TOOLS 115 理不尽なクビ宣告からバリキャリ女はどのように生還したか / 吾郷智子(ポジティブ心理学研究家)

吾郷智子eggs_emotion「つまり君は、この会社にとって害になっている、そういうことだ」ある日、人事部長から突然告げられたのはまさかの「退職勧告」。事実上のクビ宣告でした。「ちょっと待ってください、まったく納得がいきません!」私の声はブルブルと震えていました。都内の外資系メーカー
理不尽なクビ宣告からバリキャリ女はどのように生還したか

吾郷智子 ( ポジティブ心理学研究家 )


自由に生きるために 
困難の乗り越え方をマスターしよう

..

困難や逆境は、できれば経験したくはないもの。

ただこの歓迎すべからぬ「ネガティブ体験」、実は決して悪いことばかりではありません。「ピンチはチャンス」とはよく言いますが、ネガティブな体験をきっかけに

・それまで眠っていた自分の内なる力に目覚めたり
・思いもしなかった新しい人生の可能性が開かれたり

なんてことは、誰にでも起こりえます。

私はいま「ポジティブ心理学」の研究と実践に携わっています。しかし、この「ネガティブ体験」がなければ、その後わざわざイギリスにまで行って学び、その世界に深く関わって生きようなんてことは考えもしなかったでしょう。

そんな私の人生を大きく変えた体験が、理不尽にやってきた「クビ宣告」。予期せぬ困難に突如巻き込まれた私が、その渦をどうやって乗り切り、そこから何を得たか。

今回はその時の自身の体験から人生を変える気づきを得るまでを、4つのフェーズにわけてお話しします。

.   

突然のクビ宣告

.

「つまり君は、この会社にとって害になっている、そういうことだ。」

数年前のある日、上司である人事部長から突然告げられたのはまさかの「退職勧告」。事実上のクビ宣告でした。

「ちょっと待ってください!まったく納得がいきません!!」

私の声はブルブルと震えていました。

都内の某外資系メーカーに、人事スペシャリストとして転職してからの約半年間、採用業務や社内教育など、人事部の一翼をほぼ一手に担い、自分で言うのも何ですが、誰よりも会社に貢献してきたつもりです。他部署のシニアマネージャー達からも前向きな評価を受けており、会社に不利益を与えたことなんてこれっぽちも思い当たりません。

「害になるというなら、その根拠は何なんですか?」

すると部長は1ミリの表情も動かさず、こう言ったのです。

「君は、この会社の風紀を乱している。」

「風紀って…… 一体どういうことですか?!」

意味不明のその言葉に、私は思わず声を荒げました。

「つまり、君はこの会社に対する不満不平を撒き散らし、他の社員のモチベーションを著しく低下させている。」

「おっしゃっている意味が全くわかりません!」

「とにかく、この件は社長も承認済みだ。とりあえず君には3日ほど猶予を与えよう。それまでに正式な退職の意思を伝えること、以上。」

その時、自分の身に何が起こっているのか、私には全くわかりませんでした。頭の中はすべて真っ白で、かろうじて認識できたのは、何か常軌を逸した出来事が自分の身に降りかかってきた、そのことだけでした。

その後部長は、私が正式に退職の依頼に同意するまで、別室にこもり待機するよう命じました。そしてその間は、社内、社外の誰とも接触をせず、PCや会社の携帯の使用も許可しない、そう念を押して。

こちらから見ればまさに青天の霹靂。
けれどその予兆は、もうとっくの昔に始まっていたのです。

.   

.   

バリキャリのはずが、パワハラへ

.

部長からのサイコホラー並み(私の体感では)のパワハラが始まったのは、ことの約1ヶ月ほど前。

私の3ヶ月後に人事部に入社したその新しい部長は、誰もが知る一流企業出身で、数々の名のある企業を渡り歩いてきたまさに華麗なる経歴の持ち主。頭が切れ、ユーモアあふれる温厚そうなその人柄の裏で、まさかジキルとハイドばりの二面性があるとは、当初は思いもよらないことでした。

ちなみにその頃の私といえば、高校教師という異業種からの転職を果たし、「ここで実績をつくり、ゆくゆくはグローバルなバリキャリになるぜ!」という(今となっては暑苦しい)目標に向かって、「社畜」よろしく昼夜問わず仕事に打ち込んでいました(働きかた改革の今となっては全く推奨されませんが…)。

実際、仕事は確かにきつかったものの、責任ある職務を任され、社内のトップにいるマネージャーたちとがっつり仕事で関わることができるこの仕事に、当時の私は心からやりがいを感じていました。

部長からのパワハラは、そんなゴリゴリな勢いで「グローバルバリキャリ」路線を突っ走っていた最中に始まったのです。

「え… 何これ……? 」

ある朝、そのメールを開いた瞬間、私は絶句しました。

改行スペース一切なし、MS明朝体12ptの文字がびっしり埋め尽くされた長文メール。送り主は部長。そこには私に対するネガティブな言葉が事細かく書き込まれていました。

そんな上司からの小論文さながらの長文メールはその後も日に何度となく続き、その内容の酷さもますますエスカレートしていきました。

しかも気味が悪いのは、暴力的なメールの内容と対面で話すときの部長が、まるで別人だったことです。あれだけの罵詈雑言を書いておきながら、実際に話すときはいつもの穏やかな部長のまま。そのギャップに私はゾッとしました。

部長からの事実上の「クビ宣告」は、そんないやがらせに私が心身共ぐったり疲れ果てた頃に起こったのです。

.   

.   

乗り越えるまでの4つのフェーズ

 

さて、理不尽とも言えるこの状況を、私はその時どうやってくぐり抜けたのか?

その時の経緯をマトモにお話しすると、小論文どころか長編小説になってしまいそうなので、その時の出来事(AからJまで)をざっと4つのフェーズに分けてお話しします。
.
.

フェーズ1.   衝撃から混乱期 (頭グルグル期)事後2-3日くらい

文字通り、出来事に直面した直後の「何が何だかわからない」状態に陥っている段階。いわば混乱の「渦」の只中にいて身動きが取れない状態。まともな思考が機能しにくく、恐怖や不安といったネガティブな感情に囚われ、頭の中でループし、さらにそのネガティブ感情の渦の中に飲み込まれてしまいそうになる。

A.  突然の退職勧告。
ショックでほぼ思考停止。その中、必死の思いで当時仲良くしていた別部署の同僚に電話。その日の夕方、話を聞いてもらい、いくらか気分はマシになるものの、衝撃はおさまらず。

B. 一晩明け、ひとまず出勤。
その日から数日に渡って会社の小会議室(窓なし)に事実上の「軟禁」。会社のPCも携帯電話も没収され、とりあえず1日中、1人悶々と考え続ける。「なんとかしなきゃ」「納得いかない」という気持ちと「自分に落ち度があったのでは」という自分への疑念で頭の中は混沌の渦状態。
.
.

フェーズ2.  リアクション期(なんとかしなくては期)事後3日後〜10日くらい

とにかく目の前の状況に、がむしゃらに対応しようとする段階。一方で思考の方は、いまだ混乱し、情緒的にはまだまだ不安定。前向きな気持ちと、ネガティブな気持ちとがぐちゃぐちゃに交錯し、不安と恐怖につい足を取られそうになることもしばしば。気持ち的には揺れ幅が大きな時期。自分は一体何をしてるんだろう? ここまでやって何になるんだろう? 本当に抜け出せるんだろうか? という疑問も浮かびやすい。

C. とりあえず汚名を返上し、事を阻止すべく行動開始。
今回の理不尽な事実上の「不当解雇」を阻止し、自分の名誉を回復すべく、労働問題を扱う公的機関、法律相談、頼りになってくれそうな知人などなど、証拠としてのこれまでの記録を詳細に書き起こすなど思いつく限りのアクションを起こす。

D. その間に何度か、部長や彼の腰巾着の人事課長から「退職届出せ!」てな感じで詰め寄られるも、私は「納得できません」の一点張りで押し通す。

E.「このまま身に覚えのない汚名を着せられたまま、辞めてたまるか」を原動力にその後も頑張ってきたものの、「ここまでやってこの先一体何になるんだ?」「これに何の意味があるんだ?」という疑問がふつふつとわき始める。
.
.

フェーズ3.  諦め・受容期(やるだけやったしもういいや期)事後10日〜2週間くらい

とりあえずやれるだけの手を打ち尽くした感のある時期。内面的では「これやって何の意味があるの?」とか「自分はこれからどうしたい訳?」といった根源的な疑問が浮かび始めるころ。時間の経過もあり、大局的な視点がむくむく広がり始めるころでもある。頭の中も徐々に整理され、状況を少しずつ受け入れられるようになってくる。

F. 徐々に心身に疲れを感じ始める。たまたま週末、気晴らしに友人と遊びに出かけ、話を聞いた友人が一言。「ここまで頑張ったんだし、もういいんじゃない。これ以上ネガティブな思いを引きずるより、心機一転、新しい方向に目を向けたら?」

G. その言葉に深く納得した私は、「もういいかな」と退職することを決意。そう決めた瞬間、自分でも思いのほか爽やかな気分に。
ただ辞める前に最後、社長に直訴することを決意。自分の身の潔白(?)を証明し、どうせ辞めるなら有利な条件で退職できるよう、長々とした手紙を書く。

H. 週明けの月曜、部長に会社を休むことを伝え、一方で私は、出勤する社長をどうにかつかまえ、手紙を渡そうと早朝、こっそりと会社に向かう。
その後約2時間あまりトイレの入り口に隠れ、社長を待ち伏せする(当然、通りがかりの人に怪しまれる)。

I.  無事、社長と接触成功。手紙を見た社長から、私の退職については何も知らされていないことを聞く。数時間後、事情を知った社長が仲裁し、部長も交えての話し合いが行われ、私の退職勧告は取り消されることに。

.
.

フェーズ4.  変容・洞察期(事の収束から新たな始まり期)事後終了後〜数ヶ月

一連のプロセスの最終段階。それまでのプロセスを通して、そこから内面からの深い気づきを得てゆく時期。本質的なひらめきを得たり、困難や逆境の経験の意味を自分なりに見出したり、学んだりする中で、大きな人生の決断が生まれたりすることがある。

J. 退職勧告取り消しの1週間後、社長への直訴を手助けしてくれた社長秘書の方から直々に後任の指名を頂く。それから約1ヶ月後、私はパワハラ上司とも離れ、社長室へ異動。ベイエリアが一望できる広々した個室をあてがわれ、まさに地獄から天国へ。

がしかし、一見すべてが丸く収まったように見えて、私の内側では大きな心の変化が…。

.   

ポジティブへ3つの「スイッチ・アクション」

 

こうして改めて私がたどったプロセスを眺めてみると、当時はただ必死で行っていたことが、実はネガティブをポジティブにスイッチしてゆく上で、心理学的にも意味のある行動だったことに気がつきました。

その理にかなった心理学的「スイッチ・アクション」というのが次の3つです。

.
.
スイッチ・アクション①
心をご機嫌にする(保つ)ことを意識的にやってみる

これは、ポジティブ心理学的に言えば、ポジティブな感情を高める、ということ。

「え、ポジティブ? 無理だよ… 」とお思いかもしれませんが、実は困難な時こそポジティブな感情が重要なのです。

これは別に無理やり「レッツ・ポジティブ!」ということではありません。一概に「ポジティブな」感情といっても実は非常に多様です。

・喜び
・高揚感
・感動
・愛
・新鮮な驚き
・心がほっこりする

…といったものなど、さまざまな感情があります。

本当にちょっとしたことでいいのですが、

・好きな音楽を聴きまくる
・とにかく友達と話をする
・めちゃくちゃ美味しいモンブランを奮発して買ってみる
・道端に咲く花に意識を向ける
・空を眺める

など、心が少しでも明るくなる方へ、意識して心を向けて見ることが大事なのです。特に「困難真っ只中!」という上記のフェーズ1、2のあたりでは、ことさらポジティブ感情が大きな役割を果たしてくれます。

これにはちょっと訳があって、実は研究でも明らかになっているのですが、ポジティブな感情というのは、私たちにとっては大事な「心の栄養」なのです。心を明るくしてくれる感情は、ネガティブに縮こまった心や頭をほぐして感情のバランスを整え、心身を活性化させ、冷静な判断や前向きな行動を促してくれる作用があるのです。

と同時に、直面している困難から、心理的な「スペース」を与えてくれるため、不安や恐怖といったネガティブ感情の渦に飲み込まれすぎるのを防いでもくれるのです。

ちなみに私は、フェーズ1、2の「困難真っ最中」期、必死の思いで気を紛らわせようとしていました。

友人に電話して延々と話を聞いてもらったり、音楽をひたすら聴きまくったり、映画のDVDを見たりと、とにかく気が晴れそうな事を手当たり次第にやっていました。当時はまるで無自覚でしたが、結果としてこれが目の前の困難との間に、いい感じで「スペース」をつくってくれ、苦しい中でも自分を保てることができたように思います。
.
.

スイッチ・アクション②
人に「助けて」と言う

一見、当たり前ですが、下手すると生死を分けるくらい重要なポイントです。

人間というのは、例えば恐竜なんかに比べれば、はるかにへっぽこな生き物です。それでもここまで生き延び、それなりの繁栄を実現しているのはひとえに「他者と支え合い、知恵を絞りあって協働してきた」からです。ゆえに私たち人間には、他者の力を借りることで、より心の内からパワーアップできる機能を、進化の過程で備えてきたのです。

「誰かに支えられている」「1人ではない」という感覚は、先にあげたポジティブな感情を高め、困難の中で立ち上がる力を与えてくれます。

私は、部長からの理不尽なクビの後、思いつく限りの人に連絡し、相談しました。そこで実感したのは、大抵の人は「助けて」の声に真摯に耳を傾けてくれるということです。本当に救われました。

以上、ここまでの2つのスイッチ・アクションは、困難の只中にあるフェーズ1から2で特に威力を発揮します。

一方で、困難を前向きに転換する上で威力を発揮するのが、次のアクションです。
.
.

スイッチ・アクション③
書く

私は普段から、ノートに何かあると書きつける習慣があるのですが、この時こそ「書く」という行為が役に立ったことはなかったように思います。

フェーズ1、2あたりは、頭の中でうごめくワサワサを鎮めたいとの一心で、とにかく頭に浮かんだことをそのままつらつらと書いていました。それが、フェーズ3、4と経過する中で、自分の内側から発する「声」を自問し、自己と対話するようなする内容へと変わっていきました。

実は書くことには、心を癒し、自己の再生を促す作用があることが科学的にも明らかになっています。「筆記療法」という心理療法があるのですが、これは元々はトラウマを受けた患者さんを対象に始められ、その効果は数十年にわたり広く実証されています。

書くことの何が効果的なのか。いろいろな説明ができますが、一つ言えるのは、そこにはどうやら、私たち人間に備わった「納得したい欲求」が関わっているらしいのです。

これは何かというと、私たちには、ものごとを一貫性のある筋の通った「ストーリー」として理解しよう、というの根本的な欲求があり、それが書くことと困難を乗り越えることの間に関係しているということなのです。

「書く」という行為は、一見バラバラに見える1つ1つの出来事をつなげ、つながりのあるストーリーとして自分の中で再構成し、自己の体験に意味を与えてゆくという、人間の本性に根ざした営みです。

例えどんなに苦しい事であっても、そこに自ら納得できる「意味」を見出すことができたなら、その時、困難は「再生」へと導く「新たなストーリー」へと変容します。
要するに、書くという行為は、こうした自己の再生と理解のプロセスを促す作用がある、そう考えられるのです。

そう考えると、私自身もあの苦しい状況の中、書くことで自らと対話し、自分の「ストーリー」の書き直し作業を繰り返し行っていたのかもしれません。

 


.   

困難が最終的にもたらしてくれたもの

 

こうして「バリキャリ目指して一直線」だった私の人生は、結果として大きく軌道修正することになったわけです。

ちなみにこれは後日談ですが、あの時私を追い詰めたパワハラ上司はメンタル的にはかなり問題があり、自分の部下や同僚を奸策を持って追い出すことで一部で悪名高い人物だったことをある人から聞きました。

それが真実かどうかは別とし、自分のことだけで言えば、元上司に対する怒りは不思議と湧いてこないのです。むしろ、私が真に進むべき方向へと軌道修正へと導いてくれたことに、今では感謝すら感じています。

強引な力技とも言えるあの出来事があったからこそ、それまでしがみついていた「世間的な成功」という未来像が、本当の意味で自分が求めているものとは違っていたことに、私は心から気づくことができたのです。

「これからは、自分が本当に望む方向に進もう。」

本当に大切なのは、内から自然にわき起こる好奇心と学ぶ意欲をエンジンに、自分ならではの人生を歩むこと。

そう気づいた私は、この事件の2年後、自分の意思で会社を辞め、ポジティブ心理学を本格的に研究するためイギリスへと旅立ちました。

人間は得てして、順風満帆な時はあまり学ばないものです。一方、辛く困難な経験は、往々にして私たちに多くを教え、生きる上での智恵の獲得へと導いてくれます。

19世紀のドイツの哲学者、ニーチェはこんな言葉を残しています。

” That which does not kill us, makes us stronger ”
(生あるかぎり、困難は人をより強くしてくれる)

この言葉通り、人間にはどんな困難からも学び、前向きに転換できる底力があります。このことは最悪のクビ宣告から約10年経った今、確かな実感として、ニーチェの言葉とともに、私の中に、くっきりと刻まれています。


まとめ:突然の困難から回復するには?
1.   意識的に心をご機嫌に保つ
2.  人に「助けて」と言う
3.  書く

.
.

<オーディナリー編集部よりお知らせ>

吾郷智子さんが、共著で出版されました。
見つけてのばそう!自分の「強み」』(小学館)

吾郷智子 2020-05-20 14.19.04

この本は、小学生のお子さんを持つ方や教育者におすすめです。現在の日本の教育の問題点は、弱点を克服することにばかり力点が置かれていること。子どもが自身の強みや弱みを含む「自分らしさ」を知ることは、自己肯定感を育て、自分らしい幸せをつかむことにつながります。

.
.


吾郷智子

吾郷智子

あごうともこ。ポジティブ心理学者。早稲田大学で心理学を専攻後、京都市立高校の公民科教諭として主に政治経済、倫理などを担当。その後、「社会を教えているのに、私は世の中のことを何も知らない」と痛感し、自身の世界を一層広げたいと留学を決意。ニューヨーク大学プロフェッショナル学部にて、人事マネジメントと人材開発を学び、外資系企業にて人事(採用・教育)、社長秘書等の業務にあたる。その後、渡英し、イーストロンドン大学で応用ポジティブ心理学修士(MAPP)取得。現在は、徳性としての強み(キャラクターストレングス)を中心に、ポジティブ心理学の実践と研究に努めている。一般社団法人日本ポジティブ教育協会理事。応用ポジティブ心理学修士(MAPP)。共著に『見つけてのばそう!自分の「強み」』(小学館)がある。