ノマディックラフト ヨメ

ノマディックラフト ヨメ

自然・旅・民族をテーマに、タイ、ベトナム、ラオスの山岳地帯に住む少数民族の手仕事を扱う、西小山のアトリエショップ『nomadicraft』を店主であるダンナとともに運営。母から子へ、脈々と受け継がれてきた素朴で美しい手仕事を紹介しながら、作り手である女性たちに仕事の機会を提供し、貧困の和を断ち切るための支援も行っている。ふだんはフリーランスのライター・木内アキとして「女性にまつわる人・旅・暮らし」をキーワードに、雑誌や書籍を中心に執筆活動中。目標は「キチンとした自由人」。 ノマディックラフト 店主ブログ http://blog.shop.nomadicraft.com/ 木内アキ ウェブサイト http://take-root.jp/  

ノマディッククラフトヨメのちいさなお店をはじめたこと。

ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第44話】東京から横須賀へ。ゆとりを手に入れて気づいた、「がんばる」という思考停止。

人生を運転するうえで、アクセルでスピードを出すか、ブレーキを踏んで止まるか、しか方法を知らなかったヨメも、ようやく「ギアってものを使うとスピードがコントロールできるよ」と理解できたこの経験。おかげで、休むときはしっかり休…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第43話】時代が変わったいま、改めて考える「複業・副業」をして生きること

複業を始める前に考えがちな、この「実力不足じゃないか」問題。 身のまわりを見ていると、ずっと軽やかに乗りこえている人がたくさんおり、とても勇気をもらえます。 たとえば、私の知人に週末だけフォトグラファーをしている会社員の…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第42話】マルシェが増えた今だから考える、どこに出店し、誰に見ていただくのか

出店という立場からつい「そこでは売れるのか・売れないのか」という目線を中心にマルシェを見てしまうことがあるのですが、結局のところ、賑わいを生んで多くの人に愛されるマルシェを作っているのは「人」。つまり運営をしている方たち…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第41話】ちいさなお店をアトリエにするまえに、床のDIYに挑戦したこと

驚いたのは、フローリングを敷き終わるとすぐに、看板犬のレラがやってきて、床の上にごろりと横になったこと。私たちもスベスベとした木の感触がとても心地よく、部屋には木の匂いが立ちこめています。「やっぱり本物の木にして良かった…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第40話】ちいさなお店が、横須賀に移転したこと

「今日、今から物件を見たい」と連絡すると、幸運にもOKの返事。駅まで迎えに来てもらい、現地に着いたときパッと雲が晴れたような気持ちになりました。その家は平屋で、太陽の光がさんさんと差し込むリビングに、ヨメが仕事場にできる…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第39話】ちいさなお店の安全を守るために、考えておきたいこと

来客の中には悩ましい対応を迫られる場合も。残念ながらいつも商品はほとんど見てもらえず、どうやら目的は「お話すること」のみ。一度も買い物をしたことがないとはいえ、お店に訪問してくださる以上はお客様です。根本には誠意を持って…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第38話】押しつけ? それとも説明不足? ちょうどいい「接客」の距離感とは

「実は接客が苦手で」とご相談をいただくこともしばしば。ヨメはラッキーなことに、育った実家ではお客様が来る商売をしていましたし、以前アパレルでも働いていた経験があるので、初対面の方と話すことにあまり抵抗がありません。しかし…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第37話】迷ったら、手を動かすこと

そっとしておく時期があり、話し合いもしたり、時にはケンカになったり。様々なプロセスを経て、店主はいまひとつの結論にたどり着いたようです。「答えはすぐに見つからないけど、まずは今作りかけているものを一つひとつ終わらせようと…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第36話】イベント成功のカギは、出店前後の「イメージトレーニング」にあり?

どんなお店でもそうですが、売り買いが成り立つ瞬間とは「人」「もの」「場所」がタイミングよく出会ったときだけ。仮にたくさんの「人」が集まる人気のイベントに出たとしても、すべてのピースがパチリとハマらなければアイテムに動きは…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第35話】安定している時期だからこそ、未来に種をまくこと

少女の後ろ姿は今もはっきりと覚えています。彼女を思い出すのと一緒に「私はどれだけ一生懸命やれてるかな」という思いが湧いてきますし、そのたびいつも自分が恥ずかしいように思えて、毎回ちょっとだけ落ち込みます。安定しているよう…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第34話】ちいさなお店の意見の違い、どう乗越える?

もともと店主とヨメは性格がけっこう違います。店主は慎重派ですし、ヨメはまずやってみて考えよう、というタイプ。うまくまわっていけば、お互いにない部分を補い合って非常にスムーズなのですが、かみ合わなくなった時はガタガタ。この…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第33話】成長し続けていくために考えること

個性の強い少数民族の手仕事ですが、それらを用いて日常の定番となるアイテムが作りたい。いまそんな構想を温めています。が、そこでぶつかっている壁は「時間」の問題。定番となるものは、やはりデザインや機能面でたいへん優れているこ…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第32話】オリジナル商品ってどう作るの?

いちからオリジナル商品を制作、と言うと難しく感じますが、私たちもできることから始めて、人の手もお借りしながら現在まで至っています。たまたま私たちはチクチクすることも好きですが、もし「作ってみたいけど、自分ではミシンがない…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第31話】寝台特急は楽しい出会いの宝庫

最近は買い付け旅のノウハウ的なお話が続いたので、ここでちょっとひと息。袖すり合うも多生の縁、と言いますが、買い付け旅の魅力のひとつが「人との出会い」です。さまざまな場所でいろいろな人と出会ってきましたが、今回はベトナムを…

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ちいさなお店をはじめたこと。【第30話】ちいさなお店の海外買い付け ⑤価格はどう設定するか / ノマディックラフト ヨメ

仕入れた商品を「いくらで」売るか、と決めることは商品の価値を左右する大切な瞬間です。一度決めた価格をかんたんに上げ下げしてはお客様に迷惑がかかり、正統な理由がないと信用をも失うことがあります。いろいろ計算する作業が多く …

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ちいさなお店をはじめたこと。【第29話】ちいさなお店の海外買い付け④アイテム探しと値段交渉 / ノマディックラフト ヨメ

ボラれているのを適正な金額で買うのはアリですが、すでに適正な金額を出してくれているのに「もっと安くしろ」と値切り倒すのはやっぱり気持ちのよいものではありません。自分なりに「この価格なら十分だな」と思えるところで納得して線…

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ちいさなお店をはじめたこと。【第28話】ちいさなお店の海外買い付け ③スケジュール決め&宿探しのパズル / ノマディックラフト ヨメ

気をつけなければいけないのは「時間がもったいないから」とギュウギュウに予定を入れすぎないこと。必ずしもイメージ通りに進まないのが買い付けの面白さであり難しさ。「ここに行けば絶対あると思ったのに、何にもない!」とか「地元の…

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ちいさなお店をはじめたこと。【第27話】ちいさなお店の海外買い付け ②航空券の準備 / ノマディックラフト ヨメ

比較検討することがいろいろあって、航空券選びは毎回パズルを解くような気持ちです。ちょっとしたタイミングで空席も埋まってしまいますし、混雑状況によって値段も変わるので「目をつけていたあのチケット、値段が倍になってる~」と悔…

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ちいさなお店をはじめたこと。【第26話】ちいさなお店の海外買い付け ①買い付け方法と情報集め / ノマディックラフト ヨメ

経験豊富なバイヤーの先輩が、惜しみなく情報やノウハウを教えてくださったことがありました。ここまで教えていただいていいのか、と恐縮してしまうほどでしたが「働いているお店の方針が変わって買い付けに行く機会が減ってしまったから…

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ちいさなお店をはじめたこと。- 等身大で、自由な働きかた -【第25話】ちいさなお店がイベントに出た1年を振りかえる / ノマディックラフト ヨメ

今年は出店を頑張ってみよう!と過ごした1年。ダブルワークの私たち夫婦にとって、イベントとの両立は正直、体力的にはキツかった…というのが実感。でもそれに代えられないほどたくさんの素敵な出会いをいただきました。挑戦してみてよ…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第24話】ちいさなお店がイベントに出ることQ&A ≪後編≫

しかも晴れた翌日よりザーザー降りの初日のほうが売れた…という驚きの結果に。事前にいくら想像しても、ふたを開けてみないと分からないものだな、というのがこの1年の実感です。自分たちが大切に選んだものを、目の前の方が気に入って…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第23話】ちいさなお店がイベントに出ることQ&A ≪前編≫

自分たちなりに振り返り、これがよかったのかな?と思う点は、出店内容に「何を扱っているか」記入するだけでなく、文字数の許すかぎり「どこに愛着を持って」「どういう思いで」「どんなふうになれば、と考えて活動している」という点 …

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第22話】おしゃれに見せるって難しい! イベントのディスプレイで四苦八苦。

ブースは、大切に思う世界観を表現する場です。いつも一生懸命ブースを作るのですが、どうしても「バッチリ!」というところまで持って行けず、「センスのいい人うらやましいな、もっとがんばらなきゃな」と日々悩みは尽きません。 &n…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第21話】夫婦で働きながら、煮詰まったときにしていること。

好きなことだからこそ一生懸命になりすぎて楽しめなかったり、失敗したくない思いが強すぎてやりすぎてしまったり、意外に「楽しむことってかんたんじゃないぞ…」と気づかされることがたくさんありました。   第21話 夫…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第20話】生産者さんを訪ねて<ラフ族の村編>

優しい雰囲気を全身から漂わせ、とてもよく笑う感じのよい方です。ちなみに、私たちがステキと感動した、例の衣装についているスタッズ。あれは星を意味しているのだ、と教えてくれました。   第20話 生産者さんを訪ねて…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第19話】生産者さんを訪ねて<カレン族の村編>

実はこの模様の中に、制作で使うすべての技法が表現されているのだそう。つまりこの布は、母から子に技術を受け継ぐための練習であると同時に、今後も柄を織っていくときには見本帳の役割もしてくれるもの。   第19話 生…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第18話】手仕事は同じじゃないから美しい~『ORDINARY』とコラボグッズを作ったこと

モン族のチャームの特徴であり、最大の個性であるこのポイントは、「みんな同じ人間だけれど、ふたりとして同じ人はいない。それぞれの人生が素晴らしい」という『ORDINARY』の考えにリンクするのではないかな?   …

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第17話】始まった…年に一度の確定申告

小学生の頃から算数が苦手で、「数字が得意!」という人にずっと尊敬を抱いてきたヨメ。フリーランスとして独立した後の一時期は「経理にかける時間を省いて、売上げを上げることに専念したほうが効率いい!」と考え、領収書と通帳の控え…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第16話】生産者さんを訪ねて<アカ族の村編>

じゃあ上手な人のだけ扱えばいいのに、と思う方もいるかもしれません。しかしもう一つの団体さんは、育成に力を入れており、まだ刺繍がそんなに上手じゃない人たちにも仕事を頼み、雇用を生み出しながら技術の向上を手伝っているのです。…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第15話】生産者さんを訪ねて <鳥の笛ネックレス編>

少数民族の手仕事らしいか?と言えば決してそうではないかもしれません。しかし購入していくお客様のほとんどは、なぜか引き寄せられるように「これ……なんですか?」と手に取り、じっくりその表情を眺めます。   第15話…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第14話】美しいものよ、輝け! お母さんとの約束。

お金のことはいいの。それよりもどうか、どうかこのバッグをトーキョーに持っていって、みんなに見せてちょうだい。あなたたちふたりとも若くておしゃれだもの。きれいなお洋服を着て、そのバッグを持ってどんどん出かけてちょうだい。 …

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第13話】お客様との新たなつながり。看板犬レラが教えてくれたこと。

大変ありがたいことに「ここは何のお店なんですか?」と足を止めてくださる方も増え、なかにはお買い物をしてくださる方まで。ちいさなお店に、ささやかで温かなにぎわいが生まれました。きっかけは新たに加わった看板犬レラの存在でした…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第12話】どこまでを手作りと呼ぶ? 手仕事を求める楽しさ、難しさ <買い付け編>

何度か足を運ぶうち、彼らが着ている衣装や売っている雑貨はすべて彼らの手仕事なのか、というと必ずしもそうではない、というのが分かってきました。「あなたが作ってるの?」と聞くと「ううん、仕入れてる」とか出所を素直に答えてくれ…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第11話】大切さは名前と同じ。自分たちのロゴマークはどう作るか<実践編>

大地から植物が芽吹き、そこからとれた綿や麻が布になり、衣裳などに姿を変えて違う土地へと旅立つ。打合せのときにふたりで話した物語が原形にあるのは変わりません。シダのような植物と飛び立つ渡り鳥、両方をイメージできるよう描きま…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第10話】大切さは名前と同じ。自分たちのロゴマークはどう作るか<デザイナー編>

「人間ってどんなに覚悟しても、時間とともにゆるくなる生き物なんですよ。キチンと自分たちの理念や想いに基づいたロゴを作って、それを日々目にすることで行動や意識が変わる、という効果はバカにできないと思いますね」 第10話 大…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第9話】ショップカードにネームタグ… 地味だけど重要度は大! お店まわりのこまごま小物

何もかもにはお金をかけられませんが、何もかも安くまとめようとするとチープに見えがち。プロに頼むところは頼み、自分たちで作る物は作る。これから、取り扱う商品量がもっと増えていけば、タグも業者に依頼したほうがよいはず……など…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第8話】小商いでも管理は大切。入るお金、出ていくお金何がある?

お客様に喜んでいただきつつ、現地の人たちも笑顔になる価格はいくらか?なおかつ、私たちがこの活動を健全に続けていける利益はどのくらいか?少数民族の手仕事が持つ芸術的価値を、価格としてどう捉えるか?いつも夫婦でウンウンうなり…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第7話】モン族の女性に聞いた、美しい刺繍の裏側にある物語

「やばい! 見つけたかも! 」思わず叫んだヨメ。店主も無言のまま、笑顔でうなづきます。テントにいたのは、私たちより少し若いかな? というご夫婦。奥様に向かって「日本から買付けに来ていて、少数民族の美しい手仕事を探していた…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第6話】どうしてそんなに自由なの!? 現地の人たちと商品を作る

少数民族の手仕事は不揃いだったり、大きさが違ったり。それはもしかして「不便」「完成度が低い」と思われたりするのかもしれません。しかし店主とヨメはその不揃いなゆらぎの中に、心を和ませる味わいもあるんじゃないかな? なんて思…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第5話】暑さに負けず蚊に負けず。探して洗って、よみがえる古布たち〈 仕入れ旅篇 〉

「すすぎの水がなかなか透明にならないんだよ… 」とつぶやいておりましたが、時間をかけて埃を落としたからこそ浮かび上がってくる鮮やかな色彩や繊細なステッチは、心をギュッとつかまれる美しさ。市場の片隅で埃にまみれていた布が、…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第4話】なんで「少数民族の手仕事」? それはやっぱり「好き」だからです

ある朝目が覚めたとき思いました。「まだ何も始めてないのに、あんた悩みすぎ」と。そうなんです、私たちまだ何にも始めてない。頭のなかのシミュレーションだけで、ぐるぐるしていたんです(笑)。好きなことなだけに、失敗したくなくて…

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ちいさなお店をはじめたこと。~等身大で、自由な働きかた~【第3話】1人2役 × 2。兼業夫婦は不安定? 時間も予定も「自由」のメリット・デメリット

 フリーランスになった当初も「結果がついてくれば自信もついて不安がなくなる、というシナリオがやってくるのでは」とイメージしていましたが、10年経った実際のところは「不安の芽はどこにでもあるんだから、探しだしたらキリがない…

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ちいさなお店をはじめたこと。【第2話】店から出て人に会う、出会いをつくる。〈イベント出展篇〉

「いつも面白そうな場所で、面白そうな人たちと展示に出てらっしゃいますが、どうやって出会うんですか? 」という問いについてお答えします。「いやあ、本当にありがたいねえ」と夫婦でよく話すのですが、私たちがステキな作家さん、ギ…

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ちいさなお店をはじめたこと。【第1話】家=店。人が思うよりもずっとちいさな投資でお店をはじめてみた

 さかのぼること5年前、私たち夫婦はそれぞれ仕事を持ちながら、好きな少数民族の手仕事を個人で輸入し、イベントなどで細々と販売をはじめていました。しかし当然のごとく、独立するにはほど遠い売上げ。「いつかこれが本業になったら…