コンテンツには値段がつかない、紙媒体は売れないという最近の風潮にちょっと挑戦してみようという企みもあって、お店を広げてみました。誰かが対価を払って読んでくれることは、やはり書き手の大きな喜びなのです。
EVENT REPORT
オーディナリー書店 – エッセイを売るという試み –
先日、毎年恒例の「自由大学祭2015」が開催されました。講義「自分の本をつくる方法」の有志メンバーが編集部になり発足したのがオーディナリー。今年はなにをしたのかというと、「オーディナリー書店」を開店しました。これまで「ORDINARY」に掲載してきたTOOLSエッセイを1本100円で販売する初の試み。コンテンツには値段がつかない、紙媒体は売れないという最近の風潮にちょっと挑戦してみようという企みもあって、お店を広げてみました。
エッセイは封筒に書かれたそれぞれの抜粋文だけを見て、選んでいただく趣向でしたが、インスピレーションでパパッと決める方、あれこれ迷って今回はやめたという方、様々なタイプのお客様が来店。数時間しかない営業時間の中にもかかわらず、40本中12本売れました。自分の作品が売れたかどうか気にして来店してくださる作家さんもあり… 誰かが対価を払って読んでくれることは、やはり書き手の大きな喜びなのです。
手前味噌ですが、ORDINARYのエッセイはどれも心のこもったいいものばかりなんです。編集部としても、それぞれの作品から抜粋文を選んだり、レイアウトしていく作業を通し、もっともっとたくさんの方に読んでいただきたいという思いを改めて強くしました。
【写真でふりかえる 自由大学祭2015】
最後に、エッセイから抜粋した一行をいくつかお見せします。これを見ただけでどのエッセイかわかった方は、相当読み込んでる読者です。ちなみに深井さんは全部わかりました。
【あなただったら、どの封筒を選ぶ?】
ご来場いただいた方、ありがとうございました!
片づけ完了でパチリ、の編集部メンバーでした。