つながりをつくると言っても、むやみに名刺交換したり、facebookの「友達」を増やしたりするのは無意味です。相手のためにアクションをしなければ、価値あるつながりにはなりません。アクションはささやかなことでいい。良い化学反応がありそうな人同士を
連載「しなキャリ図鑑」とは 【毎月1回更新 / 第4月曜】
「しなやかに生きる人のためのキャリア図鑑」の略称。キャリアカウンセラー舛廣純子が、イキイキと働く仕事人にインタビューし、その仕事に大切なチカラを中心にキャリア・仕事そのものも掘り下げます。10年後の未来に自分がどんな風に仕事をしているのかも見えづらくなった今の時代。インタビューを読むことで、自分の持っている力にも気づいたり、したことのない仕事に興味を持ったり、これから伸ばしたい自分の力を見つけられたなら、あなたの仕事人生も変化に対してさらに強くてしなやかなものになっていくかもしれません。
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第35話 学びの場のプロデューサーのチカラ
好奇心でつながり、創発する場をつくる
TEXT : 舛廣 純子
教えてくれた人
高橋 龍征 学びの場のプロデューサー
WASEDA NEO プロデューサー、conecuri代表
早稲田大学第一文学部東洋哲学専修卒業後、MBAを挟んで、ソニーやサムスン電子等で事業開発を中心としたキャリアを歩む。独立・起業を経て、早稲田大学の社会人教育事業 WASEDA NEO 開校に伴いプロデューサーに就任。その他、12年続く自身主催のコミュニティ、ベンチャーやファイナンスの早稲田大学OB会(稲門会)事務局や地方創生NPO理事など、複数の場の運営に携わり、年に100件以上の企画を実施する「場づくり」の実践家。
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<学びの場のプロデューサーにとって大切な能力はなんですか?>
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1. ゆるやかなつながりをつくるチカラ 関係構築力
講座には、さまざまな分野の一線で活躍する方々に登壇頂いておりますが、私がお願いをする際に役立つのは「ゆるやかなつながり」です。
「ビジネスパーソンのための価値ある学びの場をつくる」ことを自らの使命として、私は多様な講座をつくっています。そのことを相手の頭の片隅にでも残せていれば、いざ相談した際に前向きに対応してくれるもの。記憶に残すには、自分がどんな思いで何の取り組みをしているかを、相手に合わせて簡潔に伝えられなければなりません。そうなるためには場数が必要ですが、使命として取り組んでいることであれば、その度に説明することになるので自ずと訓練されるでしょう。
つながりをつくると言っても、むやみに名刺交換したり、facebookの「友達」を増やしたりするのは無意味です。相手のためにアクションをしなければ、価値あるつながりにはなりません。アクションはささやかなことでいいのです。私がよくやるのは、良い化学反応がありそうな人同士をつなぐことです。また、頼まれなくても、困りごとを解決することもよくします。知人がfacebookで、カクテルの作り方を学びたいとつぶやいたので、銀座の高級バーのバーテンダーにカクテル作りを教えてもらうイベントを即日カタチにしたこともあります。
そういったことを続けていると、「頼めば何とかしてくれる人」と認知され、相談や紹介が増えるようになり、人の役に立つ機会が増えるというサイクルが回り始めます。このように良いつながりを蓄積しておくことで、登壇をお願いしたら前向きに受けてくれたり、登壇をお願いしたい人にいい形でつないでもらえたりする可能性が高まるのです。
なお、その時に大切なのは、純粋に相手のためにすることです。見返りは微塵も期待しない「Give & Give」の精神です。打算や下心は必ず見透かされ、むしろ逆効果です。
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2. 知ることを楽しむチカラ 好奇心
純粋な好奇心も大事ですね。目先の目的のための学びだけでは、思考や行動に幅が出ないからです。自分と異なるバックグラウンドのプロフェッショナルとつながりを持つために、意識的に畑違いの場に足を運ぶようにしています。それにより、幅広い分野の企画や、分野を越境した組み合わせの対談をアレンジできるようになるのです。
実際、私の講座は専門である事業創造に限らず、デザイン、アート、僧侶、コーヒー、オペラ、写真等々、多岐に渡ります。コーヒーの味をあまり気にしない私がコーヒーの講座を企画したことがあります。たまたま入ったカフェの店主と話したところ、コーヒーについて合理的かつ平易に教えてくれ、感銘を受けたためです。プロフェッショナルの科学的かつ合理的な考え方は、本質的な学びに通じると思います。
大学時代、ユーラシアを陸路で横断したり、トカラ列島などの離島に1ヶ月近く野宿して回るような旅をしていましたし、本も哲学からノンフィクションまで様々なものを乱読していましたが、面白がりの原点はそういったところにあるかもしれません。
3. 人の可能性を信じるチカラ 創発力
「学びの場」は、単なるお勉強の場ではなく、新たな知見に触発され、人がことを起こし始める場だと考えています。そのような場をつくり続けるには、人が自ら変わる可能性を信じていなければなりません。
その原体験は高校時代にあります。第7志望の高校に行く羽目になり、高校2年最後の模試で偏差値30台まで成績を落としました。ところが3年のクラス発表で、上位40名の選抜クラスに私の名前があったのです。恩師は、無難に成績順で選ぶのではなく、リスクを負って私の可能性に賭けたのです。そのことを理解した時、私は「結果を出す」ことを決めました。
そして、目標を立て、そこから逆算して、時間と実力がない中でも結果を出す戦略を練り、本質的な学び方と試験戦術も編み出して「偏差値30からの早稲田大学現役合格」を果たしました。他は全て落ちましたけれど。
目標、戦略・戦術・訓練法を考え実行したのは自分ですが、恩師が私の可能性に賭け、心に火をつけてくれなければ、私は自分を支えることはできなかったでしょう。これが「人の可能性に賭け、心に火をつける」人間であろうと思うに至った原点です。
ここで注意すべきは「人が自ら変わる可能性を信じる」ことは「自分が人を変えられる」と考えることとは違うということです。手塚治虫の『ブラック・ジャック』に「医者は人をなおすんじゃない、人をなおす手伝いをするだけだ。なおすのは… 本人なんだ。本人の気力なんだぞ!」という象徴的な台詞があるのですが、学びの場づくりもそれに似ていると考えています。
いかに素晴らしい講座でも、全員を触発させられることはありません。実際にことを起こす人は多くはないし、成果を出すまで継続できる人はごく僅かです。しかし、自ら変わり始める人は必ずいるでしょうし、数年後に機が熟する場合もあります。
そのような諦観を持ちつつ、それでもなお人の未来に賭けることが、学びの場づくりに携わる者にとって欠かせないと捉えております。
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<なぜ学びの場のプロデューサーになったのですか?>
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講座づくりに携わるようになったのは、ゆるやかなつながりがきっかけです。
ソニーやサムスン電子で事業開発に携わった後独立し、幾つかの事業立ち上げを支援して、共同創業で起業もしていました。たまたま、サムスン時代に個人的にご縁のあった早稲田大学の先生と再会したとき、「WASEDA NEOを立ち上げるので、プログラムづくりをアドバイスしてほしい」と頼まれ、最初はボランティアで対応していました。元より「学び」に関心があり、特に、自らも携わっていた事業創造を実践的に学べる機会の必要性を痛感していたので、「自分ごと」としてアドバイスをし続けた結果、仕事として講座のプロデュースを依頼されたのです。
場づくりに関わり始めたのも、ご縁です。私が12年運営する個人間コミュニティは、たまたま行きつけの寿司屋で隣り合わせた人と「ご近所のご縁の会をつくろう」と意気投合して始めた他愛のない会でした。しかし、来て欲しい人だけ誘い、また来たくなるような場づくりを、自分たちも純粋に楽しみながら追求し続けた結果、非公開の紹介制の会にも関わらず、回を重ねる度に人が人を呼び、2人で始めた集まりが、10数人、50人、100人、そして300人規模へと、加速度的に参加者が増え、登録者も1,300人を超えました。
人が人を巻き込む過程では興味深い「ご縁の連鎖」が起きます。私には、多くの人が「できたらいいね」で終わらせることを、何とか形にしようとしてみる性質があり、大先輩から「ボクシングの世界戦のスポンサーを1週間で探してくれ」と頼まれ、ダメ元で探してみたら友人が個人で出してくれたことや、築地本願寺で宴会をやろうとご縁を辿り、お寺で300人規模の会を実現させたことがありました。他にも、映画制作を手伝って会の名前がエンドロールに入ったり、総合火力演習を数十人で見にいくバスツアーを実現したり、他にはない大人の社会見学をいくつも形にしてきました。
こうして、人のつながりの中から思いがけないアイデアが生まれ、それを面白がる協力者がつながり、さまざまな企画が形になりました。そのような「セレンディピティ(偶然で幸運な巡り合わせ)」が次々と起こる場を、事業創造の分野でもつくりたいと思うようになったのです。
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<学びの場のプロデューサーとはどんな仕事?>
よく「予備校の社長」と喩えています。スター講師を発掘し、人気講座を成立させ、講師が良い学びの提供に専念できるように環境を整える役割です。
講座で何より大事なのは企画であり、企画の最も重要な要素は講師です。企画が刺されば黙っていても人は来ますし、そうでなければ、いくらタイトルで煽ろうが、ビジュアルを目立たせようが、広告を打とうが、無料にしようが、人は来ません。今は「デザイン」への関心が高まっているとはいえ、並のデザイナーを講師に仕立てたところでその辺のセミナーと同じになってしまいます。かといって、すでに有名な人を連れてくるようでは単なるセミナー屋になってしまいます。なので私は、優れた専門性や実践知を備えた人を、足とつながりで探し、自分の目で見て、自ら口説くようにしています。
登壇者が決まれば、会場を手配して、案内を作ります。独自の要素を際立たせ、それが狙った客層に伝わる文章を練り上げます。そうして適切な参加者を集め、講座を成立させます。
仕組みづくりも重要です。参加者価値につながらない要素を削ぎ落とし、フォーマット、テンプレートの標準化を進め、自動化の仕組みやマニュアルを整備し、オペレーションが実行・改善されるサイクルを仕込みます。
それにより、シンプルな企画なら登壇者と話しながら30分ほどで案内文まで作れ、100人程度のセミナーなら一人で運営できるようになりました。案外見落とされがちですが、赤字にならない収支構造をつくることも、極めて大事なことです。参加者価値につながらない費用は可能な限り削り、固定費をゼロに近づけるべく会場などは無償で提供してもらい、飲食代などは参加実数で1人いくらといった変動費にしてもらうなどです。但し、相手にとって長期的に見合う、お金以上のベネフィットを対価として提供できないと、継続的な関係にはなりません。そういった構造と関係を作るのも大事な仕事です。
去年1年間で100件の企画を成立させたのを含め、300件近いイベントを実施してきましたが、一度も赤字になったことがないのはそのためです。赤字にならない安心感があるからこそ、企画を継続的に量産し、時には攻めた試行錯誤もできるのです。
企画単体だけでなく、継続する「場」としてのコミュニティづくりもプロデューサーの役割と捉えています。場を活性化するには、明快で魅力的な軸を定め、人を適切に選び、多様性と新陳代謝を確保する文化と仕掛けをつくり、回さなければなりません。参加者が満足し、人を誘い合わせてまた来てくれるサイクルが、場を継続的に発展させる原動力となるのです。
魅力的な企画を形にし、仕組みを構築して、コミュニティを活性化させることが、学びの場のプロデューサーの仕事です。
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<一日の仕事スケジュールは?>
10:00 WASEDA NEO 事務局との定例会議
11:00 同じ場所で来客打ち合わせ
12:00 ゆるやかなつながりをつくるランチ会の主催
14:00 アート系講座の打ち合わせ
15:00 講座案内作成、集客施策実施
16:00 「デザインと事業創造」プログラムの打ち合わせ
19:00 主催イベントの立ち合い
20:30 イベント終了
21:30 帰宅
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<仕事のやりがいや面白みはどんなことですか?>
新しい実践知を世に広めることです。例えば WASEDA NEOでは、ハーバードデザイン大学院出身の若手起業家と、Speculative Designという新しいデザイン手法を用いた事業創造の実践プログラムをプロデュースしました。
日本では、デザインを「見栄えを良くすること」と狭義に捉えていたり、「デザイン思考」を万能のツールかのように誤解してたりする人が少なからずいるのですが、デザインに関する正しい理解を促進して、課題に応じて正しく使いこなすことに、少しは貢献できたのではないかと思います。実際、アンケートでそのようなコメントを多く頂きました。
少なくとも公開プログラムでこの手法を用いたのは、日本では私たちが初めてでしたが、そのような、世に意義あるものをつくれた時はやりがいを感じますね。
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<一番印象深かった経験はどんなことですか?>
講座の修了生たちが触発され、次々とアクションを起こしてくれたことです。
「実践」を謳う以上、明確な目的意識を持ち、実際にアクションを起こす本気度の高い人のみが集い、創発し合う場にしたいと考えました。とはいえ、事業創造系の講座には案外「お勉強」が目的化している人や、「起業ごっこ」で現状への不満をガス抜きするだけの人が引き寄せられがちです。なので、設計、選抜、ファシリテーションなど、知恵を絞りました。
その結果、修了生の何人かは触発され、新たな一歩を踏み出してくれました。プログラミングを学び、自身のサービスを立ち上げた人、伝統産業の事業承継で活躍し始めた人、志願して人材育成に携わる仕事に異動した人など、それぞれの人のアクションを触発できたことは、とても嬉しかったですね。
<逆に今まででもっとも大変だった経験は?>
WASEDA NEOの事業創造実践プログラムを成立させたことです。
2ヶ月でプランやデザインまで試作するプロジェクト型講座のため負荷も単価も高く、手法も講師も新しかったので、集客が大変になることは明らかでした。とはいえ、参加者の質を妥協して頭数だけを揃えて成立させるのは本末転倒です。そこで、外部セミナー、無料説明会、対談やパネルディスカッションのような直接知ってもらう機会を重ねたり、大学院の先生方に紹介をお願いしたりしながら、地道に1人1人応募者を積み上げて納得できる形で講座を成立させることができました。
一方、そうした試行錯誤から、今につながる知見も多く得ました。プログラムの設計、会場や登壇者への交渉、キャスティング、発信、量産化のノウハウなどです。セミナーは記事化し、出版社に書籍化を提案して『デザイン思考の先を行くもの』として出版されました。そして、こういった活動の中から新しい仕事をお願いされました。チャレンジや制約条件も、前向きに解決していけば、新しいものを生み出す契機となります。
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<学びの場のプロデューサーの仕事の未来はどうなっていくと思いますか?>
テクノロジーの導入やシェアリングエコノミーの進展などにより、学びの形が多様化し、場の数も増えるでしょう。ビジネスパーソンがビジネスパーソンに最新の実践知識をシェアする動きも活発になり、企画を形にするプロデューサーのニーズが高まると考えています。
『ライフ・シフト』で述べられているように、これまでになく変化が激しく長い「人生100年時代」において、スキルや人的ネットワークなど、人生のステージをシフトするための無形資産を得る場として、学びの場は益々必要とされます。
5Gなどの技術、インフラ、デバイスの進化によって、「ミネルヴァ大学」や「N高」のような、場所を問わない学びのサービスも次々と生まれ、シェアリングエコノミーなど新たなビジネスモデルも相俟って、学びの場も増えるでしょう。
学びの場が増えれば、教える人も必要になります。変化の早い時代に求められるのは、一線の起業家、デザイナー、エンジニアなど、最先端の実践知を持つ人々でしょう。副業の普及は、一線の実務家が教える側に回ることを後押しします。
ただ、本業を持つ人々にとって、企画、コンテンツのブラッシュアップ、会場等の手配、集客、オペレーション、管理などを、自分でゼロから立ち上げ回していくのは負荷が高過ぎます。よって、実務家が知の提供に集中できるように補完するプロデューサーの必要性が高まっていくでしょう。
そうした未来を見据え、私は学びの場のプロデュースの仕組化を進めています。昨年「年内に100個企画を成立させる」と宣言して実行したのは、仕組みを確立するためです。また、企画を形にしていくことを通して、登壇者、会場提供者、メディア、スタッフなどの協力者も増えていきました。
この学びの場は「conecuri」と名付けています。多様なものを「こねくり」回し、思いがけない面白いものをひねり出すという音感に、Connect with curiocity(面白がってつながる)、Connect to create(つながりの中から創造する)、といった意味をかけています。これも私のことをよく知る友人が考えてくれました。
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<他に向いていそうな仕事はありますか?>
バーのマスターや、コワーキングスペースのコミュニティ・マネージャーなど、人がつながり、新たなものを生み出す場をつくる仕事でしょうか。いずれ、未来の学校もつくりたいですね。
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キャリアカウンセラー舛廣純子の シゴトのチカラ考察 .
高橋さんと今回のインタビューでの一連のかかわりを通じて感じたのは「ご縁を大事にし、何かを生み出す熱量を持っていらっしゃる方」ということでした。
私との出会い、インタビューの時間そのもの、そしてメールでのやりとり、校正のこだわりひとつとっても、そういったことは感じられました。そして、それらの時間を通して、高橋さんから何かお願いをされたら、応援したいと思うようになるし、また私にいつか何か高橋さんにお願いしたいことが生まれたならば、たとえそれが数年後だとしても、お願いできるような気がしてしまうのです。
親和性? 巻き込み力? なんなのでしょう?
ちなみに私がお会いした高橋さんの第一印象は、いきなり垣根を越えてこちらにくるような親しみやすさの方ではありません、笑。穏やかな話し口調、紳士的な対応、知的で探求心のある会話、謙虚な姿勢、深い思考、ぶれない思い、でも柔軟な学び取る姿勢(好奇心) — そういった印象の方が先行し、関係構築みたいなものを全面に出されている印象はあまりありませんでした。
でも、インタビューの別れ際にさらっとおっしゃった言葉は印象的でした。「僕のまわりにユニークで多様な仕事をしている人材はたくさんいますから、もしこんな人はいませんかと言っていただけたら、ご紹介しますよ。」―「あぁ、こういうことなんだな。この方はきっといつもこんな感じで、Give&Giveを自然にされる方なんだな」とその時思いました。そして、その日のうちのお礼メール、問い合わせに対してのクイックレポンス、真摯に向き合ってくださった校正と丁寧なメール。きっとものすごく忙しい方なのに、「了解しました。よろしくお願します」だけでなく、何か一言添えて、メールを返される、そういう一つ一つのまめで丁寧、誠実な行動に、関係性が生まれていくのだなと感じました。そもそもこのインタビューもお願いしてから実現するまでものすごく短期間で実現することができ、高橋さんのスピード感や行動力のようなものも、ご縁を作るのには大切な要素になっているに違いありません。
新規事業をご専門にされてきた高橋さんが新たに生み出された「学びの場のプロデューサー」という仕事。セミナーを開催して、収支バランスが悪く、赤字になるというのはよく聞くことですが、今まで延べ300件以上のイベントやセミナーを開催したのに、一度も赤字になったことがないのも仕組みづくりと価値ある企画があったからこそ。新規事業のご経験がまさに活かされているのだと思います。
どんな学びの場がこれから生み出されていくのか、とても楽しみです。
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(次回もお楽しみに。不定期ですが頑張って更新します) =ーー
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第28話 シニア不動産コンサルタントのチカラ / 若杉アキラさんの場合(2018.4.23)
第29