旅って面白いの?【第18話】 偶然か必然か? 新しい世界の扉を開くとき 〜瞑想との出会い〜 〈カンボジア〉

eyecatch_keikokobayashi旅をしていると、「あぁ、最近、運動不足だー」と思うことが少なくない。もちろん、よく歩く。だけど、日本にいたときはジムに通って、意識的に腹筋や背筋を鍛えたり、肩甲骨まわりが硬いからマシーンを使ってそこを重点的にほぐしたり、なんてことを必死にやっていたけれど、旅に出てからというもの、全くトレーニングできていない。

連載「旅って面白いの?」とは  【毎週水曜更新】
世界一周中の小林圭子さんの旅を通じて生き方を考える、現在進行形の体験エッセイ。大企業「楽天」を辞め、憧れの世界一周に飛び出した。しかし、待っていたのは「あれ? 意外に楽しくない…」期待はずれな現実。アラサー新米バックパッカーの2年間ひとり世界一周。がんばれ、小林けいちゃん! はたして彼女は世界の人々との出会いを通して、旅や人生の楽しみ方に気づいていくことができるのか。

 

第18話   偶然か必然か? 新しい世界の扉を開くとき 〜瞑想との出会い〜  〈カンボジア〉 

TEXT & PHOTO 小林圭子

 

 

 

 旅人はみんな運動不足…? 
 いやいや私だけ…? 
 日々、肩こりに悩まされてます…(涙) 

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旅をしていると、意外なことに、「あぁ、最近、運動不足だー」と思うことが少なくない。もちろん、いろんな場所に出かけてはいるから、よく歩くし、たまに自転車をレンタルしてサイクリングしたりもする。だけど、日本にいたときはジムに通って、意識的に腹筋や背筋を鍛えたり、肩甲骨まわりが硬いからマシーンを使ってそこを重点的にほぐしたり、なんてことを必死にやっていたけれど、旅に出てからというもの、そういう意味では全くトレーニングできていない。

移動のたびに、重いバックパックを前と後ろに背負い、常に肩はバッキバキに凝っている。もともと肩こり性ではなかっただけに、余計にツライ…。さらに、海外では湯船なんてありがたいものにも滅多にお目にかかれないから、シャワーだけだとどうしても疲れが抜けきらないし。毎晩少しでも良いから、自分でストレッチでもやればまだマシなのかもしれないけれど、怠け者の私としては、それを習慣化するのはなかなか難しく…。悲しいかな、身体はどんどん硬くなっていく一方なのだ。

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 偶然目にした観光案内 
 そこから一気にヨガへの熱がヒートアップ! 

 

さて、そんな私の身体がじわじわと悲鳴をあげ始める中、シェムリアップに滞在中、いろんな観光案内を見ていて、ふと日本人向けのツアー案内の中に、ヨガのレッスンが受けられるものがあった。

なになに、なんだか内容的にはとても良さそうだ。オシャレなヨガスタジオで1時間のヨガレッスンを楽しみ、終了後はハーブティーを飲んでリラックス。その後、迎えに来たリムジンに乗り込み豪華レストランへ。ゆっくりディナーを楽しんだ後は、その日一日を名残惜しみながらホテルに帰るらしい…。

うーん…、なんていうか……、バカー!!

こういうのは誰が申し込むんだろう…? セレブな中高年マダムか…? はたまた卒業旅行にきたキャピキャピした女子大生か…? どちらにせよ、バックパッカー向けの内容ではないし、費用対効果が悪すぎる…。1時間ヨガやって、ハーブティーを飲んだところで私のバッキバキの身体には、全くうんともすんとも効かないだろう。

というわけで、はい、即却下。自分でパソコンを開いて調べることに。できれば、もう少しローカルっぽくて、安くて何回か通えるようなところが良い。「ヨガ シェムリアップ」とかなんとか適当に検索をかけてみると、難なく発見!! シェムリアップの市内からトゥクトゥクで小一時間のところにあるヨガリトリートセンター。5泊6日のプログラムで、毎日、ヨガと瞑想をそれぞれ午前と午後に行う。それ以外にもグループワークなどもやるらしい。泊まるところと、朝昼晩の食事付き。しかもこの食事、ヴィーガン料理といって、肉、魚、卵、乳製品を一切使わずに調理され、ベジタリアンをより厳しくした感じ。正直、美味しいのかどうかはわからないけれど、身体にはとても良さそう。

これだけテンコ盛りの内容で、費用もそれほど高くない! これは良い! テンション上がって日程を調べてみると、ちょうど翌週に実施されるプログラムがある!

そう、このリトリートセンター、いつでも自由に行って良いというわけではなく、この5泊6日のプログラムは月に1回しか実施されないようで、それが翌週だったのだ。「私ってば、なんてラッキーなの! 」と思い、その場ですぐに申し込みメールを送った。6日間、インターネットも使えず、英語オンリーということだけが正直ネックだったけれど、

「まぁ、ヨガは英語がわからなくても先生のを見て真似すれば良いだけだし、瞑想はそもそも黙ってやるものだし、なんとかなるか。別にみんなの輪に入れなくても6日間くらい我慢できるできる」

オーストラリアでの英語漬け10日間ツアーを経験していたからか、わりとそこは楽観的に考えられた。別に英語力が上がっているわけでも何でもないのに、何ごとも経験すれば、人間、やはり強くなっていくものだ(笑)。

このときは、なんとなく観光案内からシェムリアップでもヨガができることを知り、なんとなくインターネットで調べてみたら運良くリトリートセンターを見つけた、というだけのことだと思ってたんだけど、今思えば、この頃からゆっくりと運命の輪は回り始めていたのだということに、ふと気がつく。そう、全てのできごとは一本の線でつながっていて、ちゃんと意味を持っているのだということに。

 

リトリートセンターあたりの風景。こんな田舎に本当にヨガができる場所があるんだろうか…? と疑わしく感じてしまうほど、まわりには緑以外何もない。ここでヨガができるなんて、なんて贅沢なんだろう! と思わず感動。

リトリートセンターあたりの風景。こんな田舎に本当にヨガができる場所があるんだろうか…? と疑わしく感じてしまうほど、まわりには緑以外何もない。ここでヨガができるなんて、なんて贅沢なんだろう! と思わず感動。

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 いきなりちょっと後悔(苦笑)
 欧米人に囲まれて大丈夫かな、私… 
 そんな不安は自己紹介で吹っ飛ばせ! 

 

いよいよ待ちに待った初日。シェムリアップ市内で全員集合。ドキドキしながら、それらしき集団に近づいてみると、

「あれ? 」

すぐに足が止まった。そこにいるのはどうやら欧米人の集団。実はすっかり勘違いしていたんだけど、ローカルちっくなリトリートセンターだからといって、そこにカンボジア人が来るわけではなく、主な参加者はヨガをライフワークにしているような欧米人たち! 確かにシェムリアップは欧米系の観光客も多いけれど、そこまで気がつかなかった…。ただでさえ、緊張しているのに、欧米人のパワーに圧倒され、その緊張が3倍くらいに膨れ上がった。

「あ、ひとり日本人の女の子がいる! 」

と思って話しかけると、残念、香港人…。あぁ、なんだか、いきなり先が思いやられるなぁ…。ふぅ…(苦笑)

リトリートセンターに着き、部屋を割り当てられた後すぐに、全員、講堂に集合した。まずは苦手な自己紹介。参加者と先生たちで大きな輪を作る。持ち時間はひとり3分。わざわざストップウォッチで時間を計る。

「そんなにきっちりやるんだ… 」

いきなり3分なんて日本語でも話すのは難しい。それが英語で一体何を話せと言うのか…。私の心配をよそに、みんなぺらぺらぺらぺら順番に話していく。内容的には、名前、出身国から始まり、どういう仕事をしているか、ヨガ歴はどれくらいか、などまぁ当たり障りの無い感じ。よし、私も真似して同じようなことを話そう。

「3分て長いわね… 何を話そうかしら… 」

なんて目がクリクリしてかわいいフランス人形みたいな人がお茶目に言っている。そう、3分は長いのだよ、なんて心の中でツッコミつつも、心臓がバクバク音を立てているのがわかる。

さて、いよいよ自分の番。第一声、緊張を飛ばそうとできるだけ大きな声を出した。みんながギョッとした顏でこちらを見た。だけどそんなのお構いなし。私はたどたどしい英語で身振り手振りを使って話した。これまでの仕事の話。今、旅をしていること。旅が終わったらやりたいと思っていること、などなど。みんなの顏がだんだん笑顔になるのがわかった。たぶん客観的に見たら、大人の中にひとり小学生が混じって、一生懸命自分のことを伝えようと頑張ってて、それを大人たちは微笑ましく見ている、みたいな図だと思う。最後に、

「英語はそんなにうまくしゃべれないけれど、一生懸命頑張ります」

と開き直って締めくくった。とりあえず3分間、しゃべりきった。へたくそな自己紹介だったけれど、とりあえず「よくやった! 」と自分で自分を褒めた(笑)。

後で、何人かから、「自己紹介よかったよ」とか「英語上手だよ」とかって言ってもらえて、ビックリしつつも、ちょっと嬉しくて、「みんな優しい人みたいで良かった。なんとか6日間やっていけそう」とひと安心。

私以外の参加者はイギリス人、ドイツ人、オランダ人、アイルランド人、ベルギー人、オーストラリア人、南アフリカ人、スリランカ人、香港人、などなど、本当に多国籍。なのに、みんな英語を驚くほど流暢に操る。「英語ってもしかして、思ったより簡単なんじゃないの…?」なんて思ってしまうほど(とは言え、それはやっぱり勘違いで、相変わらず私は話せないんだどね…苦笑)。
この自己紹介を皮切りに、6日間のプログラムがスタートした。

 

ヨガレッスン。前に先生が1人いて、先生のポーズを見ながら自分たちも真似してやってみる。形が変だと先生が順番に来て修正してくれる。無理せず自分のペースで。

ヨガレッスン。前に先生が1人いて、先生のポーズを見ながら自分たちも真似してやってみる。形が変だと先生が順番に来て修正してくれる。無理せず自分のペースで。

   
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 久しぶりのヨガ 
 身体を動かすのはやっぱり気持ち良い! 

 

まずはヨガ。早朝に1時間半、午後に1時間半の1日2回。朝ははじめに簡単なストレッチと、太陽礼拝のポーズなどで少しずつ眠っている頭と身体を起こしていく。その後、(おそらく)ハタヨガという種類のヨガを、寝転んだり、座ったり、立ったりをいろいろ組み合わせて、ポーズを取っていく。以前、ヨガを日本で習っていたこともあるし、いくら身体がバッキバキとは言え、もともと柔軟性はある方なので、そんなに難しくはなかった。

ただ、「あぁ、これ前はもっとキレイにできたのにな…」とか「このポーズ、こんなに苦しかったっけ…?」と思うことはちょくちょくあり、やはり年齢には逆らえないのだと、少し悲しい気持ちにはなったけれど(笑)。日が経つにつれて、だんだん難易度の高いポーズが入ってきて、呼吸に合わせてゆっくりポージングするだけなのに、ぼたぼた汗をかいていて、だんだんそれが快感に感じられ、おもしろくなっていった。

 

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 瞑想って何なの…!? 
 寝る妄想に耽るかの二者択一  
 さらには「なぜ自分はここにいるのか…?」 

 

次に瞑想。午前中と午後、それぞれ1時間程度をヨガの後に行う。瞑想って知ってはいたものの、実際にやったことはなかった。胡坐を組んで座って、目をつぶって心を落ち着ける。自分の心と向き合う静かな時間。だと思う。だと思うというのは、正直、よくわからなかったから。心を無にするってどういうこと…? 頭を空っぽにする…? 何も考えちゃいけないの…? 疑問が疑問を呼び、堂々巡りしてしまう。

そもそも朝の早い時間に、ヨガをやって少し疲れた後、瞑想をやるなんて、私にとってはまさに修行以外の何ものでもない。何も考えないと眠くなってしまうし。何かを考えようとすると、瞑想にならないし。結局、どうして良いかわからず、仕方ないので、毎日、朝の瞑想は寝ることにした… 苦笑。

午後(というか夕方)の瞑想は、こちらもヨガの後に行われるのだけど、さすがに朝も夕方も寝るのはまずいと思い、ただ起きている、ということだけに注力した。眠くならないようにいろんなことを次から次へと考える。こうなってしまうと、もう瞑想とは逆の状態なわけで。全然頭も心も空っぽになんてならないし、なんなら邪念の塊ではないか!

創始者ジョエル氏。スリランカ出身で、数年前にシェムリアップにリトリートセンターを創設。すごいオーラと貫禄を醸し出しており、主に瞑想について教えてくれた。こう見えてまだ35歳(笑)

創始者ジョエル氏。スリランカ出身で、数年前にシェムリアップにリトリートセンターを創設。すごいオーラと貫禄を醸し出しており、主に瞑想について教えてくれた。こう見えてまだ35歳(笑)

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数日経ってから、「みんなはどうやって瞑想しているんだろう…」と思い、つぶっていた目をそーっと開けて、静かに周りを見渡してみた。講堂の前方には金色の仏像が祀られていて、その真ん前で見た目が仙人みたいなスリランカ人の先生が瞑想をしている。貫禄を感じさせるその姿に、呼吸するのも忘れて、しばらく目が離せなかった。一様に、みんなも背筋を伸ばし、目をつぶって瞑想をしている。なんだか異様な光景。さらに、夕方になり日が落ちてくると、途端にあたりは薄暗くなるので、その異様さは秒を刻むごとに増していった。

「あれ…、なんで私、ここにいるんだっけ…?」

ここで、なぜか急に現実に引き戻された。数ヶ月前までは東京のオフィスビルでパソコンを前にカタカタと仕事をしていたのに。なぜか今は、このシェムリアップの片田舎で、外人に囲まれながら瞑想をしている…。このギャップは一体何なんだ…。別に旅に出る前から、どこかの国でヨガなり瞑想なりをやろうと思っていたわけではない。だけど、偶然なのか、必然なのか、今、現実にここでそういう状況に身を置いている。一体何なんだ…。そんなことを考えているうちに、瞑想の時間は終わっていった。

 

ヴィーガン料理。人生初体験。物足りないかと思いきや、しっかり味付けされていて、毎日美味しくいただいた。朝はスムージーが付いており、ヨガと瞑想の後の一杯は格別!

ヴィーガン料理。人生初体験。物足りないかと思いきや、しっかり味付けされていて、毎日美味しくいただいた。朝はスムージーが付いており、ヨガと瞑想の後の一杯は格別!

 

先生トリオ。ヨガの先生はそれぞれイギリス人、アメリカ人、オーストラリア人と国籍はバラバラ。3人とも旅の途中でシェムリアップに立ち寄り、期間限定でヨガを教えているという。いろんな場所でヨガの先生をしながら、旅をするなんてすごい!

先生トリオ。ヨガの先生はそれぞれイギリス人、アメリカ人、オーストラリア人と国籍はバラバラ。3人とも旅の途中でシェムリアップに立ち寄り、期間限定でヨガを教えているという。いろんな場所でヨガの先生をしながら、旅をするなんてすごい!

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 自然体でいられることの心地よさ 
 無理せず、自分が自分らしくいられるように 

 

ヨガと瞑想以外の時間は自由時間で、何人かで自転車を借りて近くの遺跡を見に行ったり、ローカルマーケットに行ったり、コーヒーを飲みに行ったりした。毎日のヴィーガン料理はとても美味しくて大満足だったんだけど、どうしてもコーヒーが飲みたくなり、同じくコーヒー好きな子とこっそり飲みに行っていた(笑)

参加者のみんなは、わざわざ東南アジアのリトリートセンターまで来て、ヨガと瞑想をしてリラックスしようと思っているような人たちだから、自由時間もそれぞれが思い思いの時間を過ごす、といった様子だった。本を読んだり、昼寝したり、写真を撮ったり。敢えて群れる必要もない。それは思っていたよりも随分ラクで、自分が誰かと話したいときは話せば良いし、ひとりでいたい時はひとりでいれば良い。

誰かが「そうしましょう」なんて言ったわけじゃないのに、みんながみんな、そういう感じだった。大自然の中に身を置き、自分自身もそこに溶け込むかのように自然体でいられることが心地よかった。「外国人でもいろんなタイプの人がいるんだな」なんて当たり前のことを考えては、少し欧米人のことを身近に感じられた瞬間でもあった。

 

全員で心を通わせる。最後のレッスンで、みんなで円になり、しばらくリラックス。それぞれこの6日間で学んだことに想いを馳せている。

全員で心を通わせる。最後のレッスンで、みんなで円になり、しばらくリラックス。それぞれこの6日間で学んだことに想いを馳せている。


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 経験したからこそ得られたもの 
 改めて気付かされたこと 
 そして本当に大切なものとは 

 

こんなふうに過ごした6日間は、あっという間に過ぎてしまった。毎日のヨガと健康的なヴィーガン料理のおかげで、ずいぶん身体が軽くなったし、すっきりしたように思う。世界中にここと同じようなリトリートセンターはたくさんあるようなので、「あぁ、運動不足だな」、「最近ちょっと食べ過ぎで身体が重いな」と感じたときは、旅の途中、またどこかで参加してみたいと思っている。長期の旅は身体が資本。からだ作りに励むことも大事なことだと、今回参加してみて改めて思わされた。

また、自然体でいることの大事さにも改めて気付かされた。これまでは少なからず英語が話せないことを引け目に感じていたし(英語コンプレックスが強すぎるのです… )、どうしても人の目を気にしすぎたりしたけれど、本当はそんなこと、どうだって良いというか、大切なのは自分が心地良いと思えるように、時間も場所も自分でコントロールすれば良いのだということ。まだまだ未熟だけど、それはこの先の旅の中で、少しずつうまくなっていけば良いな… と。

最後に忘れてはいけないのが瞑想。結局、このときは瞑想について何もわからずじまいで、「瞑想って何なの? でもまぁ、あんまり興味ないし、別にわからなくてもいっか」なんて軽く思っていた。だけど実は、今回のプログラムの中で、自分にとって一番大切だったのは、この瞑想だったのだと知ることになるのは、まだ随分先のお話(運命の輪が回るスピードは、まだまだゆーっくりゆーっくりなのです)(了)

 

記念撮影。センターを去る直前、参加者と先生みんなで記念にパチリ。国籍も年齢もバックグラウンドもバラバラだけど、ここでの貴重な出会いに感謝。

記念撮影。センターを去る直前、参加者と先生みんなで記念にパチリ。国籍も年齢もバックグラウンドもバラバラだけど、ここでの貴重な出会いに感謝。

書籍コーナー。ヨガや料理関係の本がたくさんあった。自由時間にみんな読んだりしていた。

書籍コーナー。ヨガや料理関係の本がたくさんあった。自由時間にみんな読んだりしていた。


 

スタッフの皆さん。料理、洗濯、掃除など、いろいろと私たちのお世話をしてくれた。みんないつも穏やかで優しい。

スタッフの皆さん。料理、洗濯、掃除など、いろいろと私たちのお世話をしてくれた。みんないつも穏やかで優しい。

 

朝日。いつもより早起きして、みんなで自転車こいで朝日を観に行った。草原の向こうから太陽が見えたときには、あまりの美しさに歓声が起こった。

朝日。いつもより早起きして、みんなで自転車こいで朝日を観に行った。草原の向こうから太陽が見えたときには、あまりの美しさに歓声が起こった。

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ローカルマーケット。肉や魚、野菜などが並んでいた。たくさんハエがたかっていて衛生面はかなり怪しいが、おばちゃんたちはお構いなしに談笑。

ローカルマーケット。肉や魚、野菜などが並んでいた。たくさんハエがたかっていて衛生面はかなり怪しいが、おばちゃんたちはお構いなしに談笑。

近所の子どもたち。近くの小川で釣りをして遊んでいた。カメラを向けると、みんなピースしてくれて、笑顔がとてもかわいい。

近所の子どもたち。近くの小川で釣りをして遊んでいた。カメラを向けると、みんなピースしてくれて、笑顔がとてもかわいい。

牛さんと遭遇。リトリートセンターの近くをぶらぶら散歩していると、前から牛車がやってきてビックリ。長閑すぎる風景。

牛さんと遭遇。リトリートセンターの近くをぶらぶら散歩していると、前から牛車がやってきてビックリ。長閑すぎる風景。

 

 

(次回もお楽しみに。毎週水曜更新です)
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連載バックナンバー

第1話 世界一周、ふたを開けたらため息ばかり(2014.10.8)
第2話 旅は準備が一番楽しい。出発までの10ヶ月なにをしたか(2014.10.22)
第3話 ダメでもともと、初めての協賛(2014.11.5)
第4話 出発まで5日。ついに協賛決定!(2014.11.19)
第5話 最初の国の選び方。わたしの世界一周はフィリピンから(2014.12.03)
第6話 カスタマイズ自由が魅力のフィリピン留学(2014.12.17)
第7話 出国していきなりの緊急入院で知った、フィリピン人の優しさと健康に旅を続けていくことの難しさ(2014.12.31)
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第16話 果たせなかった役割と超えられなかった壁 〈タイ / ワークキャンプ後編〉(2015.3.11)
第17話 目の前に広がる青空が教えてくれた、全てに終わりはあるということ  〈カンボジア〉(2015.3.18)


小林圭子さんが世界一周に出るまでの話

『一身上の都合』 小林圭子さんの場合「次なるステージへ挑戦するため(2014.5.19)

 


小林圭子

小林圭子

1982年、大阪生まれ。米国公認会計士の資格取得後、ベンチャー企業および楽天にて約5年半、会計業務に従事。同時に会計士の専門学校では学習カウンセラーを、自由大学でキュレーターをするなど、パラレルキャリア志向が強い。2014年3月末で楽天を退社し、同4月より約2年間かけての世界一周の旅に挑戦。世界中の多様な働き方やライフスタイルに、刺激を受ける日々を送っている。 「一身上の都合」小林圭子さんの場合 http://ordinary.co.jp/series/4491/ https://instagram.com/k_co_ba_326/