旅って面白いの?【第20話】 移動嫌いな私をちょっぴりほっこりさせてくれた、ある青年の純朴さ 〈ベトナム〉

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私は移動が苦手だし、仕方なくタクシーで行くことを選択した。こういうときにこそ、人は何を最も大切にしているのかがわかる。お金か時間か。たぶん私はそのどちらでもなく、「いかに苦労することなく、ラクできるか」ということなのだとすると、自分がなんだか低俗に思えてちょっとイヤになる。

連載「旅って面白いの?」とは  【毎週水曜更新】
世界一周中の小林圭子さんの旅を通じて生き方を考える、現在進行形の体験エッセイ。大企業「楽天」を辞め、憧れの世界一周に飛び出した。しかし、待っていたのは「あれ? 意外に楽しくない…」期待はずれな現実。アラサー新米バックパッカーの2年間ひとり世界一周。がんばれ、小林けいちゃん! はたして彼女は世界の人々との出会いを通して、旅や人生の楽しみ方に気づいていくことができるのか。

 

第20話   移動嫌いな私をちょっぴりほっこりさせてくれた、ある青年の純朴さ  〈ベトナム〉 

TEXT & PHOTO 小林圭子

 

 

 

「旅=移動」
 だけど、私は移動が嫌いです… 
 とにかく不安だらけで悩ましい存在 

ーーー

長期間、旅をしているくせに、いまだに私は移動が苦手。都市から都市への移動、国から国への移動、など、旅を続けるかぎり、旅と移動は切っても切れない関係。

「旅ってイコール移動のことなのね… 」

なんて溜め息が出てしまうほどに、いつでもどこでも、常に移動のことを考えなきゃいけない。特に、バックパッカーをしている人たちの多くは、いかに節約してお金をかけずに移動できるか、を考えるから、どうしても安く済ませられる長距離バスや電車での移動がメインになってくる。

でも私は移動が苦手だし、と言うより、どちらかと言うと、もう嫌いの部類に入るから、移動のことを考えるのは正直めちゃめちゃ億劫で、長時間のバスや電車での移動なんて、気が重くなるもの以外の何者でもない。出会う旅人に「バスや電車の移動って大変ですよねぇ…」と話を振って、

「そうですか? 僕、移動、結構好きなんで」

なんてクールに言われた瞬間、私の弱い心はポキッと折れる。

「外の風景とか眺めてるの楽しくないですか? 」

と逆に質問されたりもするけれど、そんな楽しく風景を眺めていられるのなんて、私としてはせいぜい3~4時間がいいところ。超頑張っても6~7時間。それ以上になると、「いやいや、外の風景にも飽きるわ」と心の中で悪態をついてしまう始末(笑)。

 

 心配なのは 
 乗り物酔いトイレ問題 

 

なんでそんなに移動がイヤなのか。ちょっと考えてみたところ、まずは旅に出るうんぬんの前に、そう言えばそもそも日本にいたときから車に乗るのは好きじゃなかったんだ(笑)。というのも、子どものときから乗り物酔いしやすい体質で、「車=酔う」のイメージがどうしても強いから。これは結構思い込みの問題もあり、実は自分が思ってるほど乗り物酔いすることは少ないんだけど、それでも「あぁ、酔わないかな…、大丈夫かな…」と、とにかく心配になってしまう。それが一番の理由。

あと「途中でトイレに行きたくなったらイヤだな」というのも大きい。どこの国に行ったって、トイレは日本ほどキレイなわけじゃないから、私は汚いトイレに入るのがイヤで、できるだけトイレに行くのを我慢しようとしてしまう。5時間くらいの移動だったら、なんとかトイレに行かずに済ませられる自信があるけれど(何の自信だか… 笑)、やはり時間が長くなればなるほど、一度もトイレに行かなくても大丈夫だという可能性は低くなっていく。さらにトイレ絡みで言うと、「途中でおなかが痛くなったらどうしよう」という心配も同時に浮かんでくる(苦笑)。もし途中でおなかが痛くなってしまった場合、一度もトイレに行かずに我慢するなんてことはほぼ不可能になり、かつもしかしたら乗り物酔いしてしまう可能性だってプラスされてくる(たぶん)。そうなると、移動の時間は景色を楽しむどころか、恐怖と苦痛による地獄のようなものでしかなくなってしまう。って、もう、今これを書いているだけで気持ちが悪くなったりして(苦笑)。

他にも、移動中に物が盗まれたり失くなったりするトラブルは多いと聞くので、自分のバックパックなりサブバックなりが失くならないか、に意識を集中させておくだけでも案外疲れる。うかうか寝てもいられない(と言いつつ、移動の時間はほぼ爆睡だけど… 笑)。

まぁ、そんなこんなで、私はとにかく移動が嫌いなのだ。

 .
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 バス電車? まさかのタクシー? 
 外はだし、どうすればいいのー!? 

 

10月中旬のある日。その日は朝から雨が降っていた。

「移動の日が雨なんて、イヤだなー。めんどくさいなー」

なんて思いながら、私はチェックアウトするためホテルのフロントに向かった。前日にフロントの女性にツアーバスのチケットを手配してもらうようにお願いしていたので、それも受け取らなきゃいけない。ベトナムのダナンから次の目的地フエまで、ツアーバスで約3時間。料金は日本円にして約500円程度と、とてもリーズナブル。移動の時間的にも金額的にも何の問題もない。さらに座席は指定席なので、特にトラブルが発生することもなく快適な移動ができる…… はずだった。なのに、フロントの女性にチケットについて聞いてみると、

「チケットは全部売り切れてて取れなかった」と言う。

「だったら、昨日のうちに言ってよ!」と心の中で思ったものの、今さら文句を言ったところでどうなるものでもない。私はすぐに切り替えて電車で行くことにした。ホテルを出てタクシーをつかまえてダナン駅に向かう。バスで行っても電車で行っても、時間もお金もそれほど変わらない。なんなら、バスよりも電車の方が酔いにくいので、かえって良かったかもしれない、くらいに思えた。

ダナン駅に着き、切符を買いに窓口へ。

「フエ行きを1枚」と言うと、窓口のおばさんは無愛想に言った。

「次のフエ行きは夕方18時だよ」

聞き間違いかと思い、もう一度聞き直す。

「だから、夕方18時! 」突き放すように言われてしまう。

「……!? まーじーでー!? 」

そのときの時間、朝の11時。電車が来るまで、まだ7時間もある。どうしよう。その日は移動以外の予定はなかったので、別に急ぐ必要はない。とはいえ、今から7時間もどうやって時間をつぶせば良いんだろう。仮に晴れてたとしたら、「最後にダナン観光でもするかー」となったかもしれないけれど、外は雨。心なしか徐々に雨脚が強くなっているようにすら感じられた。とても観光なんてする気にもならない。私はそこですぐに即決することができず、切符を買わずにいったん列から離れた。

バスもダメ、電車もダメ、となると、残るはタクシーか…。タクシーだとバスよりは少し早く着くだろうから約2時間半として、料金は約6000円。まぁ、タクシーで行っても金額的には知れてるんだけど、500円で行けるところを6000円も出すなんて、さすがにもったいない。うーむ…、どうしようか…。きっと普通のバックパッカーならこういうとき、迷わず7時間待って電車に乗るんだろうな。

だけど、私は雨の中、7時間も待つなんてイヤだったので、仕方なくタクシーで行くことを選択した。こういうときにこそ、人は何を最も大切にしているのかがわかる。お金か時間か。たぶん私はそのどちらでもなく、「いかに苦労することなく、ラクできるか」ということなのだとすると、自分がなんだか低俗に思えてちょっとイヤになる(苦笑)。

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 コーヒー飲んでようやく決心! 
 なのに、目の前に現れたのは 
 もしかして救世主!? 

 

「さて、そうと決まったからにはタクシーでも拾うか! 」とはならず、おそらくまだ頭の中にほんの少し迷いがあったから、ちょっと落ち着いて考えようと、駅から見えていた小さなローカル風のコーヒーショップでベトナムコーヒーでも飲むことにした。ベトナムコーヒーは甘くて好き嫌いが分かれるけれど、私は大好きで、必ず毎日飲んでいた。

とはいえ、コーヒー飲みながら何かを考えたところで他の選択肢が出てくるわけでもない。何をするわけでもなく、時間だけが過ぎていく。雨の中、行き交う車や人の姿をボーッとただひたすら眺めていた。小一時間経ったところでようやく決心がついた。

「さて、行こう! 」

バックパックを背負って客待ちをしているタクシーに近づいていった。

「フエまでは6000円だよ」

運転手さんが私に言った。あらかじめ調べておいたとおりの値段。「だよねー」と思いつつも、一応値段交渉をしてみる。

「フエは遠いからダメだよ」

なかなか話がまとまらない。「やっぱり無理かぁ。仕方ない、値下げは諦めるか… 」と思ったそのとき、後ろから一台のバイクタクシーが近づいてきた。おじさんが声をかけてくる。

「どこに行きたいの? 」
「フエだよ」
「バスで行けば良いのに」

いやいや、バスのチケットが取れなかったから、こんなに苦労してるんだってば。

「私、バスのチケット持ってないから」
「大丈夫だよ。バス乗り場まで連れていってあげるから、バスで行きなよ」

とやたらバスを勧めてくるおじさん。「なんなんだ…。このおじさん、信用できるのかなぁ…。だってホテルでバスのチケット取れなかったって言われたのに、このおじさんについて行って、本当にバスに乗れるのかなぁ… 」いろんな不安が次々と頭に浮かんだ。

だけど、もし仮にこのおじさんが何か勘違いをしていたり、私のことを騙そうとしてきてバスに乗れなかったとしても、またどこかでタクシーを掴まえなおせば良いだけ。最悪、18時の電車だってある。私は、「ま、いっか。おじさんについて行ってみよう」と思い、いったん値段交渉していたタクシーの運転手さんに謝って、このバイクタクシーのおじさんの後ろに乗った。

荷物が大きくて重い。雨が降っていて道が悪い。そして思ったよりバス停が遠い。「おぉぉぉ、これ、バスに乗る前に事故ったらシャレにならないな…。おじさん、私、急いでないから、安全運転で行ってーーーー!!! 」と心の中で念仏を唱えていた(笑)

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バイクでブーン。大きなバックパックはおじさんが前に抱えて持ってくれた。ベトナムはバイクの通行量が半端なく多いので、何回「危ないっ!」と叫んだことか…(笑)

バイクでブーン。大きなバックパックはおじさんが前に抱えて持ってくれた。ベトナムはバイクの通行量が半端なく多いので、何回「危ないっ!」と叫んだことか…(笑)

 

 

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 まさかおんぼろバスに乗るんですか!? 
 避けては通れなかった運命なのね…(涙) 

 

そして走ること20分。おじさんの目が何かを捕らえたらしい。目の前を走っているおんぼろバスを追い抜かした先でバイクを止める。バイクを降りておじさんは、バスに手を振って何かを叫んでいる。どうやら、あの車がフエ行きのバスらしい…。

「って、ちょっと待って! まさかあのバスは…(汗)」

そう実は、バスには2種類あって、私がチケットを取れず、こんなにてんやわんやする原因となったツアーバスと、今まさに私が乗ろうとしているローカルバス。何が違うかというと、まずは値段。ローカルバスの方が安くて、約300円。だけど、その分、快適さは格段に落ちる。例えば、途中で乗客を拾いながら走るので、時間がかかる。座席も指定じゃないから、ギュウギュウになるまで乗客を乗せる。そもそもバス自体、ボロくて汚い。事前に調べていた情報によると、

『満員になると蒸し暑くて非常に厳しい。慣れたバックパッカーでもキツイ』

とあったので、実ははじめからこのローカルバスは選択肢の中から外していた。そのバスになぜか今、乗せられようとしている!!

さっき「何が大切か」のところで、「いかに苦労することなく、ラクできるか」だと言ったところなのに、そのラクして移動したい私が、なぜかこれから苦労しながら移動しようとしている!! この巡り合わせは一体… と思うのも束の間、今さらこのバスには乗りたくないとも言えず、私は渋々乗り込んだ。

乗るときに運転手らしき男性にお金を払う。350円。あれ、思っていたよりちょっと高い。明らかにぼったくられていると、すぐにわかった。だけどもう50円くらいどうでも良かった。なんなら、6000円かかって行こうとしていたところに350円で行けるんだから、私はバイクタクシーのおじさんにチップをあげても良いくらいだ。

と思いながら、なんとなしに後ろを振り返ってみると、バスの運転手がバイクタクシーのおじさんにお金を渡しているではないか。どうやら私を連れてきた手数料か何からしい。「なるほど、そういう仕組みなのかー」と感心しつつも、その何十円単位のやり取りが、なんだか子どもにあげる手間賃のように感じられて、何とも言えない気持ちになった(苦笑)。

バス車内。確かに狭くて古くて汚い…(苦笑)。私が乗ったときはまだ空席が半分くらいあったけれど、数十分でこの車内はギュウギュウに…。

バス車内。確かに狭くて古くて汚い…(苦笑)。私が乗ったときはまだ空席が半分くらいあったけれど、数十分でこの車内はギュウギュウに…。

 

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 青年サンとの出会い 
 彼の目に私はどんなふうに映ってたんだろう…(笑)

 

バスの中はまだ半分以上空席があった。私は所在無さげに真ん中あたりの席にちょこんと座った。斜め前の青年がちらちらこちらを見てくる。20歳くらいだろうか。もしかしたら10代かもしれない。あどけなさがかわいらしい。私もつられてキョロキョロとあたりを見渡す。おっ、一番後ろの席が空いている。そしてなぜかそこだけスペースが広い。私は少しでも足を伸ばせるように、後ろの席に移動した。すると、さっきこちらを見ていた少年もこちらにやってきた。

「隣りに座って良い? 」

「うん、どうぞ」

そこからしばらく彼と会話する。彼の名前はサン。医学部に通う大学生だった。そう言われてみるとどこか賢そうな顔つきをしている。難しそうな医学専門書を見せてくれたけれど、ベトナム語だし、一切理解できなかった(笑)。

「君は大学で何を勉強しているの? 」

どうやら私のことも大学生だと思っているらしい…(苦笑)。いろいろ説明するのも面倒だったので、

「会計学を勉強しているよ」

とだけ答えた。私が日本から旅行でベトナムに来ていることを伝えると、彼はフエの出身らしく、フエの観光名所などを親切に教えてくれた。

途中でバスのスタッフがチケット代金を集めに来た。サンは「300円だよ」とわざわざ教えてくれたので、「私、さっき350円払ったよ」と答えると、すごく驚いた顏をしたかと思ったら、

「あの運転手、ぼったくってる! 何て悪いヤツなんだ!! 」

とすごい剣幕で怒り出した。このままだとたかだか50円のために、彼は運転手にケンカを売りにいくかもしれない。私は慌てて

「あ、大丈夫、大丈夫。気にしないで」

と笑顔で言ってあげた。彼はそんな私のことを頼りなく感じたのか、ものすごく心配した様子で、何度も聞いてきた。

「大丈夫? お金ある? ベトナムのお金持ってる? 」

なんて純朴な青年なんだろう。「いやー、実は私、32歳だし、今は無職とは言え、一応何年かは働いてきたし、それなりにはお金持ってるから大丈夫だよー」とは口が裂けても言えなかった(笑)。彼は自分の財布から順番に金額の違うお札を出しては、

「これ、知ってる? これ見たことある? 」と私に聞いてきた。

ん? どういう意味なんだろう…? とりあえず、

「うん、知ってるよ。見たことあるよ」

と順番に答えていったんだけど、途中で、ふと「これ知らない。見たことない」って言ったらどうなるんだろう? と思って、とぼけたフリして答えてみた。

「あっ、それは知らないねー。見たことないよー」

すると彼は、その1000ドン札(約5円)に青いボールペンでスラスラと何かを書いて、私に渡した。

「これ、あげるよ。僕の名前を書いといたよ」

「!!!」

一瞬、どう反応していいかわからず、思わず動きが止まってしまったけれど、「まぁ、5円くらいなものだし、もうサインだって入っちゃってるし(笑)、ここはおとなしくもらっちゃおう… 」と思い、笑顔で受け取った。それにしても純朴すぎるぞ… サン青年…。

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サン青年がくれたお札。彼の直筆サイン入り(笑)。彼の優しい気持ちに、思わずほんわかした瞬間

サン青年がくれたお札。彼の直筆サイン入り(笑)。彼の優しい気持ちに、思わずほんわかした瞬間

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 ローカルバスも悪くない? 
 いえいえ、ラッキーなのはたまたまでしょ 
 やっぱり移動嫌い変わってません…(笑)

 

バスは途中途中で乗客を拾っていくため、はじめはものすごいスローペースで走っていた。歩いている人にどんどん追い抜かれていくくらいのゆっくりしたスピード…。こんなにゆっくり走るバス、生まれて初めて見たよ(笑)。「これじゃ、フエに着くのはいつになるかわからないなー」なんて思ったけれど、乗客が40分くらいで満員になると、ようやく普通のスピードで走り始めてくれた。

結局、私が乗ってからフエに着くまでに4時間くらいかかったけれど、サンとおしゃべりしていたからか、景色が都会から田舎、田舎から都会へと変わっていく様子を楽しみながら眺めていたからか、思っていたよりも苦痛な時間ではなかった。前情報による『満員になると蒸し暑くて非常に厳しい。慣れたバックパッカーでもキツイ』を感じずに、目的地まで到達できたことはラッキーだったかもしれない。

サン青年と。フエに着いて、別れ際に一緒に撮った一枚。頭が良くて正義感が強くて、本当に好青年でした

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そして、ここまで読んでくれた読者の皆さまは、きっとこの経験が元で、私が少しは移動が好きになったのでは? と思われたかもしれないけれど、正直、まだそこまでは…(笑)。ていうか、むしろ全く変わってない(笑)。

やっぱりどう転んでも「移動って楽しいよね! 私、結構、移動好きなんで! 」とは言えないし、このエピソードから数ヶ月経った今も、移動は苦手だし嫌い。できれば苦労せず、ラクにピュッと目的地に飛んでしまいたいと常に思っている。

だけど、こうやってローカルの人しか乗ってないようなバスに乗って、そこに住んでる人たちと会話して、いろんなことを感じたり、受け取ったり与えたりしながら過ごす時間も、ちょっとは良いものだなぁ… なんて思わせてくれた貴重なバス移動になったのは、皆さま、ご察しのとおり… なのでした。(了)

 

 

ベトナム風焼き鳥? 串に鳥を刺して焼いてくれる。食べるときは串からはずして、野菜に巻いて食べる。タレが美味しくてやみつきになる

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バインミー。ベトナム風サンドイッチ。フランスパンに切り込みを入れ、バターやパテを塗り、野菜や肉などをはさんで食べる朝ご飯の定番メニュー。ひとつ50円くらいと値段も安く、いくら食べても飽きのこない美味しさ

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記念撮影。ベトナム人カップルが結婚式用にと、街中で写真を撮っていた。アオザイを着ている女性の、その立ち居振る舞いはとても美しく、思わず女性の私でも見とれてしまうほど

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ベトナムのカフェ。お茶をするのが大好きなベトナム人。街のいたるところにカフェが並んでいる。低くてちっちゃいテーブルとイスに座ってコーヒーを飲むのがベトナム流

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ホイアンの川辺。夜は川に光が反射して、幻想的な雰囲気を一層増す。木舟で川を渡ったり、ランタンを川に流したり、と時が止まったような感覚を覚える贅沢な空間

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売り子のおばちゃん。ちょっと休憩してフランスパンをかじろうとしているおばちゃん。傘をかぶって篭で商品を売る姿はいかにもベトナムな光景

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(次回もお楽しみに。毎週水曜更新です)
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連載バックナンバー

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第2話 旅は準備が一番楽しい。出発までの10ヶ月なにをしたか(2014.10.22)
第3話 ダメでもともと、初めての協賛(2014.11.5)
第4話 出発まで5日。ついに協賛決定!(2014.11.19)
第5話 最初の国の選び方。わたしの世界一周はフィリピンから(2014.12.03)
第6話 カスタマイズ自由が魅力のフィリピン留学(2014.12.17)
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第8話 世界の中心でハマったいきなりの落とし穴 。負のスパイラルに突入だ!【オーストラリア】(2015.1.14)
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第19話  強く想えば願いは叶う!? 全ての点が繋がれば一本の線になる   〈ベトナム〉(2015.4.2)


小林圭子さんが世界一周に出るまでの話

『一身上の都合』 小林圭子さんの場合「次なるステージへ挑戦するため(2014.5.19)


小林圭子

小林圭子

1982年、大阪生まれ。米国公認会計士の資格取得後、ベンチャー企業および楽天にて約5年半、会計業務に従事。同時に会計士の専門学校では学習カウンセラーを、自由大学でキュレーターをするなど、パラレルキャリア志向が強い。2014年3月末で楽天を退社し、同4月より約2年間かけての世界一周の旅に挑戦。世界中の多様な働き方やライフスタイルに、刺激を受ける日々を送っている。 「一身上の都合」小林圭子さんの場合 http://ordinary.co.jp/series/4491/ https://instagram.com/k_co_ba_326/