舛廣純子が聞く「しなキャリ図鑑」 【第20話】 自然栽培料理家のチカラ / 溝口恵子さんの場合

masuhirojunko_long_banner自然栽培で育ったお野菜のおいしさを伝えるのが私の仕事です。野菜は玉ねぎ一つとってみても、産地や栽培方法、品種の違いなどみんな違います。だからレッスンのレシピには、大さじいくつとか何分といった数字は載せていません。数字を追っても同じものはできないから。調理をしているとその食材のおいしさの頂点というのがある。玉ねぎ
連載「しなキャリ図鑑」とは  【毎月2回更新 / 第2第4月曜】
「しなやかに生きる人のためのキャリア図鑑」の略称。キャリアカウンセラー舛廣純子が、イキイキと働く仕事人にインタビューし、その仕事に大切なチカラを中心にキャリア・仕事そのものも掘り下げます。10年後の未来に自分がどんな風に仕事をしているのかも見えづらくなった今の時代。インタビューを読むことで、自分の持っている力にも気づいたり、したことのない仕事に興味を持ったり、これから伸ばしたい自分の力を見つけられたなら、あなたの仕事人生も変化に対してさらに強くてしなやかなものになっていくかもしれません。

 

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第20話   自然栽培料理家のチカラ 
お皿の中に、愛する自然の畑を表現し、その素晴らしさを伝えていく

TEXT : 舛廣 純子

写真①溝口さんプロフィール

教えてくれた人 
溝口 恵子(みぞぐち けいこ)  自然栽培料理家

神奈川県横浜市出身。バブル期に博覧会や、イベント、音楽制作に携わる。長女が誕生後、すぐに手術をしたことで、仕事を辞めて育児に専念。そこから食に対する関心が一気に高まり、大手パン教室に通い講師の資格を取得して1996年、自宅にてパンとデリの教室『Katie’s Style』をオープン。小さなキッチンから始まった取り組みは、自然栽培という自然の恵み溢れる食べものの本質を伝え、自然と調和した生き方の素晴らしさをより多くの人に伝える活動に進化。現在は予約が数か月待ちの料理教室の他、オーガニックな仲間とのイベントやセミナー講師などを中心に活動中。
ホームページ: http://katiesstyle.com/
ブログ: Katieのしあわせレシピ

※自然栽培とは:本来土が持っている力を生かし、化学肥料だけでなく有機質肥料も含め、余分な栄養、農薬を与えず、太陽・水・土の力だけで栽培する農法。自然栽培は農産物のわずか0.1%です。

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<自然栽培料理家にとって大切な能力はなんですか?>  
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1. 自分も自然の一部と捉え、自然を愛するチカラ     俯瞰力 思考力 感謝力

農薬や肥料を一切使わない、自然のままの自然栽培の素晴らしさを伝えていくためには、何より、自分も自然の中の一部、一動物であることを俯瞰して捉えられることが大事だと思っています。そうすれば、おのずと自然を尊重し、感謝するようになっていきますよね。

また、世の中は健康というものに対しても情報が溢れかえっていますが、一方的なメディアの情報に対しても、一歩引いて疑うこと、自分で考えてみることも大事だなと思います。店頭にあるカット野菜や何日も痛まないお惣菜はどうしてって考える視点を持つことも大切だと思います。お野菜もお肉やお魚も生きている命。私たちはその命をいただいています。自然を畏敬する気持ちを持ち、自然のありがたさを共有していきたいですね。

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2. 味覚に対しての素直さと食材の頂点を見極めるチカラ     素直さ 感受性 観察力

自然栽培で育ったお野菜のおいしさを伝えるのが私の仕事です。野菜は玉ねぎ一つとってみても、産地や栽培方法、品種の違いなどみんな違います。だからレッスンのレシピには、大さじいくつとか何分といった数字は載せていません。数字を追っても同じものはできないから。自分の感覚を尊重し、素材に対してセンシティブかつ素直でありたいと思っています。調理をしているとその食材のおいしさの頂点というのがあるんです。玉ねぎを炒めていて、今この味が一番おいしい、というタイミング。それってお野菜自体が今だよって教えてくれるんです。毎回違うから楽しいです。

 

3. クリエイティビティ  創造性

シングルの時にファッションや音楽の世界にいたので、クリエイターでもありたいと思っているんです。山も海も、畑のど真ん中に立ってまわりを見渡すのも本当に美しい。だからお皿の中にその美しい自然を表現したいんです。できる限り自然栽培のお野菜に特化したいと思っているので差し色に使いたいビーツは自然栽培のものが出た時にまとめて買って火をとおして冷凍庫に保存することも。盛り付ける時に意識することは『自然』と『あるがままに』。これ以上ない素材の良さを人に伝えるには見た目の美しさも大事だなと思っています。

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写真②溝口さんお野菜2
写真③口さんお野菜3

「わ~」思わずその美しさに感嘆の声。愛する自然の畑を再現。

「わ~」思わずその美しさに感嘆の声。愛する自然の畑を再現。


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<なぜ自然栽培料理家になったのですか?>  
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バブルといわれた時代にファッションや博覧会、イベントなどを手掛ける制作会社で昼夜構わずに仕事をし、外食三昧の日々を送っていました。お昼ごはんはデスクに並べたサプリの錠剤を端から飲む、なんていうことがちょっと格好良かった時代でもありました。表参道に住み、仕事も順調でしたが、結婚して出産し、生まれてきた長女が生後5日目に手術をしたことで育児に専念することを決めました。そして娘に初めて離乳食を作り、口元に運んだ時に、「この食べ物がこの子を大きくしていくんだ」と背中に電流が走ったのです。食に対しての関心を一気に高めたきっかけです。「パンも手作りできたら」とお教室に通い、1996年、自宅にてパンとデリの小さなお教室『Katie’s Style』を始めました。

食材はできるだけいいものを、と厳選していたのがオーガニック。そのころはJASマークがオーガニック、有機栽培は安全だと信じていました。ある時『野菜の裏側』という本に出会い「有機野菜が危ない」という言葉に衝撃を受けました。有機栽培では有機肥料を使っているのですが、ではそもそも有機肥料とは何か、というところまで考えたこともなかったから。

その本を執筆されたナチュラルハーモニーの河名秀郎さんのセミナーに通い、自然栽培のこと、種のこと、天然菌のこと、衣料、住居にいたるまで自然がいかに大切か、心地いいかを学びました。少しずつ食材を変えていくと、体の中に入っていく感覚や味が全然違って、もうそれまでのものに変えることができなくなっていきました。そして、調味料も野菜もすべて自然栽培のものに切り替え石鹸やシャンプー、リンス、化粧水や日焼け止めさえも使わない生活に。すると、体調だけでなく、考え方、ものの受け止め方、娘たちとの関係、行動と色々なものが変わり、幸福感を強く感じるようになりました。体臭もしなくなり、心地よく日々生活できるようになったのを実感したのです。

そしてこの自然栽培というものを料理家として伝えていきたいと強く思うようになりました。国内やイタリアの自然栽培の農家の方とも知り合うようになり、生産者の人たちの消費者や地球への思いや努力を知るにつれ、「自然と生産者の方と消費者をつなぐことをしたいな」と思うようになったのです。

作る人がいて、売る人がいて、消費する人がいて、三位一体になっているわけですが、私は料理家として、この作る人と消費者を結ぶ役割、売る人と消費者を結ぶ役割になり、料理を通して、皆さんに自然栽培の素晴らしさをお伝えすることは仕事であり、ライフワークです

お母さん向けに「おやさいはじめ」という講座も開催しています。そうするとね、ニンジンを食べなかった2歳児が自分から「おいしい~」って手掴みでむしゃむしゃ食べるんです。それを見てお母さんたちも「自然栽培ってやっぱり違うんだな」ということを理解されるわけです。

自然栽培のお野菜で作るシンプルでおいしいお料理を一人でも多くの方に知ってもらいたい、そう思って敢えて「自然栽培の料理家」と名乗っています。

古代小麦を使ったパン。イーストなどを使わないので、ふわっとふくらみはしないが、しっかりとした味!

古代小麦を使ったパン。イーストなどを使わないので、ふわっとふくらみはしないが、しっかりとした味!

ニンジンと紫芋、ひよこまめのペーストをのせたお手製のパンを御馳走になる。 調味料は塩とオリーブしか使っていないけれど、本当においしい!! 最高の食材をその味の頂点を見極めて調理されているまさに絶品ペースト。

ニンジンと紫芋、ひよこまめのペーストをのせたお手製のパンを御馳走になる。調味料は塩とオリーブしか使っていないけれど、本当においしい!! 最高の食材をその味の頂点を見極めて調理されているまさに絶品ペースト。

 

 

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<自然然栽培料理家とはどんな仕事?>

お料理教室、イベント、セミナーが現在の主な仕事です。
試作はしないので、その日のお野菜をみてレシピを書いていきます。イベントはテーマによってイメージをし、エンターテイメント性を持たせるようにしていますが、あくまでもナチュラルに。

 

写真⑦溝口さんお野菜1

ナチュラル&エンターテイメント 食事をするのが楽しくなる目でも楽しめるプレート

ナチュラル&エンターテイメント 食事をするのが楽しくなる目でも楽しめるプレート

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<一日の仕事スケジュールは?>

5:30    起床
6:00    ブログ、メールの整理、レシピを書く
9:00     お料理教室の準備
10:00    お教室スタート
12:30    皆で試食
14:00   お教室終了 片付け
15:00     軽く食事
16:00    仕事の打ち合わせや友人と会う
21:00    次の日の準備や読書
24:00    就寝. 
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<仕事のやりがいや面白みはどんなことですか?> 

「〇〇さんのナスが出てきた」「□□さんの春菊は絶品だよね」って生産者さんのお名前をつけて呼ぶことがよくあります。畑にお邪魔することもあるし、今年はお手伝いにも行かせていただいています。種を蒔くときは、こんなにも緊張するのか、というくらいドキドキで、発芽して土を持ち上げた小さな芽を見たときには、もう愛おしくて仕方ないんです。

オリーブオイルの生産者さんに会うために、イタリアの食材を輸入販売しているアサクラさんの生産者ツアーに参加もしました。イタリアでも自然栽培でオリーブや、チェチ(ひよこ豆)、古代小麦、トマトを自然栽培で作っている農家さんたちがいらっしゃるんです。日本でもイタリアでも、そんな生産者さんたちと繋がれるのはとっても楽しいですね。応援したくなるし、ますますみなさんに伝えたいと思います。

自然栽培の農家さんに、「どうしてこういう農法を始めたの?」って聞くと、「家族のため」とか「おいしいから」とかいろいろだけど、みなさんが必ず言うのが「大地を汚したくないから」「地球のために」って答えてくれます。そんな愛にあふれた方たちのお野菜やオイル、お豆をいただけるって素晴らしいでしょ。お料理というツールを通して伝えているけど、人との出会い、自然栽培の輪が広がっていく様を感じられるのがやりがいであり、面白いところです。

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<一番大変だった経験はどんなことですか?>

自分がやりたい、と思ったことを仕事としているので、大変だったという記憶はないです。強いて言えば、「娘たちのために食を大事にしよう」と料理の道に入ったのに、自然栽培に切り替えたころ説明しすぎて、娘たちに受け入れてもらえなかったことでしょうか。

ファミレスにも行っていたし、近所のスーパーで買い物もしていたのに、気がついたら家の中からジャンクなものが消えて、お野菜中心の食事に変わっていたのですから無理もありません。高校生や大学生になっていたので「押し付けがましいのは嫌だ」と言われました。

子どもが外で食べるものにまで口出しはしませんでした。外食を制限することで、友達との関係性が崩れてしまってはいけないし、そもそもそんなことは無理だし、「はい」っていうことを聞くわけもないのでね。ただ、コンビニのお菓子やジュースを見かけるたびに複雑な気持ちにはなりましたね。

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<逆に一番うれしかった経験は?>

そうやって、反発心みたいなものを持っていた娘が、仕事に就き、一人暮らしをするようになってから、ハードで不規則な生活の中で「お母さんが使ってる、あのちゃんとしたオリーブオイルを送って」「自然栽培のお米やお味噌、はちみつを送って」というようになったのです。今では「洗濯の洗剤は何がいいの?」とか「お鍋は?」と食べ物以外のことにまで意識を向けるようになったようです。

近くにいた時は拒否さえしていた娘が、自分の生活を通して実感してくれた―「いいでしょ、いいでしょ」と私が一生懸命伝えれば伝えるほど反発していた娘のその言葉は、一番届いてほしい人に自分の思いが届いていたことを実感できた嬉しい瞬間でした。

 

娘さんに自然栽培の良さが伝わったことをお話しくださった時の溝口さん。それまで、力強く自然栽培の良さをお話しくださっていたのに、一瞬お母さんの表情に。

娘さんに自然栽培の良さが伝わったことをお話しくださった時の溝口さん。それまで、力強く自然栽培の良さをお話しくださっていたのに、一瞬お母さんの表情に。

 

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<自然栽培料理家の未来はどうなっていくと思いますか?>

単純に明るい未来。美味しいですもの。世の中、食や健康への関心は高いです。でも自然栽培という言葉さえ、知っている方はまだまだ少ない。農産物の0.1%なのだから仕方ないけれど、出会ったら、一度その良さを知ったら、食材だけでなくライフスタイルを切り替える人もたくさんいて、元に戻れなくなるのが自然栽培でもあります。

私自身の活動としては、これからはお野菜だけでなく、フェアトレード、オーガニックコーヒーやオーガニックチーズ、蜂蜜、ニホンミツバチの蜂養など視野を広げて、いろいろな分野の方たちとコラボすることで自然栽培を広げていきます。

オリンピックの時には世界中から集まった選手のみなさんに日本発の「ザ・自然栽培のごはん」を食べてもらいたいですね。そして将来的には、お料理だけでなく生活まるごと自然に触れられるような場所を作りたい。海が見えるところに畑のあるアトリエを作り、人が泊まれるような場所を作りたいのです。自然栽培の食事だけでなく、オーガニックコットンのタオルや寝具にヘンプの室内着をまとい、夕方になったら、ろうそくを立て、夜もブレーカーを落とし、電磁波を浴びない、星空を見ながらお風呂に入られるような、そんな場所があったらいいなあって。そういう場所があちこちにできるような気がします。

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<今の仕事と同じように向いていそうな仕事はありますか?>

ミュージシャンとかダンサーとか。
個人のスキルを上げながら、みんなが集まったときに何倍ものエネルギーを発して、誰かの心に響くから。  

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キャリアカウンセラー舛廣純子の  シゴトのチカラ考察  .

自然栽培の素晴らしさ伝えることを仕事、そしてライフワークにもしている溝口さん。料理は溝口さんの興味があって得意とすることであり、溝口さんの伝えたい「自然栽培の良さ」を伝えるための伝達手段でもあるのでしょう。料理家としての仕事だけでなく、「自然栽培の素晴らしさ」について熱くお話を伺いました。

人が仕事を選ぶときの理由は色々です。興味があって好きだから、自分の能力が活かせるから、達成感を感じるから、喜んでもらえるから、成長できるから…… 自分の動機にあった仕事をしていると人はたいていはイキイキしているものですが、もっとも熱くてその言葉にパワーがあるなと感じるのが溝口さんのようにその仕事を通じたテーマを持っている人、特に社会性のあるテーマで、ある種使命感のようなものを感じ、「どうにかしなくてはいけない」「何かを変えていきたい」という思いを持っている人たちです。

「明確なテーマ・使命感を持っている人たち」に共通しているのは「人を巻き込んでいくチカラ」「伝えるチカラ(プレゼンテーション能力)」「行動力」がとても高いということ。溝口さんも、オリーブオイルの生産者さんに会うためにイタリアに行ったり、今年は日本でも農家さんのお手伝いに行かれたり、フットワークがいいな、と思いましたし、言葉のプレゼンテーションだけでなく、「クリエイティビティ」を発揮して美しく美味しいお料理で人にその良さを伝えています。決して押しつけではなく、相手の価値観は大事にしながらも、相手や世の中の為を想い、「良さを知ってほしい」「重要性を伝えたい」、そこに純粋な思いやぶれない使命感があるから、人は巻き込まれていくのでしょう。

何歳になっても自然栽培とともに。これからの人生において、やりたいことがたくさんあって、仕事とライフワークが重なっていることの豊かさを感じたインタビューでした。

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(次回もお楽しみに。毎月2回、第2第4月曜更新です) =ーー

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19話 企業人事のチカラ– マチダミキさんの場合(2017.9.25)    

 過去の舛廣純子さんの働きかたエッセイ 

TOOLS 13   自分を好きになるリフレーミング
TOOLS 19   後悔しない道の選び方(前編)
TOOLS 20  後悔しない道の選び方(後編)
 

舛廣さんってどんな人?

PEOPLE 04 舛廣純子(キャリアカウンセラー)
就職は子育ての最終章。就活生の親に読んで欲しい本を出版
 


舛廣純子

舛廣純子

ますひろ じゅんこ フリーランスキャリアカウンセラー。1972年、東京都出身。日本女子大学人間社会学部文化学科卒業後、化粧品商社に営業職として入社。会社の民事再生、自身の出産・育児を機に2 回の転職を経験。自らの転職経験からキャリア支援に関心を持つようになり、社会保険労務士、キャリアカウンセラーの資格を取得。2007 年、キャリアカウンセラー・講師として独立。大学生の就職支援・キャリア教育、社会人の転職支援・キャリア形成支援を中心に活動。支援学生の高い就職率とわかりやすいセミナーには定評がある。特技は長所探し。2013年12月に学研教育出版から『就活生に親が言ってはいけない言葉 言ってあげたい言葉』を出版。ブログ:http://ameblo.jp/shuukatsumamanoblog/