【レポート】卒業生80名が集結する「自分の本 大同窓会2018」を開催

深井次郎トーク8年続く講義ですから、多くの著者が生まれています。初の出版で5万部超えのベストセラーを記録したメンバーもいれば、11冊以上出版し、その分野で第一人者に駆け上がったメンバー、日本だけでなく海外の重要な賞をとり活動の範囲を広げた人
イベント 開催レポート
「自分の本をつくる方法」大同窓会を開催  .

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深井次郎が教授をつとめる講義「自分の本をつくる方法」。2009年の自由大学創立時から8年間定期的に開講していて、たくさんの「著者」と「本が生まれる瞬間」に寄り添っています。 今回は、「大勢の卒業生で集まる会をしたい!」という声に応える形で、オーディナリーが「大同窓会」をプロデュースしました。

出版するなら自分の本をつくる方法
イベント内容「自分の本  大同窓会」

・深井 次郎トーク (「自分の本をつくる方法」教授 / オーディナリー代表)
・乾杯!ドリンクとおつまみタイム
・著者たちのトーク
・みんなの活動報告トーク
・交流タイム

主催:株式会社オーディナリー

 

 

 

卒業生が集結し、80名の会場がすぐに満員に。

会場は、東京駅の目の前。遠方から新幹線などで駆けつけてくれる方もいるので、アクセスの良い会場にしました。

オーディナリーでは、本づくりについて学ぶ、小さなギャザリングを開催していますが、規模的にはMAX20名までくらいにしています。これはやはり、一人ひとり顔が覚えられて話せる、ひとりの人間の存在が軽くならないギリギリの規模感かなぁ、と考えるからです。登壇する人の話を聞くだけで終わりではなく、全員が能動的に話に参加するとなると、あまり大人数では難しく、気がすすまなかったのです。

しかし今回は、一部から要望があったので「大勢で交流する」というコンセプトのもと、流れを考えました。さすがに80名となると、一人ひとりと濃い話をすることは難しいのですが、なるべくそれぞれがピンと来た人と話せたり、何らかの出会いとインスピレーションを持って帰れたらいいな、ということです。

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深井次郎のトーク。「あなたにとって価値のある人生とは何か」をテーマにひとりの著者の例を挙げ話しました。

深井次郎のトーク。「あなたにとって価値のある人生とは何か」をテーマにひとりの著者の例を挙げ話しました。

笑って前に進むのです

人生いろいろあるけど、それでも笑って前に進むのです

 

一足先に出版した著者たちの「現実的な話」を共有していきます

8年続く講義ですから、もちろん多くの著者が生まれています。初の出版で5万部超えのベストセラーを記録したメンバーもいれば、11冊以上出版し、その分野で第一人者に駆け上がったメンバー、日本だけでなく海外の重要な賞をとり活動の範囲を広げた人など、目に見える活躍を遂げている人もいます。

初めて出版を試みる人たちが、どうしたらより良い作品を作ることができるのか。届けたい読者に届けることができるのか。相性の良い編集者、出版社と出会えるのか。1冊目を出版した後も、自分のメディアをどのように大事に育てていくか。

こういう課題に向き合い、ベストの方法を教授の深井次郎は講義内容を考え、オーディナリーでひとつひとつ実現していっています。

著者さんたちのトーク。自分の事例を惜しげもなくシェアしてくれます。

著者さんたちのトーク。自分の出版事例を惜しげもなくシェアしてくれます。

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ビジネス書、自己啓発、コミックエッセイ、旅の本、絵本など、ジャンルもさまざま。

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成功例はもちろん、失敗談も頻発し、笑いが絶えません。

代官山蔦屋にも林佳代子さんの「まるごとマルタのガイドブック」は置かれています

代官山蔦屋にも林佳代子さんの「まるごとマルタのガイドブック」は置かれています

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アンティーク着物の永田欄子が自らの著書と、進行中のプロジェクトについて

 

同志がいると、成長が加速する

「自分にもできそう」と思うことができれば、たいていことは実現します。「出版なんて自分にはまだ無理だろうな」という心理的な壁がある人が多いのですが、一緒に学んだメンバーが次々と出版していくと、「あれ? もしかしたら自分にもできるかも」と壁が溶けていきます。「絶対無理…」が「できなくはないかも?」になり「できそうだぞ」「絶対できる」に変わっていく過程を何度も見ています。

自分がうまくいった方法を共有したり、本音でお互いの作品をフィードバックしあったり、プロモーションを協力しあったり。自分のメディアを持つ人たちが協力し合うと、お互いの成長が加速していきます。

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みんな専門分野が異なるからこそ、気づかなかったアイデアに出会えることも

みんな専門分野が異なるからこそ、気づかなかったアイデアに出会えることも

 

参加メンバーからのコメント

・思っていた以上に良い意味で真面目な会だった。80人の大人数なら、収集がつかずもっとワイワイした娯楽要素の強い交流会になるかなと思っていました。が、深井さんの冒頭のお話から引き込まれ、講義のアフターフォローのような、ピリッと引き締まった雰囲気で始まったのがとてもよかったです。その後も、締まった空気を保ちつつも、楽しくざっくばらんで笑いもたくさん起きる温かい会だったなと思います。真面目さと楽しさのバランスがちょうどよかったです。深井さんが、一人一人メンバーの紹介をしてくださったので「後でこの人に声かけよう」と話かけるきっかけを沢山頂けましたし、会終了後も引き続きお茶しに行って話すことができました。久々に、脳が刺激されたような、また私も頑張ろう〜!と思える時間を過ごせました。

・著者の方々に会え、アドバイスをいただけた。そして、仲良くなれた。

・参加した皆さんの、専門や興味対象、活動がわかりやすかった。

・違う期の方といろいろお話ができ、みなさんの活動に刺激を受けました。

・同期の皆さんと、久しぶりに会えた。また、授業の中で話題になっていた出版された方と直接会ってお話ができた。

・たくさんの方々と対面でお話できたこと(SNSがあまり得意ではないので)1分PRも歓談タイムもどちらも楽しかったです!みなさんが何かしらチャレンジをしてきた方々なので、これからチャレンジをする人に対して建設的で前向きなアドバイスをくださる交流が良かった。

・多くの方に自己紹介が出来た

・興味のある活動をしている方に出会えた

・参加したことで大いに刺激を受けて新たな活力が得られた

・同級生と再会し、近況を報告しあえたこと。実際に本を出版された方の生の声を聞くことができ、刺激をもらえたこと。

・会場も良かった(東京駅そば、オープンスペース、綺麗、終わった後もそばにお店がたくさんある)

・皆さんの紹介レジュメが良かった。あらかじめ出会いたい興味のある人をチェックすることができた

・前に出てのインタビューが良かった。皆さんの事をくまなく知る事ができた。それに次郎さんとの掛け合いなので緊張せずに話せた。

・全期の方と一堂に会す機会は本当にありがたい!FBページでつながっていても、交流まではなかなかできないので、異なる期の方とも気軽に話せる機会はとてもありがたかったです。

・楽しい方々とお会いできてうれしかったです☆発表よかった!1分短い!と思ったけどもっと聞きたい気持ちがその後話しかけるきっかけになりました。

・事務局のみなさま、準備から当日まで大変だったと思います。本当にありがとうございました。とても良い会でした。

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好評で楽しかったので、また来年、2月に開催予定です

「こんな会やりたいね」と誰かが言い出して、それをみんなで意見を出し合って実現する。そういう形がオーディナリーらしさだなと思います。「お客さんは誰もいないからね」というのは深井次郎がよくいうことですが、受身の姿勢ではなく、みんながそれぞれ会をよくするためにできることをする、というスタンスがとても気持ち良いです。能動的な方が、人生は楽しい。人生は自分でつくっているのですから。

今後も、「与え合うコミュニティー」であり続けましょうね! 

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みんなで記念撮影。

また来年。面白い報告ができるよう、自分のプロジェクトを精一杯楽しみましょうね!

また来年。面白い報告ができるよう、自分のプロジェクトを精一杯楽しみましょうね!

最後に【当日の写真ギャラリー】をどうぞ

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手売りブースも。自分の本やZINEや作品などを、販売し交流できるようにしました

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美味しいケーリングで乾杯

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編集部

編集部

オーディナリー編集部の中の人。わたしたちオーディナリーは「書く人が自由に生きるための道具箱」がコンセプトのエッセイマガジンであり、小さな出版社。個の時代を自分らしくサヴァイブするための日々のヒント、ほんとうのストーリーをお届け。国内外の市井に暮らすクリエイター、専門家、表現者など30名以上の書き手がつづる、それぞれの実体験からつむぎだした発見のことばの数々は、どれもささやかだけど役に立つことばかりです。