【レポート】オーディナリー書店 in 自由大学祭 「エッセイはどのように売るのか」

自由大学祭2015コンテンツには値段がつかない、紙媒体は売れないという最近の風潮にちょっと挑戦してみようという企みもあって、お店を広げてみました。誰かが対価を払って読んでくれることは、やはり書き手の大きな喜びなのです。

EVENT REPORT
オーディナリー書店 – エッセイを売るという試み – 

 

 

先日、毎年恒例の「自由大学祭2015」が開催されました。講義「自分の本をつくる方法」の有志メンバーが編集部になり発足したのがオーディナリー。今年はなにをしたのかというと、「オーディナリー書店」を開店しました。これまで「ORDINARY」に掲載してきたTOOLSエッセイを1本100円で販売する初の試み。コンテンツには値段がつかない、紙媒体は売れないという最近の風潮にちょっと挑戦してみようという企みもあって、お店を広げてみました。

エッセイは封筒に書かれたそれぞれの抜粋文だけを見て、選んでいただく趣向でしたが、インスピレーションでパパッと決める方、あれこれ迷って今回はやめたという方、様々なタイプのお客様が来店。数時間しかない営業時間の中にもかかわらず、40本中12本売れました。自分の作品が売れたかどうか気にして来店してくださる作家さんもあり… 誰かが対価を払って読んでくれることは、やはり書き手の大きな喜びなのです。

手前味噌ですが、ORDINARYのエッセイはどれも心のこもったいいものばかりなんです。編集部としても、それぞれの作品から抜粋文を選んだり、レイアウトしていく作業を通し、もっともっとたくさんの方に読んでいただきたいという思いを改めて強くしました。

 

【写真でふりかえる 自由大学祭2015】

 

 

自由大学 表参道 COMMUNE246

ここが自由大学。自由大学卒業生たちはもちろん、ふらっとのぞいて行く人もいてにぎわいます。表参道という場所柄、人通りも多い。

オーディナリー書店

さあ、オーディナリー書店、店開きです。

こんな方へ

メニュー表とでもいうのかな。「こんな方へ」というおすすめが書いてあります

卒業生の本、オーディナリー関連本

講義の卒業生たちの本など、オーディナリーに関連する本。13名ほどの方が出版されています。

告知タイム

こんな雰囲気で人も集まって来ました

みんな来てね

編集部モトカワさんも告知トーク。来場者に「オーディナリー書店」の紹介をします。

エッセイずらり44本

エッセイずらり44本。封筒の中身は見れません。一行をヒントに選びます。きっと中には今あなたに必要なメッセージがあるのでは。

COMMUNE246

今年のテーマは「好奇心を解き放て」。横断幕は、書家の先生が書いてくれました。

バラッツさんのカレー屋

スパイスの講義の教授がやってるカレー屋もあります。編集部メンバーがひと休み。

店番をする深井さん。隣は連載「スポールボーイズ」でもおなじみ森川寛信さん。「じぶんスタイル世界旅行」の教授なのです。

commune246

COMMUNE246の中に自由大学は併設されています。学校も食も仕事場(シェアオフィス)も入り交じってカオスなクリエイティブスペースなのです。

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連載「井戸とラクダ」の恩田くん、卒業生の遠又くんも顔を出してくれました。

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3人でいろいろ話してます。

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屋上も盛り上がってます。

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靴磨き講義の卒業生たちが、靴磨き屋さんをやっています。

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いい天気で、春だけど暑い。

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このフォルムかわいい。

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カレー屋さんを出店してる堤さん。気合い十分、大人の文化祭です。

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諸星久美さんは、家族がテーマでTOOLSを書いてくれています。

最後に、エッセイから抜粋した一行をいくつかお見せします。これを見ただけでどのエッセイかわかった方は、相当読み込んでる読者です。ちなみに深井さんは全部わかりました。

【あなただったら、どの封筒を選ぶ?】

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ご来場いただいた方、ありがとうございました!

片づけ完了でパチリ、の編集部メンバーでした。

オーディナリー編集部 


編集部

編集部

オーディナリー編集部の中の人。わたしたちオーディナリーは「書く人が自由に生きるための道具箱」がコンセプトのエッセイマガジンであり、小さな出版社。個の時代を自分らしくサヴァイブするための日々のヒント、ほんとうのストーリーをお届け。国内外の市井に暮らすクリエイター、専門家、表現者など30名以上の書き手がつづる、それぞれの実体験からつむぎだした発見のことばの数々は、どれもささやかだけど役に立つことばかりです。