「声」の講義でレクチャープランニングコンテストに出ました。
ナレーションがダメダメ
ある時ORDINARYの編集会議で動画のナレーションがダメダメだよ、という話が出ました。記録のためや、PR用に深井さんの動画を撮るけれど、ご本人曰くナレーションの表現が素人くさいと思うんだそう。ORDINARYには表現者の可能性を広げるとか、表現の質を高めるという使命もあるし、これからの書き手には動画はマストだよねという話にもなりました。そうか…ナレーションとは違うけれど、私は声楽を勉強していて、自分という楽器がいかにダメか痛感しています。頭でわかっていても、肉体をコントロールして「いい声」にもっていくのは難しい。声のことは身近なツールなのに案外わかっていないのではないでしょうか。掘り下げてみると面白いし、役に立つよね?ということで、自由大学の講義として提案して、自分たちも学ぼうということになりました。
レクプラの準備
打ち合わせを重ね① 声の基礎知識② 自分の声のキャラクターについて(どうしたら感じのいい、威力のある声になるか)③ 発声ワークショップ ④ 声を使った作品づくり のような構成に落ち着きました。ナレーションが上手になってカッコいい動画が撮れるようになる上に、他人とのコミュニケーションをスムースにしたり、プレゼンテーションが上手になったりというメリットもあるというアピール。
ずっと声のことを考えていて気が付いたけれど、対象には自分も含まれるですね。自分の声は、音源が体内にあるし、頭蓋骨や体に共鳴する分、実は大きな影響力があるんじゃないでしょうか。自分の声を一番聞いているのは自分、だから声を制御できると、自分の感情や対応も思い通りになるかもしれない?自分自身あがり症で失敗が多いので、そういうことも盛り込もう…。
ドキドキの初レクプラ
さてレクプラ当日、モトカワが代表して発表することになりました。会場にはORDINARYでも執筆している坂本那香子さんもプレゼンターとして出場。シンガポールに来月からまた赴任するというお忙しい中でのエントリーです。
モトカワはジャンケンで勝って2番手、ちょっとだけ余裕が出ました。とはいえプレゼンテーションは7分なので要点しか言えません。なんで声の講義をしたいのか、具体的に何をするのか、これを学んだら何が面白いのか、役立つのか。ざっくり説明するだけでタイムアップ。身近なテーマだし、誰しも気になっていたことだったらしく、予想外にべストプランニング賞をいただきました。アイデアレベルで詰めの甘い企画だったし、講義タイトルもダサかったけれど、多くの方が、面白そうだね、役立つよね、と思ってくださったことが、とてもうれしかった。参加者のみなさん、ご清聴ありがとうございました。