か 人間の価値は 便利さだけじゃないだろう? . . 忘れられない言葉があります。「あのひと言があったから、今がある」人生を変えた言葉との出会いは、きっとだれしもあることでしょう。このクリスマスの時期になると思…

三度のメシより寝るのが好き

【第197話】寝ることが好きなのですが、どうやって仕事にしたらいいですか? / 深井次郎エッセイ

好きなことを探求する力だけではなく 共有する力が必要だ ー 好きなこと、やりたいことをやりましょう。そしてそれが仕事になれば最高です。そういう話をトークライブですると、いじわるな質問をする人も中にはいます。「私は寝ること…

「明るいメッセージを届けようぜ」「おお、いまブログで伝えてるよ」

【第058話】大丈夫な未来

社会は確実に変わるけど よくなっているので 心配ないよ  ——–  昨日した、石蹴りの話。石を蹴っていると、犬のふんを間違って蹴りそうになります。それくらい子どもの頃は、道に犬のふんが…

この字しか書けない。

【第040話】癖字を操るおんな

なぜあの人の文字は読めないのか ——- そういえばあの人の手書き文字を見たことがない。というくらい書く場面がなくなった。字は書くものではなく、打つものになって久しい。 手書きは、もうほとんど絵のよ…

「がんばれ、ジャック」

【第035話】沈みゆく再生

【インド旅篇】 水没したiPhoneの話   この20日間の旅で保険を2度も使った。いままでの人生で保険をつかったことなどなかったが、今回はお世話になってしまった。保険会社に払った以上の金額を負担してもらったこ…

書きはじめましょうかね

【第034話】なぜ彼らは書くのか

    路上から自由を綴りはじめた冒険   すべての人に書きはじめることをすすめている。それは「出版など考えてもいないよ」という人にさえもだ。なぜ書くのか、その理由をあげだすと途端に何十にもなってしまうが、今日…

「道とおじさん」   俯瞰して眺める

【第023話】「と」の効能

    この「と」という言葉は、面白い。 関係性を考えさせられるし、 ものごとを俯瞰して眺められるようになる。   「わたしと会社」 「わたしの会社」 後者だと意味はかなり限定されますが、前…

忘れられてもいい

【第020話】空気みたいな人でいい

【インド旅篇】 なぜ死ぬのがこわいのか 痛み以外の何かとは ガンガーのほとりに死体が置かれていた。ぼくがここで死んだらどうなるかな。一瞬考えてみたけど、別に何も変わらないだろう。ちょっと悲しむ人もいるだろうけど、またいつ…

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【第019話】連載14日目の心境

夜中に酔っぱらって書いた ラブレターのような いやー、新年エッセイマラソン、きょうで14日目になりました。元旦スタートから2週間。ちょっと一息入れて、心境でもつらつらお話しようかと思います。 毎日連載というのは、初めての…

「わたしは布屋です」「ぼくはブックライターです」

【第017話】資格は自分で出すものだ

【インド旅篇】 「あなたは何をやってる人ですか?」  セルフイメージの話 バラナシでは、ほどんど外国人に会わなかった。きっとガンジス川が氾濫したのを知って、みんなこの地域は避けたのだろう。ぼくらのような「情報弱者」以外は…

「マックに導入? 売るか売らないか迷うなぁ」©Arne Jacobsen  Egg chair, 1958.

【第012話】誰のためのデザインか

仕事を楽しくやっていきたいなら 好きなお客さんにだけ売ることです   人には相性がありますので、相性の合うお客さんとだけ仕事をすればいい。苦手な人たちとは距離をとればいい。あたりまえの、とてもシンプルなことなの…