30年以上も生きていれば、生きるための術を身につけている。傷つかないように、自分を守るために、心の中に壁を積み上げたりブロックをかけたりしてしまって。でもそれが自分の成長を妨げているということに、旅の中で気づかされることが
連載「旅って面白いの?」とは 【毎週水曜更新】 世界一周中の小林圭子さんの旅を通じて生き方を考える、現在進行形の体験エッセイ。大企業「楽天」を辞め、憧れの世界一周に飛び出した。しかし、待っていたのは「あれ? 意外に楽しくない…」期待はずれな現実。アラサー新米バックパッカーの2年間ひとり世界一周。がんばれ、小林けいちゃん! はたして彼女は世界の人々との出会いを通して、旅や人生の楽しみ方に気づいていくことができるのか。 |
第36話 初心にかえった家族旅行 − 親への感謝、弟からの自立 − <日本>
TEXT & PHOTO 小林圭子
わーい、お正月は温泉だー!
と思ったら、代償は毎日の洗い物…(笑)
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滋賀県は長浜。豊臣秀吉がはじめて築いたお城がある土地としても有名な、歴史ある場所。
当初、年始の1月1日から2泊3日で、父と母、そして弟の3人はこの長浜を訪れる予定にしていた。また、3人はまさか私が一時帰国するとは思っていなかったので、早々にホテルの予約をしてしまっていた。
「私ら、お正月に旅行にいくけど、あんたどうする? 」
「え… 」
どうするって…。そんなに選択肢があるとは思えないこの質問に、私の思考は一瞬固まる。…いやいや、行くに決まってるでしょ。お正月早々、誰もいない家でひとりぼっちとか、さすがに寂しすぎる。
「そりゃ、行くやろ」
表情も変えず、声のトーンも低いまま、当たり前のように答えた。すると母はちょっと意地悪な顏をして言う。
「でも、あんた、足ケガしてるしなぁ。一緒に行けるかなぁ」
(足はもう治ってるの知ってるでしょ… )
こんな親子間のめんどくさいやり取りは日常茶飯事だけど、ここは言い返さずにおとなしく従った方が良さそうだ。
「大丈夫、大丈夫! 行ける、行ける! だからお願い! 今日から毎日洗い物するから! 」
絶対連れて行ってくれるってわかっていながらも、とりあえず必死なフリをして見せる。さらに絶対守れそうにない交換条件までオプションで追加。
「そんなに言うなら仕方ないなぁ。じゃあ、せっかくやしみんなで行こか! 」
「わーい。温泉とか久しぶりやし、楽しみやなぁ」
心躍る私。そしてそんな私を横目で見ながら母がひとこと。
「あ、早速、洗い物たまってるで。ケイコ、頑張れ! 」
ちぇっ。私のすぐ調子にのる性格は間違いなく母親譲り。今したばかりの約束をいきなりやぶるわけにはいかないし…、はいはい、やりますよ…。
ホテルの雰囲気にどこかそわそわ…
旅に出て身に付いたのは節約魂と貧乏性!?
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元日の長浜は寒かった。大阪から向かう電車の中で既に雪が降っているのを確認できたけれど、長浜駅に降りてみると、なんとまぁ、そこは一面、雪景色。
「うわっ、寒っ! 」
8ヶ月の旅では、ずっと夏のアジアをまわっていたから、どこにいても基本的に暑かった。唯一、オーストラリアは秋から冬に向かっていたのでだいぶ寒くなってきていたけれど、それでもここまでではない。雪を見たのはおそらく1年ぶりくらいのはずなのに、それが随分遠い昔のように感じられる。長く旅をしていると、日本で当たり前のように感じ取れる季節感がいつの間にか無くなってしまっていることに気付く。
「さ、早よ行って、温泉入ってあったまろ」
私たちは急いで送迎バスに乗り込み、足早にホテルへと向かった。ホテルのロビーは筆で書かれた『迎春』の大きな文字とともに、門松やら生け花やら酒樽やらといろんなものが飾られ、いかにもお正月らしい華やかな雰囲気で包まれていた。みんな、お正月からこんなに旅行するものなのかぁ、とビックリするほど大勢の人で、わちゃわちゃと賑わっている。そして両親がフロントでチェックインの手続きをしている間、私はなんだか所在なくソワソワしながら待っていた。
いつもゲストハウスやホステルなど、いわゆる安宿に泊まることの多い私は、久しぶりにこんなに大きなリゾートホテルに来て、どこか落ち着かなかった。人の習慣て本当におもしろい。旅をする以前の私は、ドミトリーで知らない人と同じ部屋に泊まるなんてありえないって思っていたはずなのに、いつの間にかそれが普通になって、当たり前になって、今では何の疑問も感じずに、来る日も来る日も、誰かと「はじめまして」を繰り返している。それとは逆に、以前は大きなホテルでソワソワすることなんてなかったのに、今はこんなにも落ち着かない自分がいる。それが良いのか悪いのかはさておいて、旅はいろんな変化を私にもたらしているようだ。
普段はそのことをほとんど意識していないし、誰かに「旅に出て何か変わった? 」って聞かれても、「うーん… 何だろうねー」なんて、うまく答えられなかったりもするけれど、こんなふうにふと自分の変化に気がついた瞬間、それがなんだかとても愛おしく感じられる。正直、旅をしているからと言って、大きく何かが変わることはあまりないのかもしれないけれど、もしかしたら、自分が思っている以上に、ちっちゃい変化はいろいろ起こっているのかも、ね。
日常と非日常の逆転現象?
いつも応援してくれている家族に
感謝の気持ちを改めて感じた家族旅行
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さて、いよいよ待ちに待った温泉とのご対面。ここぞとばかりに、ゆーっくりと温泉につかって旅の疲れを癒す。「あぁ、日本人で良かった」としみじみ思う瞬間。8ヶ月の旅の中で湯船につかったのは、なんとたったの2回。基本的にシャワーで体を洗うだけの生活だった。海外にももちろん温泉はあるけれど、こんなにもお風呂や温泉に入って体を温めたり、疲れをとることを大切にしているのは、日本が一番じゃないかと思う。まさに世界に誇るべき日本の文化。
「あぁ、めっちゃ気持ち良いなぁ~ 」
「もう少ししたら外の露天風呂にも行こー! 」
母と2人、身も心も開放的に、至福のひとときを楽しむ。そしてしばらくして心地良い疲れを感じたところで、温泉を出て、今度は夕食へ。父と弟が血色の良い顏をして私たちを待っていた。「さて、今日の夕食は何かなー」とワクワクしていたら、この日はお正月らしく、和食のコース料理。
普段、美味しければ何でも良いというくらい、食べ物にはこだわりのない私。ナシゴレンもラクサもパッタイもフォーも麻婆豆腐も、どこにいたって何でも美味しく食べていたので、旅の間、食事に困ることは全くなかった。日本食が恋しくなることもほとんどなかった。唯一、体調不良のときに「うどんが食べたい… 」と思う程度。
そんな私でも、これだけの贅沢な和食を前にするとやっぱりテンションが上がるらしい。お刺身やら天ぷらやらをゆっくり味わいながら、「あぁ、日本人で良かった」としみじみ思う瞬間、パート2。
目の前には両親、隣りには弟。みんなニコニコと穏やかな顏をして料理を口に運んでいる。
「これはおいしいけど、こっちはそうでもないね」
「でもお節よりもこういう料理の方が全然良いよね」
「あれ、そういえば去年のお正月はどこに行ったんだっけ?」
「一昨年は確か、伊勢に行った気がするけど」
なんて、ワイワイとたわいもない会話をしていると、ふと、つい2週間前まで海外を旅していたことが夢だったんじゃないかと思えて、ものすごく不思議な気持ちになる。旅での非日常がいつの間にか日常になり、逆に日本で過ごしていた、いわゆる普通の日常生活が、忘れ去られた遠い記憶のようになってしまっている。自分の中でのある種の逆転現象のような。そして、そんな私に呼応するように、両親にとっても私が旅をすることがいつの間にか日常になってしまったのか、
「ケイコ、次はいつ出発すんの? どこの国から? 」
「うーん、ネパールに入るのに、安いし、台湾経由で行こうと思ってるけど」
「わかってると思うけど、気をつけて行きや。無理せんと、また早めに帰ってきても良いんやで」
なんて会話が以前よりも普通にできるようになっている。この歳になっても心配をかけていることは申し訳ないと思いながらも、ふらふらとやりたいことをやらせてもらえていることは本当にありがたい。
また、旅中に出会った(特に同年代の)旅人から、「まわりに反対されたでしょ? 」とか「親は何て言ってるの? 」とかって聞かれることが時々ある。確かに、私が旅に出ることを思いついた当初は、もちろん母には強く反対されたし、父も「ケイコがまたよくわからないことを言い出した」と半ば呆れていたけれど、ちゃんと説得して、実際に行くことが決まってからは2人とも応援してくれるようになった。
「早く結婚してほしいわ」とか「帰ってきたらちゃんと働かなあかんで」とか、電話するたびに、挨拶のように口うるさく言われるけれど、それでも最後には「自分の人生やから、あんたがやりたいようにやれば良い」と言ってくれる両親には、ただただ感謝の気持ちしかない。そして結局のところ、家族の支えや応援あってこその自分の旅なんだと思うし、常にそのことを忘れないようにしたい。そんな想いを改めて確認できた、今回の家族旅行だった。
気の強い姉と穏やかな弟
もう何も心配することはないんだね
お互いの道をまっすぐに進もう
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温泉と豪華な食事を堪能し、さらに観光もばっちり楽しんだ2日間はあっという間に過ぎ、3日目の朝、両親に見送られながら私と弟は2人、岐阜県馬籠(まごめ)に向かった。弟との2人旅はこれが初めて(だと思う)。「弟と2人で旅行する」と言うと、「えー! 仲良いんだねー 」なんて驚かれることが結構あって、そう言われるたびに、「そっか、うちは姉弟仲が良いんだな」と客観的に思ったり。確かに弟との関係を随分遡って考えてみても、仲が悪かった時期も特になければ、大げんかをした記憶すらない。ということは、ずっと仲が良かったってことなんだろうか。
いや、そうと言い切るにはちょっとした違和感がある。と言うのも、私には20歳くらいのときから12、3年ずっと引っかかっていたことがあった。それは私と弟の性格が正反対と言って良いくらい似ていないこと。私はどちらかと言うと、気が強くてワガママで自分勝手に物事を進めるタイプ。さらに気性も激しいし、自分でもイヤになるくらい短気。
一方、弟は穏やかで優しくて控えめなタイプ。あまり感情を表に出さないし、気も長い。両親からはたまに「あんたら、足して2で割ったら丁度良いのになぁ」とか「女と男が逆やったら良かったのに」とか言われたりすることもあった。姉弟の性格が似ていないなんて、世の中よくある話なのかもしれないけれど、私はそのことをずっと自分のせいじゃないかと感じていた。弟は物心ついたときから上に私のようなお転婆娘がいたものだから、自分が前に出たくても出られなくなってしまったんじゃないかと。
また、私は中学生のとき、俗に言う反抗期真っ只中で、暴れん坊の私に両親も手を焼いていた。弟はそんな私を見て、「こうはなりたくない」と思ったのか、「両親を困らせたくない」と思ったのか、反抗期がほとんどないまま大人になった。私から見ても、本当に手のかからない良い子だったと思う。人の成長の過程は様々で、一概に何が良いのかなんてわからないけれど、姉としては、弟にも一丁前の反抗期を送らせてあげたかった、と今になって思ったりもするわけで。
そんな私のもやもやを消し去るきっかけをくれたのが、これまでにも何度か登場した、タイのチェンマイでお世話になったマッサージ学校のスタッフ、ネネちゃんだった。
ある日、2人で瞑想をしていたときのこと。急にネネちゃんが私の方を向いて、
「ケイちゃん、弟さん、いる? 」
と聞いてきた。
(え… なんでわかったんだろう… )
と、私は不思議に思いながらも答えた。
「うん、弟が1人いるよ」
「弟さんと仲良いの? 」
「うん、たぶん普通よりは良いと思う」
「あれ、そうなんだね…。なんかケイちゃんの中にしこりのようなものが感じられるんだよね」
(しこり… か。何だろう… )
胸の中がちょっとざわつくのを感じた。
「ケイちゃん、昔、弟さんにすごい酷いこと言われて傷ついたこととかある? 」
「うーん… ないと思う。あるとしたら逆かな。私が弟に酷いことを言って傷つけたことは何度かあるかもしれないけど… 」
「だからかな。ケイちゃんの弟さんを想う気持ちが強すぎて、今のケイちゃんにとっては、それが前に進むことへの妨げにもなってしまってるんだよね。それを克服することができたら、ケイちゃんはもっとスムーズに進めるようになると思うんだけど」
ネネちゃんの言葉が終わるか終わらないかのうちに、私の目からは自然と涙が溢れ出ていた。実はネネちゃんの言葉はものすごく核心をついていて、私の弱点を見事に言い当てていた。
「ちゃんと会社でうまくやってるのかな」「イヤな仕事とか押しつけられてないかな」「自分の意見言わずにまたガマンしてるんだろうな」などなど、優しいというか気が弱いというか人が良すぎるというか、弟のそんな性格を、大人になってからも私はいつも案じていた。お互いの進学やら就職やらで、ここ10年はほぼ一緒に住んでいたわけでもないのに、常に頭の片隅で弟のことを心配している自分がいた(こういうのを典型的な過保護って言うんだろうな… 笑)。だからと言って、ネネちゃんが言うように、そのことが自分にとっての妨げになってるとまではもちろん思っていなかったけれど。
「あのねー、弟さんはもう既に、ちゃんと自分の居場所を見つけてるんだよね。『お姉ちゃんはお姉ちゃん、自分は自分』ということを受け入れて、自分の道を進んでいってる。だからケイちゃんはもう弟さんのことを心配する必要はないんだよ」
その言葉を聞いて、私はスッと肩の荷が下りた気がした。
(そっか、弟はちゃんと弟自身の道を進んでるんだ… )
今まで弟に対して勝手に抱いていた心配が安堵に変わり、同時に、「私のせいで… 」って自分を責め続けてきたことからも解放された瞬間だった。
物事のタイミングにはすべて意味がある
多少の痛みを伴ったとしても
変化は成長への大きな一歩
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馬籠という町は中山道の宿場町で、今でも江戸時代の面影を感じさせる素敵な町だった。冬の冷気を含む、澄んだ空気を肺いっぱいに吸い込みながら、雪が積もった石畳の坂道を弟と歩いていると、さっきのネネちゃんとの会話がふと蘇ってきて、私の安堵の想いはさらに強くなった。
(あぁ、ホントだ。弟はもう大丈夫。私が心配することは何もないんだ。これからは私自身がちゃんと自分の道を進んでいかなきゃ)
チェンマイでいろいろハプニングが起き、そこから「日本に帰れ」というメッセージを受け取って帰国してきたわけだけど、今回の家族4人での旅行も、弟との2人旅も、このタイミングだったことにそれぞれ意味があったんだろうと思う。
30年以上も生きていれば、生きるための術をいろいろ身につけていて、自分が傷つかないように、自分を守るために、心の中にいろんな壁を積み上げたりブロックをかけたりしてしまっていることがある。そしてときにはそれが自分の成長を妨げていることに、旅の中で気付かされることが何度もあった。
たとえば、失敗したくないという気持ちや無駄なプライドが邪魔をしてリスクを取れないことも、自分にとってはそのうちのひとつ。そのたびに私は、「変わらなきゃ」「変わりたい」と心の底から叫んでいた。もちろん、言葉で言うほど簡単なことではないし、面倒で骨が折れる作業かもしれないけれど、前を向いて進んでいくためには、そんな心の壁やブロックをひとつひとつ壊し、しこりだって取り除いていかなきゃいけないんだ。
そんなことをつらつらと思いつつ、信州の名産で作られた美味しいごはんをいただき、ここでもまたまた温泉に入って(すべて弟のおごりで(笑))、新年を爽快な気分で迎えられたことは、目の前に迫る新たな旅立ちが素晴らしいものになることを予感させるのに十分だった。
【写真でふりかえる 日本での家族旅行 】
(次回もお楽しみに。毎週水曜更新目標です 旅の状況によりズレることもございます… )
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連載バックナンバー
第1話 世界一周、ふたを開けたらため息ばかり(2014.10.8)
第2話 旅は準備が一番楽しい。出発までの10ヶ月なにをしたか(2014.10.22)
第3話 ダメでもともと、初めての協賛(2014.11.5)
第4話 出発まで5日。ついに協賛決定!(2014.11.19)
第5話 最初の国の選び方。わたしの世界一周はフィリピンから(2014.12.03)
第6話 カスタマイズ自由が魅力のフィリピン留学(2014.12.17)
第7話 出国していきなりの緊急入院で知った、フィリピン人の優しさと健康に旅を続けていくことの難しさ(2014.12.31)
第8話 世界の中心でハマったいきなりの落とし穴 。負のスパイラルに突入だ!【オーストラリア】(2015.1.14)
第9話 いきなり挑むには、その存在はあまりにも大きすぎた! こんなに思い通りに進まないなんて…【オーストラリア】(2015.1.21)
第10話 いざ、バリ島兄貴の家へ!まさか毎晩へこみながら眠ることになるなんて…【インドネシア】(2015.1.28)
第11話 今すぐ先入観や思い込みを捨てよう! 自分で見たものこそが真実になるということ<インドネシア>(2015.2.4)
第12話 心の感度が鈍けりゃ、人を見る目も曇る。長距離バスでの苦い出会い 〈マレーシア〉 (2015.2.11)
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第14話 欲しい答えは一冊の本の中にあった!「旅にも年齢がある」という事実 〈マレーシア / タイ〉(2015.2.25)
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第16話 果たせなかった役割と超えられなかった壁 〈タイ / ワークキャンプ後編〉(2015.3.11)
第17話 目の前に広がる青空が教えてくれた、全てに終わりはあるということ 〈カンボジア〉(2015.3.18)
第18話 偶然か必然か? 新しい世界の扉を開くとき 〈カンボジア〉(2015.3.26)
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第30話 ミラノ EXPO 2015 レポート – 日本パビリオンに翻弄された2日間 – 〈イタリア〉(2015.8.22)
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第32話 私から自由を奪った足かせと募るジレンマ 〈タイ/事件勃発 中編〉(2015.10.14)
第33話 感覚を研ぎ澄ませ! ハプニングの裏に潜むメッセージ <タイ/事件勃発 後編>(2015.11.4)
第34話 やっと全てがひとつに繋がったよ「さぁ、日本に帰ろう!」 <タイ>(2015.12.09)
第35話 旅人は場所を選ばない − 1年の幕開けは日本の旅から − <日本>(2015.12.30)
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小林圭子さんが世界一周に出るまでの話
『一身上の都合』 小林圭子さんの場合「次なるステージへ挑戦するため」(2014.5.19)