TOOLS 125 謎の独立国家ソマリランドで身を守る方法 / 妙見宙(臆病な冒険家)
恐怖心と好奇心のせめぎ合いに翻弄されながらも、臆病キャラ払拭のためにソマリランド行きを決めました。その後、自分で手配しなければならない航空券の購入をビビって先延ばしにしていたら、満席になってしまい、旅行会社に出発を半年遅…
恐怖心と好奇心のせめぎ合いに翻弄されながらも、臆病キャラ払拭のためにソマリランド行きを決めました。その後、自分で手配しなければならない航空券の購入をビビって先延ばしにしていたら、満席になってしまい、旅行会社に出発を半年遅…
ふろしきの資格が欲しい、ふろしきを学びたいと思った時のは、長女が生後10ヶ月の時でした。夫の転勤先である札幌に、赤ちゃんを預けられる祖父母はいませんので、自分で連れていくしかありません。京都で講座を受けるとなると、日帰り…
長年、無力感や居場所のなさを抱えて生きてきた人間でしたが、そこから一歩抜け出せたのは、15年前に勇気をふりしぼって自分で「場」を作ったことからでした。試行錯誤しながらその一歩を踏み出したことで、「たとえ小さくても、自分の…
なぐさめの言葉をかけてくれたと思うけれど、覚えていない。泣きすぎて疲れる。もう涙も出そうもない。スタジオでこんなに大したのは、今も昔も自分だけじゃないかと思う。それから突然の別れを乗り越える4つのステップMihoko L…
歩いて行くと前方から現地人らしいお兄ちゃんがニコニコしながら近づいてきました。話を聞くと「観光のサポーターだ」と。僕は入り口のセキュリティがしっかりしていたこともあり、てっきりここのスタッフだと思いこんでしまい、べつに頼…
あえて非効率な教育を行うこと。効率が悪かったとしても「今していることがこどものためになる」と信じているならばそれをやり続ける。時間をかける。大人が学習者のために時間をかけているということを学習者が気づいたとき、それは学習…
人は生まれる前に、自分の生きたい人生のおおまかな計画、青写真を書いて生まれてくると言われています。生まれる際にいったん全部忘れるらしいので、幼い頃、好きだと思う物語には、どこか馴染みがあって共感できるものなのかもしれませ…
「起業=自由な生き方が手に入る」との思い込みから、複数の起業塾にこれまで参加してきました。その度に、「起業は大変です。本当に覚悟はありますか!?」と詰められるような問いかけを受け、挫折を重ねることにところが、昨年、ポート…
決して欲張らないこと、そして頑張らないこと。あくまでも自分との約束なので、甘くても、大目に見てあげることも良しとします。緩やかで柔らかい義務感を意識してください。一日ひと片付けは、「今日はこの棚の一段だけを片付けよう」と…
日本にいたら、会える確率は0%ですが、ひとまず、マドリードにいたら、会える確率は0ではなくなります。だったら、手紙を書いて鞄に入れておくだけでワクワクできる。実際に手紙を書いて、マドリードに降り立ったわけです。空港に着い…
「つまり君は、この会社にとって害になっている、そういうことだ」ある日、人事部長から突然告げられたのはまさかの「退職勧告」。事実上のクビ宣告でした。「ちょっと待ってください、まったく納得がいきません!」私の声はブルブルと震…
「そんなマニアックなものが?」というものが、意外に人気講座だったりすることもあります。ある教育サービス企業の社長から聞いて印象深かったのは「包丁研ぎ」の講座です。元サラリーマンの方が、包丁を研ぐ講座を始め、それが人気とな…
「じゃあ、ちょっと踊ってみて。音楽かけるから」1番待っていた、けれども、怖かった言葉だ。大抵、人生では、恐怖の向こうに、喜びで溢れた瞬間がある。深呼吸をして、よし! 全力で飛び込んでみよう。未知の世界は1番怖いけれど、1…
「そんなダメな法律なら、法律を変えればいいじゃない」目から鱗というか、本当に驚きました。「えっ、法律って変えられるんだ!」法律は絶対で、従わないといけないと思い込んでいたのに、規制する側の国の役人はこんなに柔軟に現場に合…
交渉に嘘はつきものです。交渉の場面では必ずといってよいほどみられます。そのほとんどは「自分が不利な立場につきたくない」という思いからでるもの、いわば「身を守るための嘘」です。その中で特に多いのは「ごまかし」、つまり、明ら…
40代独身心理学者が、告白するため渡米して見つけた人生の幸福度を上げる方法。クリスマスを2週間後に控えた週末のミッドタウン。どことなく浮き足立った人々の群れをかき分け、その夜私は、待ち合わせの場所へと急ぎ足で向かっていま…
本当は私たちにも気楽が楽しい本質がある。それがだんだんと難しく考えすぎてしまうのかもしれません。料理人が言うのもなんですがパーティーは人が集まるのが大事で、料理はあくまで脇役なんです。もちろん美味しいに越したことはありま…
華織里はわざわざ日本から、この講習を受けるために来たのよ! ヘレンさんが喜んでみんなに紹介してくれたのが、嬉しかったです。時間はかかりましたが、私は人生を豊かにしてくれる格好のテーマを見つけられたのではないか。ズグラフィ…
寂しさは募ります。仕事が思うように掴めないと、時間がありすぎて脳内では延々と続くひとり会議が。社会的存在価値は自分の仕事における需要と比例しているのではないかと、無性に不安に襲われたり。放っておいてほしいけれど、人の気配…
誰かのために時間を使って生きていくような感覚が、耐えられなくなってしまったのです。自分の力でお金が稼げるのか、勝算なんてないけれど、ただ自分が源で生きていきたくなったのです。フリーランスは名乗ればなれる。けれど名乗っただ…
飲食店をやりたいという夢を持っている人は多いですよね。ですが飲食店は物販のお店に比べて設備投資や衛生管理の許認可という壁が立ちはだかります。カフェ開業の本をパラパラと見て「ああ、やっぱり今の自分には無理だ」と少し落ち込み…
アートの世界は長い間忘れていた無邪気さや“やんちゃさ”みたいな子供の頃あった遊び心を呼び覚ましてくれるようだった。ちょうどその頃から写真を撮り始め「自分もいつか個展をやってみたい」と漠然と思うようになっていった。それはい…
自分が写真展をするなんてと思っていた頃から実際に開催するまで約1年。ものごとが良い方向へ動くときは一気に動き出すのだと感じました。「君がやっていることの意味を人が理解するのは300年後だろう」出版関係の方からそう言われた…
海外旅行に行き始めた頃はとにかくビビりまくりで、初めての海外が27歳の時。いい年した男3人で、大手旅行会社の台湾3泊4日ツアーに参加するというものでした。ただ、そんな臆病な僕でも海外に何回か出ていると「有名観光地を巡るだ…
起業して3年、がむしゃらに働きやっとの思いでつくり出した、自由な時間。しかしそれも「もし再び仕事が上手くいかなくなったら」という恐怖心から、結局はまた仕事に使うだけとなり消えてしまった。いま思えば必要のなかった「提案資料…
ずっとロンドンに滞在していた。表向きは今後の研究や仕事に関するリサーチのため。でも実のところ、その本当の目的は「誕生日に日本にいたくなかったから」。毎年6月が来ると、誕生日という一年で一番憂鬱な日がやってくる。40あたり…
「パパがお仕事がんばってくれているから、ママたちはご飯が食べられるんだよ」と妻に言われている娘は、いつも仕事ばかりしているぼくに「公園に行きたい」とは言えなかったのだ。あぁ、ぼくは何も分かっていなかった。妻の気持ちも、娘…
あなたが最後にスケッチしたのはいつでしょう。小学校のころまでは、誰もが図工の時間に絵を描いていました。自宅でラクガキをして遊んだ記憶もあるでしょう。いま女性を中心に、あるスケッチ活動が盛り上がっています。そのキャンバスは…
すべて上手くいかなくなって初めて「私は何がしたいんだろう?」と考え直さざるをえなくなりました。仕事を辞め毎日ぼーっとしながら、考えて考えて考え過ぎて疲れきった頃に少し肩の力が抜けて、「そうだ、私は食べることもごはんを作る…
「来月までやってダメなら、会社を清算する」覚悟は決まった。思えば最初からそのつもりだった。会社の運転資金が尽きたらゲームオーバー。作った会社を清算して就職しようと思っていた。悔しいけど、就職することで家族の生活を守ること…
身近に植物を感じると自然と心と体が楽になるもの。緊張がゆるんだり、呼吸が深くなったり、時にはひらめきがわいたりします。医学の父ヒポクラテスも「自然から離れると病気に近づく」と話しています。もともと人間は自然の摂理に従えば…
愛してるふりくらいでは写らないでしょう。愛してるつもりでも無理。そんな甘くはないのです。いくらプロとはいえどんなに頑張ってみたところで、素人のホンモノにはかなわないこともあるのだと思っています。だからこそ撮影現場には心か…
今回はきっとどなたにでもできるであろう動物たちのつくり方をお伝えします。動物に惹かれるのは顔やかたちがユニークなところ。連れて歩きたくなるような、心惹かれるどうぶつを探してみよう。ヘンテコなかたちでも、ぶさいくでも大丈夫…
会社を飛び出すように辞めて6年が経とうとしている。あれから始まったサバイバルのような日々を思い返すと胸の奥がグッと苦しくなる。今は起業した会社もなんとか軌道に乗せることができ、最愛の妻と幼い娘ふたりと穏やかな日々を過ごせ…
何を撮ろう、どう撮ろう? 頭だけで考えすぎてばかりいると、人工的なつまらない写真が仕上がってしまいますが、受け取るとか、委ねるとか、自分でコントロールできない大きな何かに任せて、感謝と畏敬の念を持ちながらシャッターを切る…
入社して2ヶ月足らずで「辞めようと思います」と上司に直談判。すると自分の採用を担当した人事の方と面談する機会を頂きました。事情を説明すると「小山の本気でやっているところをまだ見ていない気がしている」そう言われてはじめて …
舞台に上がって緊張する時や、普段でも相手と面していつもの自分でいられなくなる時、どうしよう、どこを見たら良いのかな、手汗、体の萎縮などのいつもと違う状態になることがあります。そういう時は今見えている中で自分が心地よいと思…
他者の行動をコントロールできないことは、誰もが分かっています。分かっているはずなのに、なぜ自分たちの期待を押し付けてしまうのでしょうか?それは逆説的ですが、私たち自身が他者の期待に応えようとして生きているからです。他者か…
恋人同士の間でも、あなたが交際相手のことを考えず一方的に自分の欲求ばかり求めれば、そのうち誰からも相手にされなくなるでしょう。人は孤立しては生きていけないのです。互いに「相手のために自分が何ができるか」という発想からスタ…
「陶酔も十年つづけば、覚めた瞬間がやって来る」これを読んだ時、なんだか私のことを指しているようでドキッとしました。もしかしたら10年目、私にも「その瞬間」が来るのではないかと落ち着かない気持ちになったのです。どうせもやも…
前の会社を辞めたときから、自分の中がからっぽな気がしていました。職業訓練を経てもそのからっぽは消えなかったのに、切り絵をやっているときは、刃物で細かい作業に集中するということもあり、からっぽなことを忘れていました。 リセ…
小学校のお道具箱。転校したきた私は、みんなの黄色のお道具箱が華やかに見えて、うらやましく思っていました。両親に黄色のお道具箱を泣いてせがむと、父親は「あっちゃん、お父さんが作るよ」それからはお道具箱が出来上がる日が楽しみ…
結局アナウンサー試験は全滅。他業界の企業に就職した私は、30代になった頃、やっとラジオで話す機会を得ました。話し始めた頃、トーンを上げて可愛らしい女性をイメージするような声で話していました。ラジオを聴いてくれている友だち…
子どもにとって親は一番身近な人生の先輩であり、モデルです。その人がどんな表情で、どんな言葉を話し、どんな行動をしているか。当然、影響を受けます。子どもが「早く大人になりたいな」と思うか、「大人になっても何も良い事なさそう…
「チアを始めたばかりで全然踊れないのです」挨拶すると、高橋さんは「私なんて50代でチアを始め、今は60代なのよ!」一瞬で度肝を抜かれた瞬間でした。まさか50代から始めたとは! 想定外でした。私の時代では、チアは10代から…
映画都市・東京には、素敵なオリジナリティのある映画館がたくさんある。こんなに多くの個性的な映画館があるのに、行ったことがないなんて本当にもったいない!それぞれの映画館の雰囲気も楽しむつもりで東京映画館散歩に出かけてみては…
東京に住んで早いもので14年。都会の暮らしは馴染みつつあるものの、「もっと自然に囲まれた暮らしがしたい」と思うようになり、そのヒントが得られればと島に向かった。この旅で、私は何度も都会ではなかなか得られない「本能が震える…
世界の絶景や、世界の食事、世界の人々に会いたくて、旅に出たけれど、500日もの旅路は、「どんな暮らしが幸せなのか」を考えるきっかけになりました。働くこと、住むこと、食べること、これらをリセットして、考え直してみる。日本の…
一人旅はいつでもできるけれど、親を連れていくのはいつでもできるわけじゃない。当然親の体力だって落ちてくるし、体力がなくなれば誘っても「もう無理」と言われるかもしれない。親孝行には期限があるのだ。「いつか」と思っていると、…
「えっ、お醤油って自分で作れるの、どうやって作るの?」けっこう驚かれることが多いです。自分でお醤油をつくりはじめて6年ほど経ちますが、自分の手で作ったお醤油は、とてもかわいくて、不思議な美味さにどこかワクワクする喜びを感…
よいファシリテーターの条件のひとつは、決まった時間内に滞りなく予定どおりにプログラムを終了させること、と思い込んでテキパキ仕切っていました。そのため少しでも予定より遅れてくると「うまく進行できずに失礼しました」とお詫びを…
いろんな物やサービス、いつでもつながれるネットワークがある今、私たちは無意識のうちに刹那的に寂しさを埋めてくれたり自分の問題を責任転嫁できるようなツールに流されたりしがちです。でも、そのツールに自分の身を預けてしまうと、…
本当はこの家に戻るべきか、すごく悩んだ。安定してしまうんじゃないか。守りに入り、新しいことに臆病になるんじゃないかと。脱サラして、今は社会的に何の看板もなくて、全く無名のただのおばさんになって思うことは、失うものなんて、…
編集者としての会社員生活を辞め、フリーランスで活動を始めた矢先のことです。私はとにかく働くことでしか自分の存在価値を見出だせなくなっていたので、許容量以上の仕事を受けていました。「なんでこんなになるまで放っておいたの!」…
なぜ、にぎやかなワークショップが良いと考えていたのか。きっとそれは自分を基準に考えていたからかもしれません。たぶん今、社会人の方が小学校から高校で受けた授業のほとんどが、講義形式の授業だったのではないでしょうか? 先生の…
しかし今まで蒔いた種から小さな芽が吹きだしてきていた。自分らしくやっていけばいいんだと。人がなんと言おうとも、本当に自分が良いと思えることを、楽しめることを、喜びを感じられることを仕事にしていこうと思った。感じるままに、…
すると、声は呼吸とともに飛びはじめました。今までにない高い音もスッと出たのです。ご本人もまわりもびっくり。あまり元気のなかったお顔が、ぱあっと明るくなりました。頭で考えず声を身体の呼吸のままに任せてしまうこと。良いイメー…
そのオフィスの起業家たちは本当にキラキラしていて、仲間も多くて、今まで会った人たちとは違う空気感を醸し出していたの。本当に社会のために力になりたいと。困っている人を助けたいといった志の高い人ばかりで、圧倒されてたような気…
ヒーローの数に比例して、各ヒーローの持ち技などを読んでいくと、かなり長い時間になるのですが、よく集中して聞いているので、私の方が集中切れして、「今日はダイナまでね」と読み聞かせを終了させてもらうことも多くありました。それ…
仕方ないわ、生きていかなくちゃ。20歳のわたしにとって、このソーニャのセリフは呪いのようだった。人生はそんなにつらく苦しいものなのだろうか、と。でも年齢を重ねた今、またちがう意味で衝撃をもってこの言葉を受けとめている。 …
不思議なもので発声する時にあまり考えずに思い切ったほうが良い声になります。良い声が欲しい、さっきうまくできたから今度も同じようにしよう、自分の声を聴いて判断しよう、などとあれこれ思いながら始めると、ほぼうまくいきません。…
同世代の友人はどこか私が遠くに行くような予感がしたのか、否定的だったの。でも娘だけは、「お母さんなら大丈夫」と。若者の中でもやっていけると再び背中を押してくれたのね。「新しい働き方がそこにある。きっとヒントが隠れている」…
「実はわたし、結婚するの」おだやかな昼下がり、晴天のヘキレキだった。独身仲間の友人がまさかの結婚。残されたホウシさんははたしてどんなリアクションをとったのだろうか。友人は少し困ったような顔。いつ言おうか、ずっとタイミング…
でも今、大人になった娘が、私に言うの。「親バカしてないで、自分を磨け」ってね。子供が母親に向かってのアドバイス。ある意味すごいよね。なるほどと思うけど。守ってあげなきゃって必死で育てた母親としての記憶を、軽やかに乗り越え…
はなうたが出る時の心の状態は、安定して満たされている状態だと思っています。家の中で誰かがはなうたを歌っているときに部屋を満たす空気は幸せなものですし、家の中がピリピリ、ギスギスしている時には、はなうたなど出てくることも許…
それを聞いた瞬間についアドレナリンが噴出してしまいました。私が骨董にのめり込んだのは、部屋置きの棚を買おうとぶらぶらしているうちに、何気なく近所の骨董屋さんへ入ったことがきっかけ。選んだのは120年ほど前に東北で作られた…
せめて前向きに転職活動に精を出そうとするものの、ポーズだけで今ひとつ本腰が入りきらない。不安に後押しされて、転職活動を一旦やめてみることもできない。そんなわけで、一発逆転の「よい知らせ」どころか、ダメ通知すら来ない、そう…
ずぼらな私が、自分が楽をしたいという発想から実践してきた子どもたちへの関わりと、その結果育まれつつあるであろう自立心についてのお話です。もしかしたらそのようなスタイルを、自分勝手、母親の自覚がないと思う方もいるかもしれま…
30代になると社内でのポジションも変化し責任も変化する。立場が上がるにしたがって会社で失敗したときのリスクが高くなります。 だったら、自分たちで「失敗しても許される場」をつくろう! 知見ある人を招いて「勉強する機会」を…
あらゆる人に筋トレをしていることを公言しましょう。このときに、「ダイエット中」という言葉は使わないこと。人によってはダイエットなんてする必要ないのに、などと言われせっかく高まったモチベーションが下がる可能性があるからです…
吹雪いて視界が悪くなっていく、雪山の天気の急変を体感する中で、「ここにいたらやばいぞ」という自然への怖さを学ぶこともあるでしょう。海では、足のつかない場所でヒヤリとした経験や、波に体をひっぱられる経験から怖さを学び、危…
そんな日々を繰り返すうちに、ドラマを消費するよりもドラマを作ることが楽しくなったのです。今年の夏に帆船「みらいへ」を借りてイベントをやりました。伝えたいことは体験する楽しさ。ひとりひとりが、自分自身が主人公の物語を生きる…
西脇京子(イタリア文化愛好家)「イタリア語で失恋って言葉はないかも。なんていうのかわからないわ」恋愛と言えば失恋の記憶しかないと言ってもいい私にとって、それは衝撃的な発言でした。恋人との別れという悲しい経験を表す言葉がな…
カラダを鍛えると自然と心も鍛えられてきます。仕事や人間関係など日々悩むことはたくさんありますが、そんな時は頭を空っぽにするためにも筋トレ。そうすると疲れてヘトヘトになって夜もぐっすり眠れて、意外と悩んでいたことがちっぽけ…
普段あるものがなくなった時。それらがどれほど有難いものであるかを知ります。我が家は毎年3月11日に、家族でキャンドルを灯して夜を過ごします。もしも、家族の誰かが欠けてしまったら… と想像することは、家族が元気でそろってい…
帆船に乗り始めたのは、仕事が忙しくなりすぎてしまったから。好きだった仕事をキライになってしまいそうだったからです。帆船という「非日常」の世界が自分の中で生まれたことで、「日常」をもより楽しく、楽に生きることができるように…
いっぱいいっぱいで、常にもがいていました。何かを掴もうと、手当り次第いろんなことに手を出してはみるけれど、触れても温度を感じない、雲や霞や蜃気楼を探っているような感じ。しかしこのような状況こそが、今自分が行っているアート…
海に出ることは自分の立っている場所を確認する、ぼくにとってはそんな意味もあったのです。日常の時間の中でも「知っている」と思い込んでいることを、本当はどのくらいの深さで知っているのか、そんなことも考えるようになりました。世…
あなたは、「ゴールデンエイジ」という言葉を知っていますか? 「10歳までの幼少期に神経系の成長が決まってしまう。だから小さなお子さんにはさまざまな運動に触れさせたほうがいい」、というお話です。うちの主人は、幼稚園で体育指…
「箱庭が作り手の内的世界を表すなら、この模型もイサムの孤独さを表している気がしてならないんだ。彼の描く地球の未来は終末的だし、この盛り土でぼんやり口を空けた顔はイサム自身ともとれないか」この日はやけにヒノキ…
食事はおいしい方がいいし、シャワーだって毎日浴びられた方がいいに決まっています。でも自分たちが航海を通じて乗船してきた人たちに何を伝えたいのか、何を感じて欲しいのか、そこを外してしまって上辺だけの快適さを追求するのは本末…
「いや、自分が芸術家だなんて。ムリムリ。そんな大層なことは私にはできないです」好きだったからとかうまいからということではなくて、ただ出したかったのです。これから生きていく上で、「自分が望むものを自分で創れる」人間になりた…
専門家じゃないけれど、好きだから、気になるから、という理由だけで見に行ってみる。実際に行ってみて、自分の五感をフルに使って感じてみたい。そう思って、旅先の街で気になる建築物を調べては、これまでいろんな国の建築を見に行って…
子育てを始めた頃。私は、何をするにも初めてで、新しい試みに対して、心配や不安が勝ってしまう、ネガティブ&フットワークの悪い新米ママでした。旅行に行くにも、道中の車内で長男が泣きじゃくったらどうしよう… とか、旅先で熱を出…
波を被り、風に煽られ、大変な状況で船を動かしている時に、キチンとした温かい食事がとれるというのは、気持ちをリセットさせて落ち着かせるのにとても効果がある。船に長く乗っているうちにぼくはそう感じるようになったのです。しかし…
わたしのスーツケースが、出てこない。これがロストバゲージか…。まさか自分の身に降りかかるなんて想像すらしてなかった。もうわたしの気力は昨日の空港での交渉と、予期せぬイギリス宿泊で全て使い切ってしまった。重なるときは、いろ…
「もう学校へはいかないっ、みんな大っ嫌いだっ」下校した長男が玄関で泣いて暴れたのは、彼が4年生の冬の日でした。初めてのことに、私は驚きと戸惑いを制して、彼の心が収まるのを待ちました。その間にも、彼はランドセルを玄関に投げ…
海以外にも、見えないコミュニティーはたくさんあるのではないかとぼくは思います。その誰かが取り仕切るわけではなく、キチンとした組織があるわけでもない。愛情や情熱を持った人たちが造り上げて、維持し続ける、そんなゆるやかなコミ…
ついに行ける初めてのルーヴル美術館。普通に回ったら、そもそも回りきれない上に疲れるとは何事なのか! アートを鑑賞するのに疲れるなんて。高まる気持ちの反面、あることを決めた。ひと通り観るのをやめよう。回らないエリアを思い切…
ケージは演奏家が演奏しないかぎりこの音楽は始まらないと言ったんだ。でもこれを見てくれよ。作詞・作曲、そして生演奏なんてテロップが入って無音の音楽を紹介しているんだ。カラオケを文字通り実践しているんだよ。この通り空のオーケ…
大恋愛の渦中にいる時、人は喜びの量に眩暈すら感じるものなのだと知ったのは、彼(主人)に出逢ってからでした。25歳だった私は、12年つき合っていた人と別れて、つき合いはじめて2週間の彼と結婚することを選びました。「まっすぐ…
夜の暗さを体で感じる機会は、街で暮らしている人にはそう多くない。街灯のない田舎で暮らしていたとしても、闇の中にあえて身を置いて時間を過ごすということはあまりないのではないでしょうか。自然のサイクルの中から見えてくるものが…
数を追う旅より、ゆっくりと自分の心の動きを感じながら旅をしたい。同じ場所に行っても、「見ただけの記憶」と「強く感じた記憶」では、その後の記憶の残り方が全く違うのを知っているから。心にもゆとりがないと、きっとその「動き」は…
「大人になったとき、自分の助けになれば」コツコツ続けた10歳からの貯金が、自分にとって「一生楽しめそうなもの」との出会いをつくってくれました。「子どもはいいよな」なんて言う大人には、絶対ならないような生き方をしようと決め…
陸から国境を越える時には、不思議といつも緊張してしまいます。それと比べて、海から他の国に入ることはいつも、どこか明るくて開放感を感じます。それは道路の検問所がなにかを防ぎせき止めるための場所なのと比べて、港は様々なものが…
なぜ、そんな器用なことができるのだろうか。しゃべり過ぎて手元が止まったままの光景ならよく見かけたことはあるけれど、みんなが実に器用に「おしゃべり」と「食べる」に同じエネルギーを注ぎながら時間が進んでいた。 TOOLS 3…
初めての、自分100%の本。こんなに嬉しいものなんだ! 文章や、イラスト、そして写真など、何か自分の中にうずまくものを、世の中に発信してみたい。でも、入り口がわからないし、いきなり出版社に行く勇気もない… な…
「やっぱり早く着きたいし楽だから直行便がいいよね」なんて声をよく聞く。 直行便がある都市へ行くというのに、何を好き好んで乗継便を選ぶの? と言われそうだが、最短距離を追い求めている時には出会えないこともある。 TOOLS…
約2年前に日本に帰って来て以来、海外赴任に代わる次の夢として何を設定すれば良いのか、つかめずにいます。 TOOLS 28 人生の冬の過ごし方 坂本那香子 (「母になる。海外で働く」「シンガポール子連れ赴任」) ーーー 自…
受け入れて感じつくして手放さないと、どんどん滞留していきます。 TOOLS 27 書いて優しく感情を解き放つ方法 マチダミキ ( コーチ / 一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会 認定講師) ーーー 自由に生きるた…
声楽講師が語る「諦めないで、楽しみましょう」 TOOLS 26 子どもがいてもコンサートに行きたい 金子陽子 ( 声楽講師 / みちるとひらく 主宰 ) ーーー 自由に生きるために 生の音楽を聴いて細胞をリフレッシュ…
ひとつの作品に足を止める時間が、カメラの有無で格段に変わります TOOLS 25 子どもの観察力を育てる方法 あおきようこ ( 子どもと一緒にカメラであそぼ ♪ 主宰 ) ーーー 自由に生きるために 子どもにカメラを持…
90代のガールズトーク、その中身。なぎなた女子の場合 TOOLS 24 年上の友人の作り方 あぶかわのりこ(なぎなた女子) 自由に生きるために 敬意と好奇心をもって異文化コミュニケーションを楽しもう —- 9…
自分の思い込みによって運命を見逃してないか再検証が必要 TOOLS 23 飛行機で寛ぎつつ運命の人と出逢う方法 坂本 那香子(「母になる。海外で働く」「シンガポール子連れ赴任」) 自由に生きるために メイクを落としてジャ…
目が真っ赤だったら、もう一度個室に戻って、深呼吸を繰り返します TOOLS 22 涙で天の裂け目を繕う方法 坂本 那香子(「母になる。海外で働く」「シンガポール子連れ赴任」) —- 自由に生きるために くやし…
何を隠そう、私の家は八百屋。常に溢れんばかりの野菜がたくさんあるのです。こんな贅沢な環境で、野菜を捨てずに効率よく摂取できる方法を考えていた所、辿り着いたのがスムージーだったのです。まずは、自分のライフスタイルを見つめ直…
自分があれだけ調べて考えて選んだのだから頑張ろう TOOLS 20 後悔しない道の選び方(後編) 舛廣純子(フリーランス キャリアカウンセラー) — 自由に生きるために 自分の意思決定スタイル(くせ)を知ろ…
自分で決められない人たちには4つのタイプがあります。進学、就職、退職 TOOLS 19 後悔しない道の選び方(前編) 舛廣純子(フリーランス キャリアカウンセラー) — 自由に生きるために 自分の意思決定ス…
有機栽培でミネラルが多いとか、瀬戸内の日光の強さだとか、掘りたてだったとか TOOLS 18 人生で一番おいしいニンジンの食べ方 モトカワマリコ(フリーランスライター) 自由に生きるために濃い体験は好悪をふっとばす ニン…
巨人が自分達を守ってくれたら、こんなに頼もしい TOOLS 17 子どもの目線で見える世界 あおきようこ (子どもと一緒にカメラであそぼ♪ ) ーーー 自由に生きるために 子どもが撮った写真を丁寧に眺めよう ーーー 子ど…
なぜ頑張ってもうまくいかない日があるのか。バイオリズムに関心を持って勉強しました TOOLS 16 マイ暦のススメ 仲村和泰(建築家) — 自由に生きるために タイミングの良い日を知り、活用しよう ̵…
聞き手が自分の言葉を受け取ってくれると信じられると、壇上から眺める景色はとても穏やかに映ります。 TOOLS 15 友達と話すようにプレゼンテーションする方法 むらかみみさと ーー 自由に生きるために 笑顔で自分を楽にし…
恐怖の裏には、強い関心が生まれるものなのかもしれない TOOLS 14 弱虫を退治する方法 モトカワマリコ (フリーランスライター / エディター) — 自由に生きるために 挑戦は、いつでもやめられると思って…
見方を変えると短所も長所に早変わりです TOOLS 13 自分を好きになるリフレーミング 舛廣純子(フリーランス キャリアカウンセラー) — 自由に生きるために ものごとを反対側から見てみよう …
好きなものを真ん中にレイアウトしよう。大切な物を移動するだけ TOOLS 12 自分の空間をつくる方法 仲村和泰 (建築家) ーーー 自由に生きるために 好きなものを真ん中にレイアウトしよう ーーー 今住んでいる家もしく…
海に出るつもりなんてなかったけれど、内なる衝動に身をゆだねた TOOLS 11 帆船のはじめ方 田中稔彦(海図を背負った旅人) ーーーー 自由に生きるために 内なる衝動と向き合おう ーー ーーー 先日、世界一周に旅立つ友…
暮らしを愛することにつながっていく、うつわについて TOOLS 10 うつわの選び方 中村 真美 ( 雑貨販売職 ) ——- 自由に生きるために 「うつわ」を選ぶことで、なりたい自分を決めよう …
なぜ自由に生きられないのか。心地のナレッジを活用しよう TOOLS 09 幸せ貯金思考 大畑慎治 (ここちすとスタジオ 代表 / ここちすと®) ——- 自由に生きるために 心地のナレッジを活用…
新しいことを始めたいのに、一歩を踏み出せない。「人の縁」と「なんとなく」で始めてみよう TOOLS 08 なぎなたのはじめ方 あぶかわのりこ (なぎなた女子) 自由に生きるために 「人の縁」と「なんとなく」で始めてみ…
元気が出るのと反対に、眠くなる本というのもあります。眠くなる本は悪い本なのでしょうか。いやむしろ、自分にとって必要な本だという可能性も大いにある。自分にとって耳の痛いこと、つまり自分を大きく変えてしまうような内容の話を聞…
おいしいが同じ人を大切にしよう。トマトソースの作り方 TOOLS(ツール)とは 「好きを活かして自分らしく生きる人たち」「大きなものに寄りかからず生きる小さな表現者たち」そういう人たちに向けて、「知っておくと暮らしが面白…
麹をつかって手づくりしよう。はじめは苦手意識がありました。 地球にやさしい甘酒作り やさしいくらし研究室 醗酵菜食料理研究家 安房滋子 自由に生きるために 麹をつかって手づくりしよう すさまじ…
自由に生きるために 欲しい服がないなら、自分で作ろう スカートがない 中年になると、巷で売っているスカート、若い人向けのデザインって、着られたとしても居心地が悪い。無理して若いカラに潜り込んだ中年の肉体がムズムズする。見…
自由に生きるために 手間を惜しまず丁寧に伝えよう 喜ばれる贈りものとは たとえば、あなたがもらって嬉しかったプレゼントは何ですか。それはもしかしたら時間なんじゃないか、という話をします。 働くことは、贈りも…
自由に生きるために 最低限の最善から、始めてみよう ジグソーパズルが好きである。何年かに一度は数千ピースの大作に挑みたくなり、1Kしかない部屋の床に新聞紙を敷いて、足の踏み場所もない窮屈さに耐えパズルと向き…
自由に生きるために 独特なにおいを発していこう 苦手な隣人たちと、どうかかわるか 夏。蚊に刺されず、彼らとも仲良く暮らしたいなと思うわけです。地球はみんなのもの。血をみる戦いなどしたくない。普段、ある程度は、蚊に刺される…