【第278話】意見が変わる先生こそ親切 / 深井次郎エッセイ
前々回、矛盾について書いたのですが、もう少し書きますね。 「あの人、意見がコロコロ変わってない?」「だよね、矛盾してるよ」 会社の上司でも、有名人のSNSでも、そう混乱させてしまうことがあります。 ビジネス書の世界で…
前々回、矛盾について書いたのですが、もう少し書きますね。 「あの人、意見がコロコロ変わってない?」「だよね、矛盾してるよ」 会社の上司でも、有名人のSNSでも、そう混乱させてしまうことがあります。 ビジネス書の世界で…
国が、知事が、イベント主催者が…。誰かが責められている場面ばかりで心が傷みます。家族や職場、身近な人同士でも、危機意識の違いでディスカッション疲れがありました。 「もし、自分が国のリーダーだったらどうするだろ…
最近の吉本興業の問題でも「芸人ファーストでいきます」と割り切れたら、どんなに楽でしょう。でも、現場は、経営を考えたら、そう簡単に割り切れない経営陣のジレンマもあるはずです。短期的には収益が下がるかもしれないし、競争力を生…
移行期的混乱の中で求められる学びの場とは、どんなものでしょうか。キーワードとなるのが「アート」です。10年ほど前から、学びの場でも潮目が変わっています。かつては、社会的成功者やマスメディアでの有名人が登壇する講演会に聴衆…
後に残るのが充実感か、罪悪感かを判断するようにしてください。「好き」と間違えて「中毒」を仕事にした場合、長い目で見て心身の健康を害してしまうことがあります。社会的に良しとされているか、は関係ない。「正解は外」ではなく「自…
人間の成熟プロセスから考察する、ヘタウマの魅力。「変わりたい」と心に灯がともった時、成熟のプロセスを思い出してください。変わることは、本当の自分に戻っていくこと。技術を身につけた上で、何も知らなかった子供に戻れた人たちが…
ゾッとしたので、ずっと覚えていて、これはつまり「すべては自分につながっている」という教えです。すべては対岸の火事ではない。実は自分に関係ないことなどないのです。赤い髪の人が攻撃されているのを見たとき、黙っていたのがすべて…
あなただったらこのボタン、押しますか?「押すだけで一億円あげます。ただし見知らぬ誰かが死ぬ」 たいていの人は、即決できずに迷うのではないでしょうか。だから、映画の「問い」としては面白い。そして主人公は、迷ったあげく押し…
どの人間もそれぞれの人生ドラマの主人公で、そのワンシーンを切り取って記録してあげる感覚です。そのドラマの番宣ポスターに使えるくらいの、心を動かす1枚が撮れたら最高だと思っています。光は、すべての存在を、わけへだてなく祝福…
苦手にもかかわらず共存していかなくてはならない。フリーランスの場合は「この仕事は絶対にやりたい。でもどうしても苦手な人がいるケース」です。あなたはせっかく掴んだチャンスを諦めきれないわけですよね。うじうじ考えるとエネルギ…
盗むことができるってことは、遅かれ早かれ他社にやられていたってこと。誰にも真似できないと思っていたけど、それはうぬぼれだった。別に他人が真似できることなら、俺がやる意味がないよね。次は絶対に真似できない、もっとすごいもの…
特定の知識や技術は次々と古くなる。それでも「新しいことを上達させるスキル」があれば、時代に対応していけます。これからは働きかたがより多様化し、会社や正社員という枠組みが拡張して「総フリーランス」な様相を呈してくることにな…
人に行動を促したいのなら、生命力を与える言葉を使うようにしましょう。すべての心配は祈りに変換できるのです。高給や名誉にしがみつかなければ、どこかに自分の居場所はあります。一番のリスクは、仕事を失うことでも人間関係を失うこ…
今はテレビを持たない人もずいぶんと増えてきていますが、ぼくも捨ててからもう8年くらいになります。「なくても全然大丈夫じゃないか! むしろ快適」こういう発見があると嬉しいものです。断捨離とかミニマリストとか、シンプルライフ…
ドラマの中だけで、現実には遭遇しないシーン。そんなベタなワンシーンを求め歩く1人のエッセイスト、深井次郎。今回は、貴重なシーン「年老いた老婆を背負い、横断歩道を渡る」に挑戦する機会がやってきたお話です。無事におばあちゃん…
フリーランスや起業など、独立して生きていく上で、一番大切な能力。それは「助けて」が言えることかもしれません。誰の人生にも、その長い道のりにおいて、大きな谷が何度か訪れます。ずっと平穏に暮らしたいけど、世は諸行無常。始まり…
好きなこと自体が喜び。だからと言ってお金をいただかなかったら、いつまでも「好きなことで食べていく」ことができません。上手に受け取れるかが重要です。お金の抵抗には大きく2つあり、それを解決するために7つのアドバイスがありま…
会社を辞めて起業をする。登るはしごを変えることは勇気がいるものです。20年も苦労して登ってきた高さから、地面まで降りるのですから。こういう大人に対して「見る前に飛べ」「振らないサイコロは当たらない」というアドバイスは無責…
「ゼネラリストはカレーで勝負すればいい」夕飯の買い出しに向かう深井。カレーの美味しさはどこにあるか。それは「複雑さ」です。ゼネラリストの武器は「複雑さ」なのだから、すべての特技を混ぜて、あなただけのオリジナルカレーをつく…
「また同じ波か」「ふふふ、本当に同じに見えるかい?」 マンネリが続けられるのは才能があるから 部屋の中がずいぶん暗い。 「そうか、もう夕方か」 電気をつけるのを忘れていた。 自分と似た人を見る…
コミュニティをつくるリーダーが 考えておきたい「陰の人」の扱いかた 的外れの批判にどう向き合うか 「ブログを書いているのですが、批判のコメントをしてくる人がいます。実のある批判な…
何をやってもいずれ記憶は薄れてしまうし、残らないし、意味があるんだろうか。これが結婚して子どもでもいれば、なにかしら形が残せるので違うのかもしれませんが、なにか残るものを手に入れて安心したい気持ちがあり、資格をとったり…
ペンネームのつけ方いろいろ 「どうやって決めたらいいでしょう」 小説を書き始めたフリーライターのメンバーから、ペンネームのつけかたについて質問がありました。彼女は今までのライター業は本名でやっ…
なぜ説教は伝わらないのか 書く表現といっても、いろいろありますね。ビジネス文書や研究論文から小説、詩などの文芸まで。それら書く表現の中でも、ぼくにとってはエッセイがやはり伝えやすいです。伝えたいメッセージが…
作品を世に出せる人、一生出せない人 作品づくりの足をひっぱるのは、「遊びの誘惑」でしょうか? これが実はそうではなくて、「勉強の誘惑」なのです。 「本を書く」でも「起業する」でもそうですが、な…
なぜ手書きデザインが増えている? 普段、手書きすること、ほとんどないなあ。たまにホワイトボードなんかに書くと、字の下手さ、漢字の忘れぐあいに、照れてしまいます。 自分のノートは手書きでメモしま…
持たざる者の生きる道 経歴詐称をしてしまった経営コンサルタントが話題にのぼりました。それをうけて先週は、どの分野にも「持てる者」と「持たざる者」がいるという話をしました。「持たざる者」が「持て…
ウソで成功するのもつらいよ 自分を飾るためにウソの経歴を書く。そんな経営コンサルタント氏がメディアで報道されたので、この機会に少し経歴について考えてみました。 バレてしまったのは…
「わたしには先生なんて、とてもとても…」 それ教えてみたら? と提案すると、ほとんどの人がこんな反応をします。でも、 何か学んだことがあったら、自分なりに教え始めたほうがいいと思っています。後輩に教えること…
大人の靴が履けるようになるには 「穴があいてきた、そろそろ捨てなきゃな」 ほぼ毎日履いていて4年ほどになる、ぼくのスニーカー。ずいぶん足になじんで、履いてることを忘れるくらいにフィットしています。 居酒屋で…
よくみると変なタイトルがある 本のタイトルはいろいろ、眺めてるだけで飽きません。なんだか変なのもあって、その中のひとつが『「できる!」と言われる人になる本』というようなタイトル。パッと見はよく…
チームづくりで一番大切にしていること 「できれば安定して生きていきたい」 独立しようと決めた動機は100個くらいあるけど、そのうちの1つに「安定を求めて」があったことは間違いありません。 子ど…
本を読んでも内容を忘れてしまう それでも読む意味はあるのか? 本がなんだかカッコ悪かった年頃に どうも記憶力が弱いようで、読んで1ヶ月もたつと内容の9割以上を忘れてしまう。この性質が、20代前半のぼくを多い…
「許可を待つより、後で謝るほうがいい」 極論ですが、これは独立してなにか新しいことをはじめる人たちへのアドバイスです。会社員生活が長くなると、ホウレンソウの徹底を口が酸っぱくなるほどしこまれて、「事前に許可…
それはキミの手柄じゃないぞ ずっと抱えてた悩み。それは餃子がどうしても焦げてしまうことです。適度な焦げならシズル感があるけれど、フライパンに皮がくっつくのは勘弁です。皮が破れた餃子。せっかく具…
人生は思い通りにいかない だからこそ価値があるのだ 新年を迎えると、これから1年の目標に思いを馳せます。あれもやりたい、これもやりたい。去年1年をふりかえっても、できたこともあるけれど、それ以上に持ち越して…
あなたの表現には水が染みますか 土とアスファルトでは、広さが違うように感じます。目の前に広場があって、そこがアスファルトの駐車場の場合、心なしか狭く感じることに気がつきました。同じ面積でも、広さの感覚は違い…
才能を伸ばす先生は、何をしているのか すべての人間関係においてそうかもしれませんが、とくに「教える、育む」を仕事にしている人は、ちょっと意識してみてはいかがでしょう。教える仕事に就く人は、たい…
楽しく続けられる 心身のメンテナンス法を紹介しよう だれしも人生のどこかのタイミングで、己の健康を意識する。ぼくが意識し始めたのは社会人になりたての23歳のころ。朝から晩まで仕事…
「クリエイティブ・パーソンにインタビューをしたいのですが」 オランダの大学に留学し、講義「Enhance Creativity」(創造性を高める)を受けているSさんから連絡がありました。いま研…
だれもが隠れた特殊能力を持っている 「おじいちゃんかと油断してたら、実はプロ選手だった!」 このパターンのサプライズ演出は昔から定番の人気です。ペプシコーラのバスケのCMを筆頭に…
見渡す限りの砂浜から 思わず手にとってしまうもの 「よく見ると、いい感じのがあるよね」 ぼくらはいま、葉山(神奈川県)の海にきています。もう晩秋、11月。砂浜には釣り人がちらほらいるくらいで、…
昔のアルバムどうしてますか? このところまた、部屋のモノを断捨離しています。だいぶ減ったのですが、収納の大きな位置を占めているのが、幼少のころの写真アルバム。今まで手をつけられずにいたのですが…
放っておくと、つい夜更かし。 夜型生活になってしまう体質です。 朝型にしたほうが仕事の効率が上がるのはわかっているのですが、日付が変わる前になかなか寝れません。 べつに夜遅くまで帰れない仕事があるわけではあ…
調子がおかしいときの 振動数マネジメント 「頑張っているはずなのに、やることなすことうまくいかない」 そういう時期がだれしもあるものです。 これって運気が下がっているのかな、と神社にお参りにい…
なぜ飛ぼうと思ったのか それは感覚のレパートリーを増やしたかったから 「なにか面白いことしない?」 よくあるそんな話の流れで、バンジージャンプを提案したのは、ぼく自身です。 なぜ今、バンジーな…
人生の岐路は Y 字路ではない 左右の道、どちらを選ぶか。 目の前に突如現れた、同じ太さの「Y字路」です。人生の岐路というと、この「Y字路」をイメージする人が多いのではないでしょうか。 &…
最低の2時間を実りあるものに変えた話 「なにこれ、つるつるじゃん!」 体育館がまるで氷上。スケートリンク並みに滑るのです。 この日は毎週恒例のバスケの日。「おはよーっす!」な…
まじめなことは素晴らしいが、 それを盾に批判する権利があるわけではない 「自分はまじめにやってきました!」 兄は父親につめ寄りました。 「それなのになぜ父上は、ならず者の弟ばかり可愛がるのですか!」 こ…
時間は伸び縮みするというが 数日ともに旅をしたような記憶となった 「こんな面白い雰囲気のところがあったんだー」 先日、西荻窪で打合せをしていたのですが、IHAV.などユニークなWEBサービスを手がけるス…
「何でわかってくれないんだよ」 相手は自分で気づきたいものです 伝えたいメッセージがあるから筆をとる。表現者の多くはそうだと思います。でも肝心なメッセージが伝わらない、読まれもしない。関心を持…
「無料コンテンツは、出し惜しみすべきでしょうか」 昨日、ぼくのやっている講義でこんな質問がでました。 「ブログですべてを書き尽くしてしまうと、書籍化した時に売れないのではないか」 だから無料で…
大人の世界は、持ち寄りパーティーである 「深井は、なんでここにいるんだ?」 新人時代、会議中の席で会社の役員に言われたことがあります。カチンと来たのを抑えながら返しました。 「あなたに呼ば…
著者の種が発芽するには 魅せ手と出版社とのコラボが必要なのです オーディナリーがさらに力を入れたいところは、社会に良い影響を与える著者を育てることです。なぜそれをするのか、どうや…
小さなカメと暮らした3ヶ月の話 小石を蹴った。「小学生の頃は通学路によく石が転がっていて、それを蹴りながら通っていたものだな」そういえば最近では、道路もきれいで石が転がっていることも少なく…
見えないからと言って ないわけではない世界のこと 初めて徹夜をしたのはいつだったかな。中学生になってからでしょうか。それまで、子どもの頃は、深夜という世界を知りませんでした。もち…
大人になってからのほうが 純粋にバスケを楽しめている気がします 学生時代の部活と、大人の趣味ではどこが違うんだろう。レギュラー争いから解放されたというのが大きいかもしれない。中学…
人生の転機には 直感に押されるまま動く 文章にしても絵にしても写真にしても。自己流で学ぶことはできますが、たまには客観的に評価される場に出てみるといいものです。オーディションと言…
ことわざには 人生の知恵が凝縮されています だれが最初に言い出したかはわからないけれど、いつのまにか語り継がれていることわざ。そこには、やっぱりそうだよね、とだれもが納得する真理…
迷ったらスーツが無難そう信じていた時代が、ぼくにもありました ある大企業のお偉いさんにプレゼンする機会がありました。これはまだ独立して間もない20代半ばの話です。 「この提案が採…
風は見えないけれど その影響は見える 葉が揺れたり、髪がなびいたり、雲が流れたり。今日も窓からその様子をみて、ああ、外は風が吹いているんだと気づきます。 「注意すべきか、悩んでるんです」 ある…
危険水域まで追い込むことが 進化につながる 書くことと走ることは似ている。そう、つねづね思っています。走る前は気が乗らないけど、走り終えたら気持ちいいところとか、その人にとって得…
天職の条件リストを意識して 今の仕事にとりかかろう これがわたしの天職だ。毎日そういう思いで働けたらどんなに清々しいでしょう。天職は、英語では Calling と言いますが、「呼ばれる」という感覚をもつ…
新しい技は、ちょっとした失敗から生まれる今日は、そういうお話 昨日、はじめてビーフシチューをつくることになってしまいました。シチューというジャンルは、「難しそう、時…
「素人には無理ですよビジネス」は お客さんが離れていく 「あなたには無理です」だから自分たちに任せてもらう仕事。 「あなたにもできます」と励ましてやり方を教える仕事と。 まわり…
世界で通用していく作家は 美術そのものが好きな人 ある有名な現代美術画廊のオーナーに尋ねたことがあります。サポートする作家としない作家、どこを一番に見るのですか? …
競争から降りればいい でも日本でそれは可能なのか 「人と比べている限り、いつまでも幸せにはなれませんよ」あるがままの自分を受け入れるよう、さまざまな思想家は教えてくれます。頭ではわかっています…
初めての教え子たちが卒業する その輝かしい日にぼくはなにを思うのだろう 教え子たちが卒業する。世の中の担任の先生たちは、この感動を何度も経験しているのか。達成感とさびしさと。うらやましいな…
もちろん、表現の仕事と飲食店では違うのですが、具体的なお店をイメージすると、どんなスタイルで働きたかったのかが見えてくるものです。 どこに向かってるのかぐるぐるしてきたら理想のお店を考えてみよう自分のワークスタイルが見え…
人間はひとりきりで見たものを「見た」とは言い切れないものなのです。確信をもつためには、鏡が必要。その鏡は自分以外の何かで、しかも綺麗に写らなければなりません。鏡がなかった時代は、水たまりでした。水面に自分の姿を写して、…
慣れない揺れで、しかも自分でハンドリングできない状況では、だれでもバランスを失って酔ってしまいます。 大きな組織であればたしかに揺れ自体は小さいですが、下の立場だと自分で仕事をハンドリングできないもの そこはバリ島、海の…
戻るとか、抗うとか。そういう後ろに意識を向けると思い切り目の前のことに集中できません。絶対に勝てないとわかってる試合に、勝とうとしてるんです。いや、どうせ負けるし、でも負けたくないしでズルズルやっている。年をとることを否…
いま公開すべきでないから消えたのかもしれない. 「うそだろ…」 書いていたエッセイの原稿が消えました。iMacが急にバツンと落ちたのです。今日アップ予定だった5千字。もうあとはタイトルと写真を選ぶだけ、という状態でした。…
「現実は厳しいですね。やはり人は冷たいものです」サラリーマン時代には、応援すると言ってくれていた。その前職の仕事関係者たちに、いざ独立して挨拶回りに行ったところ、ひとつも仕事をもらえないのだそうです。「イソベさんなら、独…
目的があると旅も人生もより充実したものになるようです . いま世界一周がブームなんでしょうか。というくらいぼくらオーディナリー界隈では、このごろ会社を辞めて世界一周にいく(行った、行っている)人たちが…
チームを破門にされた黒須くん理由は「活躍しすぎて」 . 好きなことをやって生きようかな。そう決めても、なかなかうまくいかない理由のひとつは、自分ひとりではできないものもあるからです。 ぼくは週末にバスケをやっています。絵…
好きなことを仕事にできても辞めたくなる時は来るものでそれからは使命感が必要になってくるのです . . 「好きな仕事を毎日やれるなんていいですね」 「まあ、そうですね」 「いいなぁ、毎日楽しくてしかたないでしょう? 」 …
運がいいというのはまわりの人のおかげなのだろう . 今まで「自分ひとりでやった」と思っていることも、きっと見えない所でサポートしてくれた人たちがいたんだろうな。改めてそう思いをはせる年末年始でした。 「あ…
使えるか否か 人間の価値は 便利さだけじゃないだろう? . . 忘れられない言葉があります。「あのひと言があったから、今がある」人生を変えた言葉との出会いは、きっとだれしもあることでしょう。このクリスマスの時期になると思…
苦いものを大人が求めるのは 心と身体に溜め込んだものを デトックスするため —- なぜ、おじさんたちは酢の物が好きなのか。あとは、タコわさびも必ず頼みますね。あなたも子どもの頃は、酢の物が嫌いじ…
声をあげるのは、必ずだれかに届くと信じているからです ーーーー 受けて止めてくれる人の存在が 生き方の姿勢をつくる —– 書き手は大きな赤ちゃんみたいだと、よく思います。書き手はなぜ書き始められ…
好きなことを探求する力だけではなく 共有する力が必要だ ー 好きなこと、やりたいことをやりましょう。そしてそれが仕事になれば最高です。そういう話をトークライブですると、いじわるな質問をする人も中にはいます。「私は寝ること…
タクシーの運転手くらいしかありませんよ」 言い放つ転職エージェントを前に固まった話 「タクシーの運転手くらいしかありませんよ」 転職エージェントを前に固まった話 ーーー みどり荘でひと仕事を終えたあと、ラウンジでひと息入…
自分の役割を読み解けば 孤独は感じないのではないか ーーーー 「大きな組織にいると孤独感がある」そんな悩みを話している人がいました。グループが大きければ大きいほど、存在感の小さくなる人が出てくるものです。 …
歴史あるものほど 変えるのは慎重に — だれでも自分の誕生日は特別です。ケーキをわざわざ食べなくなった大人になっても、「ああ、今日は誕生日なんだなぁ」となんだか神妙な気持ちになるものです。こんな…
大切なことから予定を埋めていこう 大切なことを朝一にしよう ーーー 大事なことなのに、ついつい後回しにしがちなものです。いちばん大事なものと言えば健康ですが、一日の中で運動する時間は「余った時間でやろう」ということになっ…
矛盾にはさまれたときに 正義をつらぬくか だまって時を待つか ーーー なぜ、みんな踏み絵を踏まなかったんだろう。自分は踏んででも前に進むタイプだなと、小学生で歴史を習ったときに思いました。だって、死んでしまったら何にも叶…
応援する人間は 応援される人間よりも 強くなければいけない ——— 「あなたを応援します」なんて簡単に言ってしまう。けれど、そう簡単に人を応援することなどできるのでしょうか。ぼくは「書くこと、つくること、教えること」をや…
自分はサッカーがしたいのか ビジネスがしたいのか 問いながら生きる ーーーー ブランドにしがみつく、という言葉を最近よく耳にします。ぼくなんかは有名な組織に所属したこともなく。一度もブランドというものをまと…
来た中から選ぶか すべての中から選んでつかみにいくか ——— だれでも断られるのはイヤなものです。知らず知らず避けてしまいます。仕事でも、依頼された中から選ぶ、というやり方になってしまいます。こちらは断られない、安全なと…
ドキュメンタリー向きか ドラマ向きか あなたのクリエイター気質はどちらだ ーーーー ブライダルを撮る映像作家の方が言うには、緊張感がものすごいそうです。もしワンチャンスを撮り逃したら、もう撮り直しはできません。無情にも式…
部下にカッコ悪いところ見せられないのは 社内が外モードの場になっている — 内と外、その境界線をどこに置くかという話です。あるトークライブにゲスト出演したとき。一緒に出るゲスト出演者と「緊張しま…
あえて普通を避けてみると 自分の輪郭がはっきりしてくる — ぼくも高校時代から好きなことが見つからなくて焦ってきました。なにかしら一芸に秀でた大人になりたいと思っていて、それでもその一芸が何なの…
オールラウンドサークルに入らないこと ぼやけたものの表面を舐めても 好きは見つからないから —ーーー 好きなことを見つけていくにはどうしたらいいのでしょう。そう質問をいただきました。この読者は大…
アイデアにではなく 汗に対してお金は集まるのです —- 自腹を切ってない人は、信用されません。数年前からクラウドファンディングが増えてきています。だれかのプロジェクトに「いいね」と共感したら、お金を払って応援…
目が肥えるスピードは 腕が上がるスピードの 2倍速い — なかなか上達しないなぁ。文章を書きはじめて5年たち、10年たつ人も、同じです。もしかして数年前からほとんど成長していないのではないか。そ…
伝説になるのは 得たものよりも 失ったものによってである ーーー また1人、安定した立場を捨て、友人がひとり独立しました。会社員からの独立。その報告をfacebookでしていて、すごいなぁといつもながら尊敬の念があふれて…
「これが夢だとわかっていたら もっとやりたい放題やったのに」 くやしかった朝に考えたこと — だれが言ったか忘れたけれど、「生きる」の反対は「死」ではありません。立派…
自分の好きな不正解を選ぶ その経験の積み重ねが自分の軸をつくる ーーー 人生の岐路。決断で迷ってしまうのは、「正解がひとつだけある」という思い込みがあるからなんじゃないかな。TOOLSのコーナーでキャリアカウンセラーの舛…
武勇伝を盛るとfacebookで 旧友からつっこみが入ってしまう — ーーー 文筆家にとっては、めんどうな時代です。とはいえ、匿名での発言が信用されないのは当たり前です。どうしてもネット上で「本名、顔出し」で…
町中の古い小さな銭湯だ このところ 銭湯を見たら 入るようにしている ーーー 温泉は好きだけど、ただの銭湯はあまり入らなかった。温泉成分のない、普通のお湯に意味を感じられなかったからだ。このところ、書く気力が盛り上がらず…
起きたら残り5分 あなたならどう乗り切る? 未来はそこに凝縮されている — ーーー 徹夜で勉強してのぞんだテスト。「はい、はじめ」のコールと同時に寝てしまい、起きたら残り5分だったことがある。高校生のときだ。…
「君のために言ってるんだよ」 善人ぶって批判してくる人は 流していい —- 応援ってなんなのでしょうね。サッカー日本代表が帰国しました。その空港で温かい声援につつまれたことに「甘すぎる」という声が多いようです…
ただ楽しくて続けてただけなのに いつの間にか戦犯にさせられてしまう ーーーー サッカーのワールドカップ。日本は1勝もできずに終わってしまいました。A級戦犯はだれだという物騒な言葉が飛び交い、重々しい気配でした。Jリーグは…
冷水シャワーでシャンプーなしのマンゴーラッシー 旅モードにして 重い腰を上げよう 冷水シャワーでシャンプーなしのマンゴーラッシー ーーー 気づくとすぐにたるんでしまう。お腹の脂肪のことではない。「毎日更新」と宣言している…
【インド旅篇】 高級ホテルのサービスでも 心が満たされないのは 人間同士の心の交流がないから ※「インド旅篇」とは、深井次郎が2013年8月、20日間に渡りインドのバラナシを中心…
ガチのチームは、大会で勝つのが目標ですので、自分にもチームメイトにも厳しいです コミュニティーをつくるときに大事なポイント エンジョイかガチか 集まる人の志向を統一すること —- 興味深い事件がおこりました。…
もう辞めてしまえと自暴自棄になりそうなとき、太宰治の本『女生徒』が目にとまる。 ーーー 心ない批判に沈んだ日には 言葉の栄養をとる ーーー ひとつの言葉で、息を吹きかえす。そういう場面があります。相手はたぶん何の気なしに…
相手によって態度を変える人は 環境の奴隷になる ーーー ゴミをポイ捨てする若者を怒れません。実はぼくもしていたからです。田舎育ちだったので、アイスの棒なんかをポイッと捨てても、自然が吸収してく…
頭が弱いのではない 非合理を楽しめる 子どもの心を持っているのだ — 「どうですか、釣れますか?」 釣りにいくと、先にいる釣り人に挨拶がてら聞くものでした。小学生の頃、釣りをよくやっていたのです。ちょっとひと…
新しいと主張する人は 歴史を知らない。5年も経つと近視眼的になって ーーー 20代前半から「生き方エッセイ」なるものを書いています。すると、「何それ宗教?」と知らない人から聞かれることがありました。たしかに宗教と近いとこ…
叫んでる人の魂胆に 思いを馳せよう。ホームベーカリーでパンを ーーー 「ホームベーカリーでパンを焼かないヤツはバカだ」たとえば、そう批判してまで勧めてくる人がいたら、あきらかにおかしい人だとわかります。でもこれが、結婚す…
のろけを超えて 批判までいくのは バランスをくずしている ーーー 太い道を外れる不安と同時に、もうひとつ過剰な希望もあるものです。だから前に進めます。お花畑という状態です。ぼくも当時、「起業こそが唯一で最高の生き方だ」と…
大声は不安の裏返しである。「新しい働き方」というテーマで、ここ10 — いいものに出会ったら、自分の大切な人にも勧めたくなるのが人間です。使ってみて感動したら、教えたくなる。そういう本能があるのです。「このホ…
最年長を応援しよう みんなが長く続けられるために ーーー 趣味のバスケを何歳まで続けられるか。それが問題です。バスケが好きなので、できれば生涯現役で続けていきたいのです。でも、まわりのプレイヤーを見渡すと、せいぜい40代…
多数決は子どもを生きにくくする 数以外の決め方が必要 ——— 団塊の世代をピークに、子どもの数が減りつづけています。その中で、いまだに世の中は多数決。数の力で動いています。このまま多数決ですべてが決まっていくと、少数派は…
メディア人間は 壁をつくらず 吸い上げよう。きっと梅雨なのだろう。 — きっと梅雨なのだろう。毎日雨ばかりだ。じめじめした気候は好きではないが、湿気っているせんべいは好きです。わざわざ湿気らせる…
どんなものとも人は 心を通わせることができるのだ ーー ロボットをソフトバンクが一般向けに売り出すとニュースがありました。いよいよロボットが生活の中に入ってくる。SFの世界っぽくなってきました。ロボットが感情を持てるのか…
共生ではない 寄生しているのだ その事実を認め感謝しよう ーーー いつからこの言葉が使われだしたのか記憶にない。ウィンウィンという言葉が苦手だ。win-winと書いて、つまり「自分にも利益がありますが、あなたにも同じく…
引っ張るのではなく 内から沸き上がるものを 引き出す ーーー 自燃型の人としかチームを組まないようにしている理由。それは人のモチベーションを上げ続けて引っ張ることほど、大変なことはないからです。ぼくが学校で…
何にだったら自ら燃えられるのか 自家発電できるものを見つけよう — 人のやる気を引き出すにはどうしたらいいのでしょう、と聞かれます。でも、他人のモチベーションを上げることを、ぼくはしていません。教育や組織マ…
夜があるから 未来がやってくる 希望をもてるのです ーーー もし眠らずにずっと起きていられたら、人生を倍、生きられるのに。そう、だれもが妄想したことがあるのではないでしょうか。前に、眠れない病気、不眠症の方…
緊張感は5ヶ月でなくなる けど、負荷を上げれば取り戻せるかも ーーーー 5月を振り返って。この毎日更新マラソンも、元旦スタートから5ヶ月が過ぎました。計150本ほどになったわけで…
背負う荷物が少なければ あたらしい場所にもすぐ移れる — みんなが健康になれば医者はいらなくなる。その世界を医者たちは望めるだろうか。その世界になったとき、自分は軽やかに次のことを始められるだろ…
マッチポンプに手を染めだしたら その仕事は潮時です ーーーー ある大雪が降った日。ラジオから信じられない言葉が聞こえてきました。整骨院を新しく開業した医院長が、電話で生ラジオ出演していたのです。「お仕事の調子はどうですか…
背中合わせで上手くいくコンビは 向かい合うとちぐはぐになる ーーー 背中合わせで戦う。少年の頃、この状況にやたらと憧れたことがありました。映画や漫画を観てると、主人公たちが敵に囲まれます。ふたりで背を合わせて、「やばいな…
にもかかわらず好き 好きはグラデーションの中にある ーーー 何かを好きになるにも、いろんな段階がある。欠点が1つも見つからないほど、完璧に好きなもの。こういうものには、なかなか出会いません。最初は一点の曇りもなく見えたけ…
感覚や目に見えないものまで 議論できる仕事につきたいと思った ーーーー 風景写真に気持ちが写るか。たとえば、ただの空をパチリと撮ったとして、その写真から撮影者の気持ちが伝わるかということです。「写真に撮影者…
的外れのところで 謝っている時がある。わたし何かやってしまったようだわ ーーー このところ自転車の交通ルールが厳しくなりましたね。歩道を走ってはいけないとか、右側通行とか、無灯火とか、おまわりさんに注意されるようになりま…
変わった意見も 聞いてあげよう。決めつけそうになったら — 「うちのばあちゃんはボケちゃって」そんな話をご近所さんにしてまわっている人がいる。本人が聞いたら、悲しむんじゃないかな。自分のことをボ…
水の量よりも 循環しているか 滞らず流れよ。淀んでいないかと。 ーーーー 自然の摂理にしたがって生きる。そういうことを考えます。生きているもので、固まっているものはありません。細胞のような小さ…
それぞれ自分なりの死生観をもつと マイペースで歩ける ーーー 勝手に信じてる死生観なのだけど、みんなシナリオライターなんです。生まれる前に自分でシナリオを書いている。「今度の人生では、わたしはこんな物語を味わいたい」と。…
記録や説明ではなく 感情が動く文章を書きたいものです ーーー 自分に合わないことはしないようにしています。同じ文章を扱う仕事でも、いろんな種類があります。「何時何分に、東京駅で、こんな事件が起きました」「来月、自由が丘に…
「ぼくは8が書けない」 遺伝にしばられた少年時代の話 —- できないのを遺伝のせいにする。すると、「自分の努力不足だ、言い訳するな」と叱られてしまいます。でも、本当にそうでしょうか。ぼくは遺伝の…
的を増やすことで つぶされにくくしようよ。サッカー選手、マラドーナの伝説があります。 —- 見る人は見ているものです。カメラには映っていないけど、隠れたヒーローの存在を。カメラには映っていないけど、会場にいた…
仕事に穴をあけるのがこわくて スポーツができるか ——— いたい。バスケで足首をひねってしまった。夜になり、くるぶしの山の形が消えてしまうくらいに腫れだした。1.5倍くらいの太さになっている。いたいけれど、足をひきずれば…
過剰な露出は逆効果 同じセンスの仲間たちから 共感の輪を広げていこう —— テレビに取り上げられた飲食店は傾く。これはよく聞く話です。ミーハーな一見さんによって、お店の雰囲気が変わってしまうからで…
クリエイティブリーダーは 自分たちの世界をつくる人 ピラミッドを抜け出そう ———— 一度対談したことのある飯塚健監督がいます。飯塚さんは、ぼくと同い年で、『荒川アンダーザブリッジ』など数々の作品を手がけていますが、20…
リーダーと右腕は 別の職能である ーーーーー 監督は助監督から上がるのではない。これは北野武監督をはじめ、映画業界にいる人がよく話しています。たとえばいま映画監督になるには、いま…
用件を伝える能力と 気持ちを伝える能力は 別物です ーーーー 大義のための小さなウソは、神様は見逃してくれる。そんな話を前回しました。ただし、「元気がなくなるウソ」は気をつけています。元気がなくなるウソとは、自分の気持ち…
弱者が 最初のチャンスをつかむためには ワラをも掴もう ーーーー —– 大義のための小さなウソは、神様は大目に見てくれるのではないか。そういう考えを持っています。映画の巨匠スピルバーグにも学生時代…
いまこの瞬間にウソがなければ いいのではないか ーーーー 「御社が第一志望です」就活生が面接でそう答えることを、許してやって欲しい。そういう話を前に書きました。自分の力で人生を切り開くというのは、はったりにつじつまを合わ…
ひとりの人間として リスペクトする姿勢が 教え子たちの耳をひらく —— 見た目はラフでいい。なめられてもいい。威厳などなくたっていい。そんな話をしたら、「…
自分にもできるかもしれないと 勇気を与える存在になろう ———— 見た目の話。ある大学教授や研修講師たちと話したんですが、「学生たちになめられないようにビシッと決めてる」という先生がいました。その意見に、多…
靴を脱ぎ捨ててしまった男 会社を飛び出してしまった男 ——— 『靴ズレ男の冒険』という絵本のストーリーを思いつきました。会社では、靴ズレのように地味に苦しい摩擦が起きます。仕事が…
靴ズレの対処法に 働きかたが出る 我慢せずに話そう ———— 靴ズレほど、地味に苦しいものはないかもしれません。昨日、何年ぶりだろうか、久しぶりに靴ズレになってしまいました。暖かい気候になってきたので、靴下…
どこでも眠れる体にするために 固い床で寝てますが これがなかなかいいのです —- —- —– 1日で大きな時間をつかうのは睡眠。人生の3分の1は…
美容院で考えた あれこれについて。人前に出る人にとって、「覚えられやすい」というのは大事です。 ーーー 髪型で別人に見えることがあります。長い髪の人が坊主にしたら、一瞬だれだかわからなくなります。人前に出る人にとって、「…
価格競争から自由になるには オリジナル商品をつくりだすこと ーーーー 同じものだったら少しでも安い方を買いたい。それはだれもが考えることです。電子書籍の販売価格について。海外企業のアマゾンに対して国内企業の紀伊国屋チェー…
ごはんもパンも 一生でたくさん食べるものだから 美味しくて体にいいものを —– —- 食事は毎日のことなのに、知らないことがたくさんありそうです。ごはんとパンは食事のなかでも、毎日食べ…
椅子とりゲームに必死になる人 ゲームを横目に地球に座る人 —- いつから椅子のないところに座らなくなったのだろう。行儀が悪いという理由がほとんどだろうか。外で座ることは、大人になるとほとんどなくなったことに…
ビジョンを公言し 新しい仲間 に門戸をひらくと いつもフレッシュ —— 人は忘れる生き物です。大きな夢を掲げていても、目の前の連続する問題に意識をとらわれてしまいます。社会起業家だっ…
謝罪する書き手は 自己嫌悪で筆が止まってしまう ゆるくやさしく続けよう ———- 更新が遅れているのに、謝らない人がいます。そうです、ぼくのことです。この連載エッセイも「…
自分で乗り物をつくるか 既存の乗り物に乗るか ーーーー 毎日連載をはじめて4ヶ月を乗りきりました。およそ120本ですね。さて、恒例の月末の振り返りタイムです。元旦から毎日書いてきたので、先月は「もう習慣になった」かのよう…
正直すぎて 落ち続けた就活生の話 ——– 就活中の教え子たちから、それぞれの状況を聞いていました。みんなしっかり悩みながら前に進んでいます。その中で、最終面接でもう9割が…
代表を背負って生きるのか 旅の恥をかき捨てるのか ——— 海外に旅に出ると、日本代表という意識になるものです。日本人がほとんど訪れない地域なら、あなた1人の印象で日本人の…
立場のちがう友達を たくさんもつと やさしくなる ——- 世界一周に旅に出る仲間がいます。ぼくらオーディナリーのまわりで、ここ一年ほどで3人も旅立ちます。どの方も20代後半から30代…
ゆっくりでも 蓄積される仕事をしていると 未来が楽しみになる ——– ゆっくりでも、すぐにはお金にならなくても。蓄積される仕事をコツコツやっている人たちがいます。そんな…
若い時はあえて 若さが不利になる 仕事をしてみよう —— 年をとるのが楽しみになる仕事をしていきたい。若さが売りの仕事、たとえばアイドルのような仕事だと、限界がくる年齢があります。年を取るごとに居…
長老たちがイキイキすれば 若者たちも年をとるのが 楽しみになる ———— 身近にイキイキしている長老がいるとうれしい。年をとるのが楽しみになります。ぼくはできる限り生涯現役で働きたい。親戚のおじさんは70歳を超えていま…
警視庁の白バイ隊員から 離島のカフェオーナーになった 30代女性の話 —- 気分を変えたい時にはサウナにいきます。月イチくらいのペースでしょうか。テレビがないぼくには、サウナの中が唯一テレビに接…
スイーツな自分でも 続くしくみを 編みだしていく ——- やっぱりランニングは続きません。今年の正月に、「毎日10分でもランニングする」と宣言しましたが、1月中にはやくも断念。4月後…
いい編集者に出会うと やわらかく 素直になっていく ——– 「もっとこう書いたほうが、読み手には伝わりやすいのでは?」こう指摘をすると、機嫌が悪くなってしまう人がいます。…
書いてこなかった 各分野の「普通の人たち」こそ 書きはじめてほしい ——– 新人作家を育てる過程は、手間がかかります。いまは編集者にそんな余裕がなくなりました。書くことと、編集者とのや…
文豪でさえ さらっと抵抗なく 書けているわけではない ——— 〆切といえばカンヅメ。古くから文豪といえば、原稿を書く時に、旅館にカンヅメになるということがあ…
大切な原稿ほど とりかかるのに 遅れてしまう ——- そんなに忙しいわけでもないのです。なのになぜか原稿を書きはじめるのは〆切ギリギリになってしまうものです。もっと早くから取りかかっ…
巨匠ですら たくさんの不採用通知を もらってきた ——- (昨日のつづきです)作家が出版社と組むときも同じです。企画が採用されなかったら、「はい次の出版社に持っていきましょう」の精神です。『まこと…
長い時間を過ごす場合 居心地のいい人を選ぶんですね ———- ーーー (昨日のつづきです)会社と学校の違いは、どこにあるのでしょうか。会社だったら、意欲のある人を落とすことも理解できま…
やる気がありすぎて 落とされるゼミがある —— 「あなたは能力が高すぎるので落とします」 そういうことが面接では起きます。小さい頃は勉強でもスポーツでもテストでは、とにかく高い点数を…
少数派にこそ必要なのは まとまる力です ——— ぼくは政治の話題は苦手ですが、このまま経済が暴走し続けて地球が壊れてしまってはいけません。弱者の立場がますます厳しくなり、自殺してしまう…
入学式前に集まる新入生に つながる力をみる ——- 入学式の緊張感の話を昨日したのですが、近年はそうでもないようなのです。高校の入学式がずいぶんとにぎやかなのだと、教えてもらいました。入学式という…
緊張した時に仲間ができる 初めて同士が集まる場所にいこう —— 新しい出会いは、どういう時にできるのでしょうか。小さい頃からのパターンを考え…
野生動物のような 無心の集中力とエネルギーが 人を魅了する —- スポーツ観戦をする理由は、人間は戦争が好きだからだと。そういう意見もあります。特にサッカーの日本代表戦ともなると、…
ウソを言ってるわけでもなく 悪意があるわけでもなく 本当にそうとしか見えない人がいる ——– 「あなたの考えは、ありえない」頭ごなしに他人の考えを否定してし…
ものを考える時は 2人で対話するといい — ーー 企画は、2人ひと組になって考えるといいようです。1つの見方に偏ってしまうと、穴が見えにくいからです。作家には必ず編集者がいます。編集者がいることによって、読者により届きや…
自分の体を使っていないからこそ 「ちゃんと動いてる」と実感するための よりどころが欲しいのです —– あなたは電子レンジでお皿が回っているのを見てしまうタイプですか。ぼくもずっと見てしまいます。…
環境が変わると 自分も変わる 照れなくなる — (昨日の続きです)それでは、照れを溶かしていくにはどうしたらいいのでしょう。書くことが照れなくなっていったのは、いろんな人を見てて4つの段階を上るのが有効ではな…
いつもと違う自分を見せるのは 恥ずかしいものです —– 表現しはじめるときの関門のひとつは、「照れ」です。たとえば、英語の発音。授業で、ネイティブっぽい発音をするのは照れるものです。…
高いものが必ずしも効くわけではない でも、今回は効いてしまったよ —— どうでもいい話ですが、唇がカサカサでした。この冬ずっとです。もう半年も、なぜか上の唇だけすごくガサガサなのです。白くなったり…
「ちょうど良かった」 そう考えると 良い面に目を向けることができる ———- 悔しい扱いを受けた時に、腹を立ててもいいのです。だけど、ひと通り腹を立てて落ち着いたら、考える。なぜ、いま…
手土産で身を滅ぼすより 新しい場所で 幸せになったほうがいい ——- 手土産が流行っているといいます。多いのは、どら焼きあたりかと思いきや、主に機密データです。転職する…
自分自身を 宝物として扱うか 雑巾として扱うか ——— さっき電車の中で、いじめらしき現場に遭遇しました。中学3年生くらいかな、男子4人組がいて、1人を「お前はブサイクだ…
ビジネス社会にこそ 母ちゃん的振る舞いが 必要ではないか ———- 世の中にはさまざまな「母ちゃん」がおります。しかし、だいたいの母ちゃんに当てはまる振る舞いというのはある気がしますね…
3ヶ月経過しての感想をば 少し綴ります ——— 3ヶ月間毎日続ければ習慣になると言われます。今年2014年の元旦から始まったこの毎日エッセイマラソンも3ヶ月間を走りきりました。ようやく…
好きなことをやろうとすると 成績が下がるからダメと 止められてしまう ———– 好きなことがわかりません。やりたいことがわかりません。こういう人が大学生以上になると、途端に…
子どもは痛いのではなく こわくて固まってるのだ ——- 小さな子どもが転ぶと、一瞬何が起こったのかわからなくて固まります。驚いた表情で、ハッと親や先生の方を確認する。そこで「あら大変! 大丈夫?…
子孫たちの 恥にならぬように 行動しよう ——– タイタニックが沈んだ時、たったひとり日本人男性が乗っていました。彼は、細野さんといって、救命ボートに乗ることができて生き延びたのです。…
立派なことは陰でやる 匿名発言も悪いことばかり ではないかもしれない ——– 人によって、「自分の属する集団」の範囲は違います。「自分の家族だけ幸せであればいい」という狭い人もいれば、…
ピンチの時に なぜ人は英雄的行動を とれるのか ——— 「自由に生きる」というと、利己的な人物なイメージがあります。自分の心に正直に生きると、わがまま、自分勝手で嫌なやつになりそうです…
作品づくりより 道具自体にはまる人生も楽しい —— カメラと自転車は似ています。はじめは写真が撮りたくて始めたのに、そのうち道具に凝ってしまうことがあります。作品は撮らずに、カメラの新製品が出たら…
「続ける世界」と「辞める世界」 奴隷はどこにもいないから 選択肢はあるんだよ ——- 会社をつぶしたら借金まみれで、奥さんにも逃げられホームレスに。そんなほとんど都市伝説を聞くことがあります。で…
最初のシマウマになるか 彼をベンチマークするかしよう ——- 辞めても大丈夫と思っています。その仮説が合ってるかどうか確かめたい。いま、オーディナリー編集部で辞めた人に話をきく連載を準備しています…
ごめんなさい いまは垢抜けないおじさんを 尊敬しています ——- 順調におっさん化していっています。なぜおじさんは外見に気を使わないのだろう。平日はヨレヨレのスーツに身…
避けられない 苦手なものとは 寝てみよう ————- 好きで得意なものに集中し、苦手なものには手を出さない。これが基本的なスタンスです。しかし、「大きなやりたいこと」の中に…
競争とノルマに追われる人は 不正に手を染めやすい —— 好きなことでは不正はしないものです。不正してまで勝っても、楽しくないからです。たとえば、休みの日に趣味でバスケをしています。そこでは、みん…
批判や指摘をもらうことが 知識を増やす一番の近道です ——– 批判されたらどうしよう。書く人たちならだれもが恐れたことがあるのではないでしょうか。自分はこう…
経営者も社員も みんな大切な駒 どの駒も尊い ——— 「自分」という実体はない。という話を数日前にしましたが、会社も一緒です。よく会社員は、「会社の駒だ」という話をします。社長が一番え…
準備ができている受け手にだけ 発信すれば ミスマッチは起きない ———— 大衆を相手にするテレビの現場でも、サランラップ化は起きていますね。クレームの電話が5,6本鳴っ…
スーパーのバナナは 過剰包装である —— つり革が触れなくて、手袋をする人がいるのだそうです。あれだけ綺麗な日本の電車の中においてもです。潔癖で全身を膜で覆ってしまうような感性が支配する世の…
年をとればだれでも 自然に大人になれる わけではなかった ——– 甘いトマトを食べた。「くだもののように甘いね」と言った。トマトは野菜である。くだものと野菜の境界線はどこにあるのか。ス…
逆さ箸は 他人の箸は汚いと 宣言するのではないか ———- 多様性を受け入れる心。これは、これからの世の中をつくっていくリーダーたちには必要です。自分以外のものを異物とみなさないオー…
知らないものはこわいけど いっしょに過ごせば 大切に思える ——— インドではガンジス川に死体が流れていました。道端にも力尽きた犬がよく死んでいましたが、日本ではすぐに隔離して見えな…
境界線はあいまいで 「自分」の実体は どこにもなかった ——— 他者の箸を汚いと感じる感性。別にこれを否定はしません。けれど、もし自分以外の異物を排除するという感性が一般的になった…
直箸派と取り箸派 あなたはどちらですか? ———— 寒い季節は鍋。みんなで鍋を食べるとき、取り箸を使いますか。またはそのまま直箸(じかばし)を使うか、はたまた逆さ箸を…
話すことで乗り越える 輪になれる場をつくりたい ———— もう3年が経つのか。つい最近のように感じます。3.11を境に変わったこともそうでない…
旅はどこに行こうか 迷ってるときが一番たのしい ———- 浪人か現役か、という話です。納得のいく大学に入るために浪人するか、受かったところに現役で行ってしまうか。オーディナリー編…
歩きスマホを助長しているのが 二宮さんなわけないでしょうに ——— 最近、「歩きスマホ」のアナウンスが多くなったように思います。駅でもよく、「やめましょう」と流れています…
直感でハズした人は選球眼がない 次は自分で選ばない方がいいかもしれない ———– 良さそうと思って始めた仕事が、あんまりだった。これには大きく2つのケースがあり…
ウロウロする人 一直線な人 それぞれの生き方 ———— 「自分はいろいろ試すタイプだな」そう気づいた人は、とことん数を回ってみるのが大切です…
外に出たからこそわかる良さ やったからこそわかる適性 ———- いろんな仕事をウロウロとするタイプの人はいるものです。最初は好きかと思ったけれど、しばらく…
白衣を着なくても 自分でくり返した実験は 科学だ ——— 昨日のかくれんぼの話。気配を操る奥義は、忍者とかかくれんぼのプロたちは知ってるのではないでしょうか。科学的には、「準静電界」…
カーテンの裏で 気配は操ることができると 発見した ———- イメージの力に気づいたのは、子どもの頃のかくれんぼでした。どうやったら鬼に見つからないかを、研究していました。すぐに見つか…
自立を守るより 迷惑をかけあう関係から かけがえなさは生まれる ——- (前編はこちら) ソニーがリストラをし、品川の「創業の地」を手放すというニュースがありました。創業者もすでに他界し、創業期に…
かけがえなさは 優秀さではなく 手間ひまでつくられる ——- 「かけがえのなさ」は、どこから生まれるのでしょう。「かけがえのない命」とは言いますが、「かけがえのない冷蔵庫」とはあまり言いません。で…
59回の素振りを終えて 2ヶ月目の報告 ——- 2月が終わりました。年明けからの毎日更新も今回で59日目。2ヶ月が経過したので、ひと息入れて感想や近況を。ちなみに、先月はこんなこと言ってました。 …
アイディアを真似しても うまくいかないのは 思いがないから ———- 「新しい本の企画を考えました」どんな企画ですか、と聞くと「秘密です」という人がいます。アイディアが漏れてしまっては…
表現の仕事は 奪い合いの世界ではない ———– だれも傷つけない表現をしようという昨日の話。「わたしの仕事上、それは難しい」という意見をもらいました。たとえば…
【インド旅篇】 だれかが傷つく表現は しないほうがいい理由 —— 良いエネルギーかそうでないか。インドに滞在してより敏感になったのは、目に見えないエネル…
表紙の顔を触れないほど 紙に臨場感を持つ人もいる ————– あなたは雑誌の表紙の顔を触れますか? タレントやミュージシャンの大きな…
必要な資格はひとつ 夢にチャレンジして生きたことがある ということ ——— 「人の夢を応援する仕事」には、いろいろあります。教師やコーチ、アーティスト、作家、マネージャー、コンサル…
社会は確実に変わるけど よくなっているので 心配ないよ ——– 昨日した、石蹴りの話。石を蹴っていると、犬のふんを間違って蹴りそうになります。それくらい子どもの頃は、道に犬のふんが…
自分の時間を優先したことを おこらなかった先生 ——– 1つの石を蹴り続けて登校する。小学校時代に石を蹴り続けた経験は多くの人があるでしょう。今となっては…
多数決を無視することで 自分らしい人生がはじまる ———– こうやって空気がつくられていくんだなぁ。大手ニュースサイトには記事にコメント欄があり…
生き埋めになって わかったのは 自分だけを信じるな ということ ———— 雪に生き埋めになったことが一度だけあります。あれは人生観を変えた出来事でした。今でもたまに夢でうな…
【インド旅篇】 「ハゲワシと少女」 この問いに 自分なりの答えをもつ ——— 困っている人を撮っている余裕があるなら助けなさい。そういう議論は、世の中にカメ…
【インド旅篇】 どのようにして 無気力な人間に なっていくのか —— 積極的に物乞いをしてくる人は、生きていける。「俺はそれが欲しい、それをくれ」と食らいついてくる。助けを求めるこの力があれば、応…
【インド旅篇】 絵はがきを売ったり 楽しませたり 働く人たち ———- ある夜、祈りの儀式が終わって歩いていると絵はがきを売る少女に出会った。11,2歳くらいだろうか。20枚くらいの絵…
【インド旅篇】 ぼくらが物乞いに どう対応したか ———- 物乞いについては重い話だけど、このことに触れないわけにはいかないでしょう。歩いていると、物乞いはわらわらとやっ…
オーディナリー全記事の 写真が消えたので 重い腰をあげながら 復元しちゃうぞ ーーーーー 雪が降っている。ホームセンターでは、雪かき用のスコップが品切れのようです。駅前のビジネスホテルも予約で埋まっている。今日は高校受…
おデブが1年間で フルマラソンを 完走できるようになるのか ——- ここ1,2年でやりたいことの1つが、フルマラソン完走です。まわりのランニングをはじめた人をみてると、楽しそうなので影響されてきた…
もしかして ソーシャルアート だったとしたら ———– 聞こえない音楽家の耳が聞こえていたという話題。人をだまして悪いやつだ、という声が多いようですが、たしかにそれはそう…
やめられない 止まらない は自由を侵す ——— — 「酒も飲まないし、たばこも吸わないんです」そう言うと、「意外だね」と言われます。単純においしくないから、とか、体質的に弱…
【インド旅篇】 孤高か群れて生きるかは 熟練度によって変わる 「表現者は孤高の存在であり、群れるな」偉大な作家たちからは、こういう台詞がよく聞かれます。そう言ってる人たちのことを調べてみると、…
【インド旅篇】 狡猾で無愛想なインド人が 笑顔になってきた理由 はじめにインドに来て思ったことは、顔がこわいということだ。目につく人すべてが無愛想で、笑顔に出会うことはなかった。彫りが深く精悍…
恥ずかしいのは 成長している証 ————— ピカソにこんなストイックなエピソードがあります。人気が出はじめて、ピカソの贋作が世に溢れ出したころ、ある画商が本物と…
ツールとは ぼくらの暮らしに 役立つエッセイだ ——————– オーディナリーの柱となるコンテンツはTOOLS(ツール)です。今のところ…
【インド旅篇】 料理を1時間半 待ちながら 考えたこと ーーーーーーー 体調が悪くほぼ寝たきりの日々の中、宿に食堂が併設されていたのは助かった。ここは宿泊客だけでなく、食事のみの利用もできる…
なりたい人と 思われたい人では 志の高さがちがう —————- 「できるようになりたい」という気持ちは誰もがあるでしょう。できなかったことができ…
なぜあの人の文字は読めないのか ——- そういえばあの人の手書き文字を見たことがない。というくらい書く場面がなくなった。字は書くものではなく、打つものになって久しい。 手書きは、もうほとんど絵のよ…
マジックミラーの外側にいる人々 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, あ、「観察する顔」になってるなと思う時があります。自分がなってる時はハッとして直しますし、相手がなっ…
文学の生き神様 小林秀雄に電話した話 —————————— 本は著者のものではない、読…
【インド旅篇】 聖者ババとの対話 「情報には3つある」 上から、横から、そして内から …………………………
「元旦から1ヶ月書きつづける」 公約は達成されたよ さて今日は、1月の最終日。元旦から始まった毎日更新の「新年連載マラソン」も31本目、月末まで無事に走りきりました。えらいぞ…
【インド旅篇】 水没したiPhoneの話 この20日間の旅で保険を2度も使った。いままでの人生で保険をつかったことなどなかったが、今回はお世話になってしまった。保険会社に払った以上の金額を負担してもらったこ…
路上から自由を綴りはじめた冒険 すべての人に書きはじめることをすすめている。それは「出版など考えてもいないよ」という人にさえもだ。なぜ書くのか、その理由をあげだすと途端に何十にもなってしまうが、今日…
集まる人 それ自体がコンテンツ 週一くらいのペースでバスケをやっています。で、先週末にぼくらにとっての半年に一度の大会に出てきました。残念ながらあとワンゴールのとこ…
何度話しても いいんじゃないかな とある原稿をいくつか待たせてしまっている。忘れているわけではない。ちょっと逃げてる。だれにでも筆が止まる時がある。こういうブロックは書き手にはつきものだ。そんなときは、心の…
手紙だって本になる たくさん書こう 姫路の読者さんから手紙をいただきました。手書きの手紙というのはうれしいものです。最近はメールですし、手紙の場合は出版社に送っていただき、まとま…
同志よ、あれは言葉ではない あれに触れるものは 大いなる存在に触れるからだ 文学は理解できなくてもいい。推敲もしていない文章とか詩とか、何を言ってるのかわからない言葉でも感じるものがある。言葉は意味が伝わらないと意味がな…
「その努力を生産的なものに使ってくれたら」 が難しい理由 ゲームの中に自分がいるって、どんな感じなんだろう。さっきラジオJ-WAVEを聴いてました。アンジャッシュ渡部建さんがサッカーゲーム「…
【インド旅篇】 想像が間違っていないか それを確認するために旅をする 本当に百聞は一見にしかずか 旅をする理由は、人によってさまざまです。出不精という…
評論家に気に入られる必要なし 読者がいればいい 遊びで書いてるブログが書籍化されて売れたりすることがある。そうすると職業作家たちは、あんな稚拙な話でよく出せるよね、甘いよねと笑っ…
決断の美学 なにが美しく、なにがダサいのか 「おれは絶対に頭下げない主義だから」 駅のホームで、ビジネスマン2人が話してました。 それを小耳にはさみながら、思いました。そういえば…
文ならそれが可能かもしれない 「死ぬまでに聴きたい曲。それを自分たちでつくりたかった」 夕方、ラジオJ-WAVEで、あるミュージシャンが語っていた。今回のアルバムでは、そんな自画自賛の曲たちをつくってまとめたという。すご…
真実を描け 作品がきみそのものだ 先ほど、Twitterの創業者ジャック・ドーシーさんのスピーチの記事を読みました。彼が『アート • スピリット』(ロバート • ヘンライ著)について、人生の転機で影響を受け…
この「と」という言葉は、面白い。 関係性を考えさせられるし、 ものごとを俯瞰して眺められるようになる。 「わたしと会社」 「わたしの会社」 後者だと意味はかなり限定されますが、前…
芸術としての伝達とは 「うまく伝えるにはどうしたらいいですか」 書くとか話すということをナリワイにしていると、こう聞かれることがあります。「好きなこと以外は話さないほうがいいですよ」たったこれ…
【インド旅篇】 向かってくるからこわい 向かっていけばこわくない インド人の反射神経はすごい。道路を渡るときも、信号が1つもないから、車を交わしながら渡るしかない。トゥクトゥクは常にアクセル全…
【インド旅篇】 なぜ死ぬのがこわいのか 痛み以外の何かとは ガンガーのほとりに死体が置かれていた。ぼくがここで死んだらどうなるかな。一瞬考えてみたけど、別に何も変わらないだろう。ちょっと悲しむ人もいるだろうけど、またいつ…
夜中に酔っぱらって書いた ラブレターのような いやー、新年エッセイマラソン、きょうで14日目になりました。元旦スタートから2週間。ちょっと一息入れて、心境でもつらつらお話しようかと思います。 毎日連載というのは、初めての…
【インド旅篇】 列車での「ナマステ」 人に酔う、人当たりする。人が多いし、距離が近い。物乞いもくるし勧誘もくる。話す時も距離が近い。体がくっつくまで、息がかかるくらいまで寄って話す。しかも、彼らは顔は濃いし…
【インド旅篇】 「あなたは何をやってる人ですか?」 セルフイメージの話 バラナシでは、ほどんど外国人に会わなかった。きっとガンジス川が氾濫したのを知って、みんなこの地域は避けたのだろう。ぼくらのような「情報弱者」以外は…
【インド旅篇】 くり返しの中にみる魅力とは 朝日が昇るのは5時半くらいから。 聖なるガンガー(ガンジス川)での沐浴が始まる。 身を清め、祈りを捧げているインド人たちは、さぞかし善良な生活をしている人なんだ…
【インド旅篇】 会ったことがないからといって 存在しないわけではない 診療所で点滴を打たれ、寝ている時だった。 状態も落ち着き、少し余裕がでてくるとドクターの助手と世間話をした。 「ジロー、きみはいくつなの…
地層と動きが美味しさをつくる 学校の給食で変わった食べ方をしている生徒がいた。一品ずつ片付けているのだ。まず、みそ汁だけを全部飲み干す。それがすんだら、ご飯だけを全部平らげる。その次に、肉じゃがを全部、というように。最後…
どこのカフェに入ろうか、迷ったとき。 できるなら知り合いが経営しているカフェで食事をしたい。チェーン店ではなく、個人経営でやってるような小さいお店に入ります。 クラウドファンディングが浸透してきて、ますます…
仕事を楽しくやっていきたいなら 好きなお客さんにだけ売ることです 人には相性がありますので、相性の合うお客さんとだけ仕事をすればいい。苦手な人たちとは距離をとればいい。あたりまえの、とてもシンプルなことなの…
道楽が文化をつくるのだ 「出版は文化だからね、ビジネスとしては成り立たないよ」 「出版社はお金が有り余っている人が道楽でやるものだ」 そう先輩方に言われます。けれど、ぼくは出版をやりたい。お金が有り余っていなくてもできる…
なぜ電車内で化粧をしてはいけないのだろう? そんな議論をずっとみんなとしてきたのだけど、ようやくひとつ、ぼくなりの結論が出た。 「目の前の人の存在を無視している感じ」が嫌なのだろう。 個人的には、車内の化…
この寒い時期になると、 トラウマのように思い出すのが、なまはげ あの、いまいましい鬼たちについてだ。 まだしゃべれもしない小さな頃、秋田ではなく岩手に住んでいたんだけど なぜかわざわざ「なまはげ資料館」的な…
「あれ、年明けてから毎日更新されてるじゃん」 と気づいたあなたへ ーーー さて、これで元旦から連載3日目になります。 実は毎日書いているのには理由があるんです。 「元旦からは心を入れ替えて、毎日エッセイを書きなさい」 そ…
「大晦日に初詣に行ったら誰もいなかった」 という話のつづき たった1日ずれただけで、全然違うとか、そういう境目に興味がある。あえて、そこをずらして生きたいという思いがある。旅に出るときの飛行機代も、そう。同じフライトなの…
2014年、元旦の朝が来ました。おはようございます。 昨年2013年はいろいろと変化の年でした。大切に育ててきたものがガラッと崩されて悔しい思いもしたし、ずっと前から構想していたオーディナリー…
【インド旅篇 その4】 頑固な医者嫌いが、医者に頼ることにした理由 死神と出会った、あの峠を越えてから4日が経つ。しかし体調は良くもならず、かといって悪くもならず、平行線をたどったままだ。相変わらずひどい下痢で、30分お…
【インド旅篇 その3】 事件当日。前日の洪水との激闘で疲れていたのか。その日は出歩かず、部屋で静かに原稿を書いていたい気分だった。宿は、ガンジス川に面していて、窓からエイヤと飛び込めるほどだ。 今回の旅では、観光客が泊ま…
【インド旅篇 その2】 「きみの宿には、行けないよ」 バラナシ空港に降り立ち、さあタクシーで宿まで移動しようと乗り込んだ車内。運転手からこんな話が出た。 「その地域一帯は水没しているんだ。今日…
【インド旅篇 その1】 インドのガンジス川のほとりにある聖地バラナシ。着いた初日は釈迦がはじめて説法をした地サルナートなどを見てまわった。Reset、Rethink、Reborn、Recycle。再生、Reに興味があって…
なぜ、あえていま出版社をつくるのか かつて数少ないマスメディアしかなかった時代がありました。みなが同じ方を向きました。悲しい戦争がありました。地球を痛めつけるものをつくってしまいました。多数派の考えること、…