【REPORT】11/25-TRANSITION-TALK LIVE

23872503057_11073654a8_o

お茶の専門家正垣夫妻を囲んでの、未来に向かって語る未来茶会。

忙しい日常をほんの一瞬離れ、ほっと一息、お茶をつきながら、これからの自分、仕事、心に浮かぶあれこれを話し合う時間があってもいいじゃない、それも知らない人同士で―というコンセプトで茶会は企画されました。人生の転機にはそんな緩やかな時間も必要だと考えたからです。

冒頭正垣夫妻のご経歴を聞き、夫婦同時に仕事を辞め、旅をし、今は一緒にカフェで働く―その生き方そのものに一同「すごいよね~」。そんなおおらかな生き方を聞いたら、これからの未来も不安に押しつぶされず力強く歩んで行けそうです。

お茶や茶器についてのお話やお茶の飲み方をお聞きしながら、おいしいお菓子を頂き、薫り高いお抹茶を頂くところから会はスタートしました。

それぞれが自己紹介をしながら、今話したいことを話す中で出てきたのが、「情熱的にのめりこめる仕事にまだ出会えていない」というお悩み。あなたもそんな風に考えたことはありませんか?

ポジティブにとらえるための思考の仕方、「そもそも仕事ってみんなが情熱的に取り組めなくてはいけないの?」という投げかけ―転職経験の豊富な参加者一同、いろいろな視点から繰り広げられるアドバイス。初めてあった人も多い茶会で、互いが互いの悩みに真剣に、時に笑いも交えて答えます。

知らない人だからこそ、素直にできる会話がそこにはあったようにも思います。

忙しく日々を過ごす中で、ネットでの対話が日々の中心になる中で、こんな風においしいお茶を頂きながら、ゆったり面と向かって語らいあう時間は、豊かで、私たち一人一人に必要なものなのかもしれませんね。京橋からの寒い帰り道をぽっと温かくしてくれた時間でした。


編集部

編集部

オーディナリー編集部の中の人。わたしたちオーディナリーは「書く人が自由に生きるための道具箱」がコンセプトのエッセイマガジンであり、小さな出版社。個の時代を自分らしくサヴァイブするための日々のヒント、ほんとうのストーリーをお届け。国内外の市井に暮らすクリエイター、専門家、表現者など30名以上の書き手がつづる、それぞれの実体験からつむぎだした発見のことばの数々は、どれもささやかだけど役に立つことばかりです。