【第259話】「君には飽きた」と言われた僕は、波の数だけ抱きしめた / 深井次郎エッセイ
「また同じ波か」「ふふふ、本当に同じに見えるかい?」 マンネリが続けられるのは才能があるから 部屋の中がずいぶん暗い。 「そうか、もう夕方か」 電気をつけるのを忘れていた。 自分と似た人を見る…
「また同じ波か」「ふふふ、本当に同じに見えるかい?」 マンネリが続けられるのは才能があるから 部屋の中がずいぶん暗い。 「そうか、もう夕方か」 電気をつけるのを忘れていた。 自分と似た人を見る…
世界の絶景や、世界の食事、世界の人々に会いたくて、旅に出たけれど、500日もの旅路は、「どんな暮らしが幸せなのか」を考えるきっかけになりました。働くこと、住むこと、食べること、これらをリセットして、考え直してみる。日本の…
タラップを降りるテリーはジョン・ウェインのような表情をしていた。一部始終を見ていた私も彼女の感情の嵐に巻き込まれ、ついでに心の整理ができてしまった。 < 連載 > モトカワマリコの面倒な映画帖 とは 映画な…
一人旅はいつでもできるけれど、親を連れていくのはいつでもできるわけじゃない。当然親の体力だって落ちてくるし、体力がなくなれば誘っても「もう無理」と言われるかもしれない。親孝行には期限があるのだ。「いつか」と思っていると、…
「ひきこもり」という言葉ができる前から引きこもってました。だから今でも電話が少し苦手です。仕事だったり、友達と会うことになっていたり、なのに時間が来てもどうしても家を出ることができない。 連載「もういちど帆船(はんせん)…