旅って面白いの? 【第40話】 全ては『食』に通ずる – カツ丼から受け取った懐かしさと人々の温もり<ネパール>

「旅って面白いの?」

お店のメニューをパラパラとめくってみる。だけど、はじめから注文するものは決まっていて、それはボリュームたっぷりの『カツ丼』!もともと大好物であることに加え、ここまで大絶賛されているならはずれることはないはず。待つこと10分。カツ丼が
連載「旅って面白いの?」とは  【隔週水曜更新】
世界一周中の小林圭子さんの旅を通じて生き方を考える、現在進行形の体験エッセイ。大企業「楽天」を辞め、憧れの世界一周に飛び出した。しかし、待っていたのは「あれ? 意外に楽しくない…」期待はずれな現実。アラサー新米バックパッカーの2年間ひとり世界一周。がんばれ、小林けいちゃん! はたして彼女は世界の人々との出会いを通して、旅や人生の楽しみ方に気づいていくことができるのか。

 

第40話  全ては『食』に通ずる – カツ丼から受け取った懐かしさと人々の温もり<ネパール>

TEXT & PHOTO 小林圭子

 

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予想外のハプニング勃発
カトマンズは遠かった…(涙)

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「おぉ… これはまずい… まずいぞ… 」

身動きが取れないまま、時間だけが過ぎていく。飛行機で台北からカトマンズへ。途中、中国昆明でトランジット。順調に飛べば、翌日お昼過ぎにはカトマンズに到着予定のはずだった。だけど、昆明で飛行機の遅延があり、なかなか出発する気配がない。

1時間経過、2時間経過…。オロオロしながら周りを見渡しているのは私くらいなもので、同じ便に乗るであろうと思われる人たちは悠々とイスに腰かけて本を読んだりお菓子を食べたりと、各々の時間を過ごしている。

(みんな心配じゃないのかな…。さすが中国人、恐るべし… )

3時間経過、そして4時間が経過…。

(いやいや、さすがにありえないでしょ… )

緊張と待ち疲れが相まって、思わず頭を抱える。インターネットで前もってその評価の低さは確認済みだったけれど、中国の航空会社の手強さは想像をはるかに超えていた。遅延時間の長さもさることながら、一切のお詫びもない。こんな状況、日本では考えられないからね。だけどここは中国。黙って待つしかない。

そうこうしているうちに、ようやく案内板に自分が搭乗する便の指示が出てきた。

(お、やっときたかー。良かった… )

とホッとしたのも束の間、なんと行き先がカトマンズではなく成都になっているではないか。

「はっ!?」

ここでさらに予想外の成都での追加トランジット。

(もうダメだ…。カトマンズが遠すぎる… )

なぜこんなに到着時間を気にしていたかと言うと、到着日の宿の予約を取っていなかったから。通常、慎重派旅人の私としては、その街に入る前に宿を確保しておくことにしている。重い荷物を背負ったまま宿を求めてウロウロなんてしたくないし、もし宿が見つからなかったらどうしようという心配をするのもイヤだから。だけどこのときばかりは少しあまく考えていて、カトマンズの中心地にはたくさん安宿もあるし、到着時間も昼間だから、適当に歩いて探すのもそんなに大変じゃないだろうと思っていたのだった。

到着する前からこんなハプニングに見舞われ、先が思いやられる…。そんな私の心配をよそに、飛行機は結局、トランジット2回、予定より約8時間遅れの午後8時過ぎ、ようやくカトマンズのトリブバン国際空港に到着した。

 

 

タクシー運転手に連れられて
たどり着いた先は怪しい日本人宿!?

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いつもの事ながら、ネパールについて下調べはほとんどしていなかった。これまであまり馴染みもなく、勝手に持っていたイメージとしては『なんとなくインドをまろやかにした感じの国』。そんな適当なイメージだったので、この後インドを訪れようと思っていたこともあり、まずはネパールで少し心の準備をしておこうというか、耐性をつけておこうなんてことを考えていた(正直、インドについては結構ビビっていたのだ)。
さて、夜8時の空港。治安は良いのか、悪いのか。タクシーの運転手は信用できるのか、できないのか。女性一人で安全に街の中心地まで行けるのか、行けないのか。何の判断もつかなかった。

(うーん… どうしようかな。大丈夫な気もするけど、ちょっと怖いような… )

と少し挙動不審気味にキョロキョロしていると、なんと入国審査の隣りの列に日本人らしき男性を一人発見!日本語のガイドブックを持っているし間違いない。なんてラッキーなんだ! よし、彼を掴まえよう!

「あのー、すみません。日本人の方ですよね? 今日の宿ってもう予約してますか? 」

「あ、いえ。まだなんです。どうしようかなと思って、今ガイドブック見てたんですけど… 」

よしよし、良い感触。

「実は私もまだ取ってないんですけど、もし良かったらタクシーシェアして中心地まで一緒に行きませんか? 」

「そうですね。じゃあそうしましょうか」

よし、これで一人で危険な目に遭う危険性は大幅に減った。旅は道連れなんて言うけれど、こういうときはやっぱり誰か一緒にいてくれるととても心強く感じるもの。しかも彼はガイドブックを持っているし、この際いろいろ聞いておこう。なーんて思っていると、タクシーの運転手さんがカタコトの英語で私たちに話しかけてきた。

「君たち、どこの宿に泊まるの?」

「まだどこも予約してないんです」

「じゃあ、良いところ知ってるから連れて行ってあげるよ。君たち、日本人だろ」

うーん、、ちょっと怪しい…。日本人はだいたいどこに行ってもカモにされるし、ぼったくり宿に連れて行かれたらどうしよう。私たちは顏を見合わせてアイコンタクトで会話をする。

(どうします? とりあえず連れて行ってもらいます? )

(そうですね、せっかくなのでそうしましょか)

まぁ、行ってみて気に入らなければそこから自分たちで探し直せば良い。時間も遅いし、1泊だけそこに泊まって翌日宿を変えても良い。疲れていた私たちは、ひとまずこの運転手さんの申し出を受けることにした。

そしてタクシーを走らせること40分。あーだこーだとカトマンズについておしゃべりしているうちに、ようやく市の中心地タメル地区に入ってきた。3月中旬のカトマンズはまだ少し肌寒い。ほとんど外を出歩いている人もなく、街は少し閑散としていた。

「さぁ、着いたよ。ここがその宿だ」

タクシーを降りて見てみると、なにやら『日本人の宿』と大きく書かれている。ますます怪しい(笑)。一瞬ひるんだものの、ホテルのスタッフに促され中に入ってみると、なんとまぁビックリ。中で数人のネパール人スタッフと、宿泊客だと思われる日本人が何やら楽しそうにおしゃべりしている。さらに数百冊はありそうな日本の漫画や日本語で書かれた地図などが置いてあり、それだけで私の心は完全に掴まれてしまった。

「君たち、日本人? 僕は日本人が好きなんだ。日本人は特別に安くしてあげるから、ここに泊まっていって」

と、こちらが値段の交渉をするよりも前に、宿泊費を通常より下げて提示してくれた。「まさか日本人をカモにしてるんじゃないか」なんて疑ってしまったけれど、実は単に日本人好きのオーナーが経営している宿だったのだ。

こうして台北を出発してから丸一日、ようやくゆっくり休める宿にたどり着いた。

 

 

旅人同士の情報交換は大事です
マメな友人に感謝感激!

 

「あ、そういえば、英人くんが少し前までカトマンズにいたっけ。ちょっといろいろ聞いてみよう!」

夜、ベッドに入って翌日のプランを考えていると、旅仲間が最近までカトマンズに滞在していたことを思い出した。善は急げということで、早速、彼にメッセージを送ってみると、しばらくして返信が。えーと、なになに…。

『僕がカトマンズにいたときに作った地図があるので、よかったら参考にしてください』

と、そこには地図が添付されている。見てみると、「このレストランのモモが絶品。70ルピー」、「安くておいしいダルバートのお店。100ルピー」のようなレストラン情報や、「ビールが安く手に入る商店」、「ここのATMは手数料無料」のような、知ってて嬉しいお得情報などなど、25個にもおよぶオススメのお店や宿の場所に印がつけられており、さらに彼のコメントが丁寧に添えられているのだ。

「なんてマメなんだ! 」

やっぱりこういうことをサラッとできる人が友人の中にいると良いよねー(笑)。面倒くさがり屋の私はこんな時間がかかりそうなこと、全くやろうなんて思いつきもしない。いやー、本当にありがたい。そんな彼のマメさに感激しながら、さっき宿のレセプションでもらった地図に英人くん情報を書き加えていく。こうして難なくオリジナルの地図が完成。

「こんなにたくさんオススメのお店があったら全部まわり切れないや… 」

そんな贅沢な悩みと共に、翌日から私の『タメル地区ぶらぶら食めぐりツアー』がスタートすることになる。

 

 

カオスな街カトマンズ
「私、やっと海外に来た!」

 

翌朝、少し遅めの朝食をとった後、昨日作った地図を片手に早速外に出てみた。昨夜の閑散とした街の様子とは打って変わって、狭い道の両端には洋服屋や雑貨屋、レストランなどたくさんのお店が立ち並び、そこを人と車が所狭しとひしめき合っている。

(うわー、カオス…!)

交通量の多さや排気ガスまみれの煙たい空気は、ジャカルタやホーチミンなど東南アジアの多くの街で既に経験済みで、それには慣れたつもりでいた。だけど今、目の前に広がっている景色は過去に訪れたどの街とも異なっていて、不思議とものすごく新鮮にうつった。旅に出て11ヶ国目にして初めて「あ、私、やっと海外に来た」とすら思えるほどで、自分でも少し興奮しているのがわかった。そんなワクワクした高揚感を抱えて、人と車の間をするすると軽やかに通り抜けていく。

「さて、まずはちょっとウロウロしながらお店の場所を確認してまわるか」

タミル地区はそんなに大きなエリアではない。数時間もあればある程度の土地勘はつかめてしまう。

「あ、ここがモモのお店かー。良い香りがするなー」

「お、こっちにはおいしそうなパン屋さんがある。なんかオシャレだぞ」

なんて独り言を言いながら行きたいお店をチェックしていく。

「ここは日本料理屋さんだな。結構メニュー豊富じゃん」

「あれ、こっちも和食だ。わりと本格的な感じの雰囲気がするな」

「おっと、ここも日本食レストランか…」

と、ここでやけに日本食のお店が多いことに気がついた。それが気になり、宿に戻ってからインターネットで調べてみると、なんとカトマンズと言えば『低コストで高クオリティの日本食が食べられる街』としてバックパッカーの間では有名なことがわかった。確かに英人くん情報にもいくつかの日本食レストランがマーキングされている。私としては、日本を再出発してまだ1ヶ月も経っていないし、日本食が恋しくて恋しくてたまらない、というほどでは無かった。だけど、どの国に行ってもそこまでコストパフォーマンスの良い日本食が食べられることは滅多になく、そんなに評判が良いのであれば、せっかくだからちょっと試してみたい。

「よし、じゃあ早速、今日のランチはこのAという日本食屋さんに行ってみよう!」

 

 

食いしん坊の血が騒ぎ出した!
毎日カツ丼だってへっちゃらだーい!

 

「さーて、どれにしようかな」

ひと通り、お店のメニューをパラパラとめくってみる。だけど、はじめから注文するものは決まっていて、それはボリュームたっぷりの『カツ丼』!

もともと大好物であることに加え、どの情報を見ても、『カツ丼がおいしい』と書かれていたから。ここまで大絶賛されているのなら、きっとはずれることはないはず。ということで、注文して待つこと10分。カツ丼が出てきた。

「!!!」

なんと見た目は日本で食べるカツ丼そのまんま。ちょっとビックリ。さらに味の方はと言うと… なんとこちらも日本で食べるカツ丼そのまんまの味。

「これはすごい… 」

予想以上のクオリティだった。通常、現地の味に何かしらアレンジされていたり、具材がちょっと違ったりと、なかなか日本と同じものが出てくることはないけれど、確かにここのカツ丼は日本クオリティがしっかり保たれている。日本人バックパッカーの間で話題になるのも頷けるおいしさだった。

翌日はBという日本食屋さんへ。ここでもまたカツ丼をオーダー。しばらく待って出てきたカツ丼はAのものと何ら遜色はなく、見た目も味もやっぱり日本クオリティだった。

その翌日はCという日本食屋さんへ。さすがに3日連続は… なんて引いた考えはなく、バカの一つ覚えのようにカツ丼一直線。インターネット上には、『Aのものよりは味が落ちる』なんて書かれていたものもあったけれど、私にはその微妙な味の優劣は判断できず、このお店もAやBと同じくらいおいしかった。

こうなってくると、あとは完全に料理の見た目や味以外のこだわりが勝負になってくる。たとえばお店の雰囲気はどうか。ガヤガヤしていて少しうるさいようなところは好きではないので、「味はおいしくても次は行くのをやめておこう」となるし、もしくはカツ丼だけでなく、そこにお味噌汁やお漬け物も一緒についてくるお店だと、なかなかポイントが高くなる。あとは安いにこしたことはないので、そのあたりの細かい値段の違いくらいかな。

そんなことを考えながら、この3つのお店をローテーションでまわって、ほぼ毎日のようにカツ丼を食べて一週間を過ごした(笑)。こんなふうに、長期バックパッカーはこの地に沈没していくんだろうな… うん、納得。だって、日本とほぼ同じ食事が日本よりも格段に安く食べられて、しかも居心地が良いとなると、移動なんてめんどくさいこと、したくなくなっちゃうもん(笑)。

ちなみに、なぜこれほどカトマンズの日本食のレベルが高いのかというと、昔、日本で働いていたネパール人が、ネパールに戻ってきてからお店を出すというパターンが多いらしく、まさに日本での修行の賜物だということだった。

カツ丼。ネパールに長居してしまう理由がコレ(笑)

カツ丼。ネパールに長居してしまう理由がコレ(笑)

 

勝手なイメージだけではもったいない
五感をフル稼働して
ものごとの本質を掴む

 

ところで、なぜネパールはこんなにも居心地が良いのだろう。決してカツ丼が美味しいから… だけではない(笑)。

まず考えられるのは、人の素朴さ・優しさにあると思う。雑貨屋さんなど、お店の店員さんも押し付けがましく売ってはこないし、どちらかと言うと控えめ。アジアの中でも一番かもしれないくらい、とても貧しい国であるのに違いないのに、全然「外国人観光客からぼったくってやろう」みたいなイヤらしさが感じられなかった。神々しいエベレストの山々に囲まれ、人々の信仰心が厚いからなのかな。シンプルで質素な暮らしをそのまま受け入れ、みんなで助け合って生きているように見えた。その中で、子どもの笑顔のかわいらしさも癒しのひとつであり、未来への光でもあった。

また、カツ丼の例からもわかるように、とても親日の人が多いようにも感じた。宿のご主人をはじめとして、何の疑いもなく素直に受け入れられている感覚。旅人にとって、異国の地で現地の人から温かいおもてなしを受けることほど、嬉しいことはない。

行く前に勝手に抱いていた『なんとなくインドをまろやかにした感じの国』というイメージは、たった数日で完全に覆され、あえてこの居心地の良さを例えるなら、『田舎のおばあちゃん家を思い出させる温かい国』へと変わった。

ハプニングから始まり、正直あまり期待していなかったけれど、その国のことを知れば知るほど好きになってしまう場所ってあるんだな。旅だけでなく、それって何に対しても言えるんだろうけどね。人に対しても、食べ物に対しても、仕事に対しても。単なる食わず嫌いをしていたり、バイアスのかかった情報に惑わされて、本質的なことに気がつかないまま終わってしまうなんてもったいない。

「またいつか、カツ丼食べに戻って来よう」

人々を食と優しさで魅了する街カトマンズ。帰りたいと思える場所がまたひとつ増えた。
(最後に)
2015年4月に起きたネパールでの大地震で、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

 

【写真でふりかえる ネパール】

 

路面店。道端でスパイスや魚の干物などいろんなものが売っていて、見ているだけで楽しかった

路面店。道端でスパイスや魚の干物などいろんなものが売っていて、見ているだけで楽しかった

 

修行僧。これまで出会ったことのないような人たちを見て思わず興奮。写真撮って良いかわからなかったので、こっそりシャッターを切った

修行僧。これまで出会ったことのないような人たちを見て思わず興奮。写真撮って良いかわからなかったので、こっそりシャッターを切った

 

広場にて。お祭りがあると、色とりどりのカラフルな布が空に架けられる。見ていて気持ちが晴れやかになる

広場にて。お祭りがあると、色とりどりのカラフルな布が空に架けられる。見ていて気持ちが晴れやかになる

 

かわいい少女。何かをキャッチしようと走り回っている。この屈託ない笑顔に癒される

かわいい少女。何かをキャッチしようと走り回っている。この屈託ない笑顔に癒される

 

田舎の原風景。お茶を飲みながら談笑している男性たちと、大きな荷物を運んでいる女性たち。ここでは女性の方が働き者

田舎の原風景。お茶を飲みながら談笑している男性たちと、大きな荷物を運んでいる女性たち。ここでは女性の方が働き者

 

33歳の誕生日。カトマンズの宿で一緒だった日本人の友人と宿のオーナーにお祝いしてもらった

33歳の誕生日。カトマンズの宿で一緒だった日本人の友人と宿のオーナーにお祝いしてもらった

 

 

(次回もお楽しみに。隔週水曜更新予定です)
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連載バックナンバー

第1話 世界一周、ふたを開けたらため息ばかり(2014.10.8)
第2話 旅は準備が一番楽しい。出発までの10ヶ月なにをしたか(2014.10.22)
第3話 ダメでもともと、初めての協賛(2014.11.5)
第4話 出発まで5日。ついに協賛決定!(2014.11.19)
第5話 最初の国の選び方。わたしの世界一周はフィリピンから(2014.12.03)
第6話 カスタマイズ自由が魅力のフィリピン留学(2014.12.17)
第7話 出国していきなりの緊急入院で知った、フィリピン人の優しさと健康に旅を続けていくことの難しさ(2014.12.31)
第8話 世界の中心でハマったいきなりの落とし穴 。負のスパイラルに突入だ!【オーストラリア】(2015.1.14)
第9話 いきなり挑むには、その存在はあまりにも大きすぎた! こんなに思い通りに進まないなんて…【オーストラリア(2015.1.21)
第10話 いざ、バリ島兄貴の家へ!まさか毎晩へこみながら眠ることになるなんて…【インドネシア】(2015.1.28)
第11話 今すぐ先入観や思い込みを捨てよう! 自分で見たものこそが真実になるということ<インドネシア>(2015.2.4)
第12話 心の感度が鈍けりゃ、人を見る目も曇る。長距離バスでの苦い出会い  〈マレーシア〉 (2015.2.11)
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第30話  ミラノ EXPO 2015 レポート – 日本パビリオンに翻弄された2日間 –    〈イタリア〉(2015.8.22)
第31話  次々に降り掛かる災難! 初めて感じた先の見えない恐怖
   〈タイ/事件勃発 前編〉(2015.9.17)
第32話 私から自由を奪った足かせと募るジレンマ   〈タイ/事件勃発 中編〉(2015.10.14)
第33話 感覚を研ぎ澄ませ! ハプニングの裏に潜むメッセージ <タイ/事件勃発 後編>(2015.11.4)
第34話 やっと全てがひとつに繋がったよ「さぁ、日本に帰ろう!」 <タイ>(2015.12.09)
第35話 旅人は場所を選ばない − 1年の幕開けは日本の旅から − <日本>(2015.12.30)
第36話 初心にかえった家族旅行 − 親への感謝、弟からの自立 − <日本>(2016.1.27)
第37話 終わりのない旅 – 流れのままに今を生きる – <本帰国の報告>(2016.10.26)
第38話 ものごとを自分基準でジャッジすることの怖さ <台湾>(2016.11.9)
第39話 好きの気持ちを大切にすることが自分の道を見つけるコツ<台湾>(2016.11.23)


小林圭子さんが世界一周に出るまでの話

『一身上の都合』 小林圭子さんの場合「次なるステージへ挑戦するため(2014.5.19)

 


小林圭子

小林圭子

1982年、大阪生まれ。米国公認会計士の資格取得後、ベンチャー企業および楽天にて約5年半、会計業務に従事。同時に会計士の専門学校では学習カウンセラーを、自由大学でキュレーターをするなど、パラレルキャリア志向が強い。2014年3月末で楽天を退社し、同4月より約2年間かけての世界一周の旅に挑戦。世界中の多様な働き方やライフスタイルに、刺激を受ける日々を送っている。 「一身上の都合」小林圭子さんの場合 http://ordinary.co.jp/series/4491/ https://instagram.com/k_co_ba_326/