ORDINARY PEOPLE 03 恩田倫孝(旅人) 3/3

旅のルートのイメージを説明してもらった

 

第3章 いってらっしゃい、世界一周へ

【以下からの続きです】

恩田倫孝 1/3 第1章 僕が旅立つその理由
恩田倫孝 2/3 第2章 編集部が訪れた恵比寿ハウス

 


1 . 恵比寿ハウス住人とのお別れ

恩田くんが旅立つにあたり、一番つらいこと。それは、まさに家族である住人メンバーとしばし離れなければならないことでした。「行く前に、メンバーにメッセージを残したら?」という提案に恥ずかしがりながらものってくれた恩田くん。メンバーへの思い、これからの抱負を語ってもらいました。

恩田倫孝 ビデオレター

恵比寿ハウスのメンバーへ

翔くん、しみなおくん、よーじくん、るいすくん、ヒデ、そしてアリエッティーズ。これから8月末から世界一周にいくことになりました。みんなが世界一周行ってて、一人だけ世界一周に行ってなかったので、いろいろとガタガタ言われてきたんですけど、これから晴れて僕も仲間になれそうです。実は会社を辞めるという選択肢よりも、恵比寿を離れる選択肢の方が自分の中の決断としては大きくて。みんなとずっと暮らしてきて、あと1年しかない中で世界一周にいくので、すごく辛いんですけど。たぶん皆も辛いと思うんですけど。これから行って、一回りもふた回りも大きくなって、そしてみんなで一緒に会社やりましょう。

 

 

ことあるごとに撮ってきた家族写真

ことあるごとに撮ってきた家族写真

 

2 . 恵比寿ハウスメンバーから、恩田くんへ
「全員が世界一周経験者」という特殊なシェアハウス。経験者たちだからこそ、「大丈夫、世界一周はできるよ」という思いと、「大変なこともあるから気をつけて」と両方の思いがある。旅人だから、出会いも別れも慣れている。大切な仲間が旅立つ、その日の家の玄関には、あたたかな餞の言葉であふれていた。

しみなお
恵比寿に住んで、人生に悩んで。まわりのみんながこんなに世界一周している環境の中で、みっちーが会社を辞めて世界一周にいくのは自然の流れだったのかなと思う。
よーじ
僕は確信してる。きみの旅がこの上ないエンターテイメントに彩られたものになることを。心の持ちようで、世界は見せる姿を変える。いつもどーりにグイグイ他人にぶつかって過ごせば、世界中にファンを増やしながら、奇想天外な旅になるよ。
るいす
みっちーは「TABIPPOに人生変えられた」って言ってるけど、本当はみっちーがTABIPPOを創ったのかもしれません。みっちーのことだから世界一周中にやりたいことや創りたい世界があるはず。
竹内秀晃
出逢った頃から、辞めるヤメると言いつつ、中々決断できずにいたアナタを見てたもんだから喜びもひとしお。恩田くんの旅路ですから、山ほどの人が寄ってきて、数えきれない程の出逢いがあるでしょう。

あなたが帰国したとき、さらにネタだらけのハッピーな人間になって、TABIPPOにジョインしてくれることを、まじでまじで楽しみにしています。あなたが会社を辞めると決断し上司に話をしたあの瞬間、僕らは運命共同体になりました。一度の人生、一生笑って暮らせるように、一緒に頑張ろう。
ひろき
仕事を辞める辞めるって言って辞めなかったのを聞いて、俺が心の中でこっそり「ひろき病」って呼んでたみっちー。どのみっちーも僕は好きでした。
はせ
一緒に飲みに行ったりふざけあったりして可愛がってもらいました。よく二人でいろんなワインを試してみたり新しい居酒屋を開拓してたことはいい思い出です!
おび
時が経つにつれ、だんだんと「ん、なんか変な人だぞ?」って思うようになり、恵比寿ハウスで頻繁に会うようになってからそれは確信に変わりました。みっちーさんがあゆのevolutionに合わせて踊る気持ち悪いダンス大好きです。
けんいち
いつの間にか一緒に住んでて、気付いたときには家族になっていました。世界に飛び立つということですが、これでようやく世界一周者の仲間になれるね。
長嶋太陽
明日からの一年間でどのように進化をしてゆくのか。さびしくないはずないけれど、とにかく元気で、体に気をつけて。


3 . 編集部より 贈る言葉

本当は人はみな旅人なのかもしれません。一日一日、自分の小さな選択で違う出来事が転がっていく。異国の地で歩く日々。知らない暮らしは、僕たちが小さな世界で生きていたことに気づかせてくれます。人との出会いは、自分が知らなかった良いところに気づかせてくれます。こんなに笑えたっけ、こんなに泣けたっけ、こんなに大声が出せたっけ。いろんな自分を、そして世界を目撃してください。恩田くん、いってらっしゃい。お便りを楽しみにしてます。 (オーディナリー編集部一同)

出発直前(7日前)インタビュー   深井次郎 × 恩田倫孝「本当に行くのか、実感がわいてきた」

 

出発の朝。皆に見送られ旅立つ恩田くん

 

現在はどこにいる?
会社を辞めて、世界一周の旅に出た恩田くんの様子は、ブログにて確認できます
http://michinorionda.com

 

 « previous        2      

onda_01旅に出た人
恩田倫孝(おんだみちのり)
通称:みっちー。1987年生まれ。新潟出身。慶応大学理工学部卒業。商社入社後、2年4ヶ月で退社。北方謙三の『水滸伝』の志と村上春樹の表現と岡本太郎の情熱を好む。椅子に座る時の姿勢のよさに定評がある。旅男子9人のシェアハウス「恵比寿ハウス」を経て、現在、「旅とコミュニティと表現」をテーマに世界一周中。
http://michinorionda.com
 https://www.facebook.com/michinori.onda

編集部

編集部

オーディナリー編集部の中の人。わたしたちオーディナリーは「書く人が自由に生きるための道具箱」がコンセプトのエッセイマガジンであり、小さな出版社。個の時代を自分らしくサヴァイブするための日々のヒント、ほんとうのストーリーをお届け。国内外の市井に暮らすクリエイター、専門家、表現者など30名以上の書き手がつづる、それぞれの実体験からつむぎだした発見のことばの数々は、どれもささやかだけど役に立つことばかりです。