手柴有喜

手柴有喜

(てしば ゆうき) 日曜作家 / 日曜美術家 1981年、東京生まれ。幼少期にノストラダムスの大予言を妄信して90年代は諦念を抱きながら過ごす。多感な思春期を棒にふるう。大学時代に現代美術と出会い、美術の自由度の高さや着眼点の多様性を学ぶ。2007年、かつて不遇の10代を過ごした学友たちと思春期を取り戻すための美術運動『teeen project』を発足。「美術」という免罪符を盾に中学生を対象にした高校説明会に中学生として出席し、失われた思春期の補完に成功する。以降、ゲリラ的に体操着姿で組み体操のパフォーマンスを決行したほか、学校の敷地内に秘密基地を建て河川敷で拾って来たポルノグラフを隠すなどして幼児退行的生活にうつつを抜かす。現在は社会人としてWeb業界で働きながら、ときどき美術活動する生活を送っている。

現代美術私観 J・ケージならどうする?

TOOLS 37 現代美術私観 – J・ケージならどうする? – / 手柴有喜(日曜作家 / 日曜美術家 )

ケージは演奏家が演奏しないかぎりこの音楽は始まらないと言ったんだ。でもこれを見てくれよ。作詞・作曲、そして生演奏なんてテロップが入って無音の音楽を紹介しているんだ。カラオケを文字通り実践しているんだよ。この通り空のオーケ…