観せるために描かれていない。これが何だかワクワクしますよね。
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こんにちは、編集部のおーちゃんだよ。
「ティム・バートンの世界」展のレポートをするね。
編集部にいるけど、ぼくの仕事は主にレポート担当。 そして月2回メルマガも書いて配信してるよ。(まだの人は登録して)オーディナリー周辺で起きてることをみんなに伝えていこうと思ってる。 |
「いやー、秋だなぁ」
この日はヤカンの横でぴょこぴょこ跳ねてたら、深井さんから、メッセージが届きました。
「おーちゃん、今日16:30からだけど、六本木ヒルズに来て」
「いいよー、何があるの?」
「ティム・バートン展のレポートして欲しいんだ」
「あ、それ観たかったやつ。でも確か、明日から公開じゃないの?」
「うん、でも特別に一般よりも一足早く見学できるんだって。内覧会に招待してもらったの。間に合いそう?」
「もちろん」
オーディナリーは興味があるものであればどこでも行きますし、もし気に入ったものがあれば、みんなにも伝えたい。(だから気軽に声をかけてくれよな!)
というわけで、いざ、六本木ヒルズへGO!
他に目移りしちゃうイベントがあったから、迷った。
「ひゃ、なんなの、この小さいの!」
道ゆく人に、踏まれそうになりながらウロウロ。
森アーツセンターギャラリーは….
ふぅ…ここか。
でもよかった、深井さんが待っててくれました。
「おーちゃん、ここだよー」
ドーーーン!
「ふぁっ !? ふ、深井さん、何その恰好……」
「あはは、ちがうよー、こっちこっち」
「今のだれ?」
「ん、 なにかいた?」
「う…うん、でも気のせいかも…」
関係者用の受付にいくと、オーディナリーの名刺を渡し、ゲストパスのシールを胸に貼り、資料や本をいただいて、いよいよ中へ。
ティム・バートン監督の映画は「シザーハンズ」も「バットマン」も「スリピー・ホロウ」「アリス・イン・ワンダーランド」「ビッグ・フィッシュ」などなど観てきましたが、今回展示されているのは、イラストです。
主にキャラクターイラストなんですが、これが可愛くて表情とか頭のバランスとかがツボなのです。実は今回の作品たちは、もともと誰かに観せるように描かれたものたちではありません。自分用に描かれた絵、つまり誰にも見せない日記のようなものなのです。だからカフェのナプキンに描かれたものもあるし、書きなぐったメモみたいなものもあります。
(c) Tim Burton
観せるために描かれていない。これが何だかワクワクしますよね。公開するティム・バートンさんもちょっぴり恥ずかしかったのではないでしょうか。
「観る側としては、そこがいいんだよねぇ」
深井さんも満足だったようです。
「このテイストが好きな人にはたまらないね。ぼくは大好物」
さて帰ろう、東京タワーきれいだね。
シュン……(瞬間移動で消えた音)
【イベント詳細】 ティム・バートンの世界 会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階) 期間:2014年11月1日(土)~2015年1月4日(日) 入場料:一般1,800円 高校生・大学生1,300円 子供(4歳~中学生)800円 ※価格は全て税込。 主催:フジテレビジョン/東京新聞/WOWOW/森アーツセンター 公式HP:http://www.tim-burton.jp/ |
【プロフィール】 ティム・バートン: 1958年8月25日、カリフォルニア州バーバンク生まれ。本名はTimothy Walter Burton。幼少の頃より怪獣映画やホラーに親しみ、18歳で奨学金を得てディズニーが創設したカリフォルニア・インスティチュート・オブ・ジ・アーツへ入学。卒業後はディズニー・スタジオのアニメーターとなり、『きつねと猟犬』、『コルドロン』などに参加。1982年、24歳でスタジオの創作開発課より資金を得て、モノクロの短編ストップモーション・アニメ『ヴィンセント』で監督デビュー。続いて、ケーブルTVのディズニー・チャンネルで『ヘンゼルとグレーテル』、モノクロ実写短編『フランケンウィニー』を監督。ディズニーを去った後の85年には、『ピーウィーの大冒険』で長編劇映画デビュー。この映画がヒットした事から、『ビートルジュース』『バットマン』の成功へと繋がり、独創的な映像・美術センスで多くのファンを得て、ユニークな作品を撮り続ける。 <主な作品> 『ピーウィーの大冒険』(1985年)『ビートルジュース』(1988年)『バットマン』(1989年) 『シザーハンズ』(1990年)『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993年)『マーズ・アタック!』(1996年) 『スリーピー・ホロウ』(1999年)『ビッグ・フィッシュ』(2003年)『チャーリーとチョコレート工場』(2005年) 『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)『ダーク・シャドウ』(2012)他 |
This exhibition is organized by Jenny He, Independent Curator, in collaboration with Tim Burton Productions.