【ORDINARY 編集日記】連載『花が咲く時』スタートによせて

ギャラリーを訪ねると菊池さんが笑顔で迎えてくれた(東京•駒沢)

ギャラリーを訪ねると菊池さんが笑顔で迎えてくれた(東京都 • 駒沢)


花と寄り添う暮らし
 

人間は自然から離れると元気がなくなってしまいます。暮らしの中に自然をとりいれる方法はいくつかありますが、植物に触れること、土に触れること、空を見ること、動物とじゃれること。これが気軽にできることなのではないかなと思います。

ぼくたちは日々やらなければならない(と思い込んでる)ものに追われがちですが、その中にもお花を一輪可愛がるくらいの余裕はもっていたい。お花があるから気持ちに余裕ができるのか、そもそも余裕がある人がお花を愛でるのか。どちらにしても、お花はぼくたちの気持ちをスローに豊かにしてくれます。

日本には豊かな四季があります。季節を感じることで、時間の流れを意識します。時間の使い方とはすなわち命の使い方であることを考えますと、慌ただしく雑に使うのではなく、丁寧に味わって扱いたいもの。暮らしの中にお花があると、ふとそのことを思い出すきっかけとなるようです。

ここでは、フラワーデザイナーである 菊池裕子さん が毎月、季節の花の話をします。
きっとあなたの暮らしにも取り入れやすいお花です。

連載『花が咲く時』
 - こちらから

世界にひとつだけという理由で、花と人間は似ているように言われます。花が咲く季節は春だけではないですし、控えめな花も、咲くのに時間がかかる花もあるようです。菊池さんの話を聞いて、あなたが今まで素通りしていたあの花の魅力を再発見するかもしれません。


編集部

編集部

オーディナリー編集部の中の人。わたしたちオーディナリーは「書く人が自由に生きるための道具箱」がコンセプトのエッセイマガジンであり、小さな出版社。個の時代を自分らしくサヴァイブするための日々のヒント、ほんとうのストーリーをお届け。国内外の市井に暮らすクリエイター、専門家、表現者など30名以上の書き手がつづる、それぞれの実体験からつむぎだした発見のことばの数々は、どれもささやかだけど役に立つことばかりです。