TOOLS 53 理想のカラダを手に入れる方法〈 はじめての筋トレ篇 〉/早乙女 久美( トレーニング研究家 / 美容研究家 )

カラダを鍛えると自然と心も鍛えられてきます。仕事や人間関係など日々悩むことはたくさんありますが、そんな時は頭を空っぽにするためにも筋トレ。そうすると疲れてヘトヘトになって夜もぐっすり眠れて、意外と悩んでいたことがちっぽけに思えてくることがあります。

TOOLS 53
理想のカラダを手に入れる方法 〈 はじめての筋トレ篇 〉 
早乙女 久美  ( トレーニング研究家  /  美容研究家 )

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自由に生きるために
体重計を気にするのをやめよう

 
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 ダイエットを始めたきっかけはコンプレックスから 
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ダイエットしたことありますか? ほとんどの女性は何かしらのダイエットに挑戦したことがあるのではないかと思います。

わたしが「ダイエット」というものを始めてみたのは高校1年生。中学生の頃は部活動で体を十分に動かしていたのでどれだけ食べても太らなかったし、自分の体型を意識したことはほとんどありませんでした。しかし、高校生になって、少し大人びてきた頃、周りの友達と自分の容姿を比べるようになり、自分自身にコンプレックスを持つようになりました。

「ダイエットして痩せればコンプレックスが解消されるのではないか?」

十分な知識もないまま挑戦した記念すべき初めてのダイエットは、3日間りんごだけを食べ続けるという「りんごダイエット」。それから今日に至るまでに様々なダイエットにチャレンジしてきました。専用の食事に置き変えるものや飲んだら痩せると言われるサプリメント、エステや岩盤浴に通ったりマクロビオティックやローフードや断食などの食事法、ジムに通ったりビリーズブートキャンプに入隊してみたりヨガやランニングを始めたり。挙げたらキリがないほどですが、「これをやって痩せました! 」みたいな情報に飛びついてみてはあまり効果や変化が実感できず、飽きてはやめるを繰り返し、自分のカラダのことなのにどこか他力本願でした。(ダイエット歴は20年ほど。つぎこんだ金額は300万円にはなるでしょう)

そしてコンプレックスを解消したいためのダイエットだったはずが、いつの間にかただ体重を落とすことだけが目的となっていたのです。

 

 
 なぜ筋トレに目覚めたのか 
 あるCMに刺激され、本当か研究してみた 

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ある日ふとテレビを見て目を奪われたのが、「結果にコミット」のCMです(笑)。太っていたカラダが筋肉で引き締まったカラダに変化するのを見て「どんな体型の人でも努力次第でこんなカラダになれるんだ! 」と強く思いました。

漠然と体重を落とすことが目的となっていたダイエットですが、そもそもわたしは高校生の頃からBMIでいうと19~20ぐらいというごく平均的な体重。本当に求めていたのはただ体重だけが落ちたやせ細ったカラダではなく、健康的に筋肉がついた引き締まったカラダだったのです。

CMに触発されたものの、そのジムには入会しませんでした。まずは自分で出来るところからやってみようと思い、ネットで筋トレについて調べ、筋トレの本でカラダの筋肉の構造を学び、基本的な筋トレを実践しました。併せて効果的にカラダの脂肪を落として筋肉をつけるため、糖質制限食を開始しました。

「No pain, No gain」という言葉がありますが、筋トレはまさにソレ。正しく筋トレを行えば、鍛えた部位が筋肉痛になり確実に引き締まります。そんなカラダの変化を日に日に実感してカラダを鍛えることが楽しくなりました。

 

体重計に一喜一憂するのではなく、カラダを観察するのです。筆者本人

体重計に一喜一憂するのではなく、カラダを観察するのです。筆者の早乙女久美さん

 

 

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 筋トレを始めて良かったのは 
 体重計の数字ではなく、カラダと対話するようになったこと 

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筋トレを始めて良かったことはたくさんあります!  中でも一番は自分のカラダに関心を持つようになったことです。万年ダイエットをしていた割には体重ばかりに意識が向いていて、自分のカラダをあまりよく見ていませんでした。体重はただのバロメーターにすぎません。筋トレは体の代謝を上げるという目的もありますが、どこをどうしたいのかということに注目を置いて鍛えるため、自然と自分のカラダの色々な部位を意識するようになります。

筋トレはただひたすら自分との戦いですが、最中は余計な雑念がなくなり、やり終えたあとの爽快感・達成感はなんとも言えません。辛いのになぜか次の日もやりたくなります。それに筋トレって場所を選ばないし、お金もかからないし、特別な道具もいりません。運動神経が鈍くても問題ありません。今まで試してきたどのダイエット法よりもお手軽なんです。

 

 

 筋トレは心もポジティブにする 

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本格的に筋トレを始めてから1ヶ月ぐらい経って、なぜか気持ちが軽く前向きになり、心がとてもポジティブになっている、と感じました。毎日をとても楽しく快活に過ごせているんです。カラダを鍛えるということは自分との闘いでもあります。やらなかったからといって病気になるわけではないですが、やったらやっただけ自分が磨かれるという最高に贅沢な時間です。辛いけれどもやりきったという達成感が幸福感につながっているのでしょう。カラダを鍛えると自然と心も鍛えられてきます。仕事や人間関係など日々悩むことはたくさんありますが、そんな時は頭を空っぽにするためにも筋トレ。そうすると疲れてヘトヘトになって夜もぐっすり眠れて、意外と悩んでいたことがちっぽけに思えてくることがあります。

体重を落とすだけのダイエットでは目標体重がゴールになりますが、筋トレはライフワークの一つであり、継続していくことに意味があります。次回は筋トレを継続していくためのコツをお伝えしようかと思います。

 

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筋トレを始める方法
1.  理想のカラダを明確にし、目標を設定する
2.  日々自分のカラダを観察する(記録をつける)
3. (筋肉痛と)カラダの変化を楽しむ

 

 


早乙女久美

早乙女久美

(さおとめ くみ) トレーニング研究家、美容研究家 1977年、北海道生まれ、埼玉県育ち。成蹊大学文学部卒。大学卒業後、SEの勤務経験を経て、現在はWebサービス系にてサービスのプロデュースやディレクションなどを担当している。個人では、自身の経験を活かしてプロボノで任意団体のWebマーケッターとして参画し、パラレルキャリアを構築中。 「働く女性のトレーニング」について研究している。