【第095話】90日毎日書いたら習慣になったか

「あと300日は生きられるかな」

「あと300日は生きられるかな」


3ヶ月経過しての感想をば

少し綴ります

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3ヶ月間毎日続ければ習慣になると言われます。今年2014年の元旦から始まったこの毎日エッセイマラソンも3ヶ月間を走りきりました。ようやく90本ですね。本一冊分にはなったかな。毎日更新も初期よりは慣れたようで(たまに遅れますが…)、「書かないと気持ち悪い状態」にはなりました。よしよし。

『笑っていいとも』のニュース。ついにラスト放送となってしまったわけですが、32年間8054回というのはすごいですよね。よく「人生は30000日だよ」と言われます。米MIT大学の卒業式のスピーチでDropbox創業者ドリュー・ヒューストン氏が、この30000日の話をしています。平均寿命の82歳というのをもとに、仮に算出しています。ぼくの場合はなんとなく、ちゃんと頭脳明晰に動けるのは70歳までかなと予感してますので、25000日になります。で、いま34歳のぼくはすでに12400日を使ってきたわけです。およそ半分の人生をすでに経過してきてしまっています。

あなたも、ちょっと計算してみてください。365日×年齢です。もちろん平均寿命に意味はありません。あなたが若くして事故や病気で亡くなる可能性もあります。でも、この数字にショックを受けておくことは、無駄ではありません。34歳まであっという間だったなぁというのが感想ですが、だとすると残りの半分はそれと同じかそれ以上にあっという間に過ぎるわけです。おお、こわい。自分の道を歩くというのは、ずいぶんと効率の悪いゆっくりとした歩き方でやってきたように思います。スピードを上げるというよりは、集中してやるべきことを絞って行こう。最後に、スピーチの一部を引用しておきます。

昔は私も心配ばかりしていました。でも落ち着いて物事を考察し、心配癖を吹き飛ばした日のことを覚えています。サンフランシスコに移ったばかりのある夜、眠れずにインターネットを見ていたところ、「あなたの人生は30,000日」と書いてあるページを見つけました。最初は「あぁそうかい」と見ていたのですが、なんとなく気になり、計算機を取り出し24歳×365日をやってみたところ 「わぉ、9,000日も使ってしまった! 今まで何をやっていたんだ!」と思いました。その夜、気が付きました。「準備や練習なんてしている暇はない、毎日時間は過ぎていくばかり。これからはパーフェクトな人生ではなく面白い人生にしよう!」。冒険して人生を終えたいと思いました。( 全文は引用元にて )

(約1000字)

Photo: Balachandar Subramaniam


深井次郎

深井次郎

ORDINARY 発行人 / エッセイスト 1979年生。3年間の会社員生活を経て2005年独立。「自由の探求」がテーマのエッセイ本『ハッピーリセット』(大和書房)など著作は4冊、累計10万部。2009年自由大学創立に教授、ディレクターとして参画。法政大学dクラス創立者。文科省、観光庁の新規事業に携わる。2013年ORDINARY(オーディナリー)スタート。講義「自分の本をつくる方法」定期的に開講しています。