「後ろの時間を気にすることなく、ゆっくり話しましょうよ」
この日は、オーディナリーのレギュラー執筆陣(旅カテゴリー?)で合宿をしました。日頃、それぞれ忙しくしているメンバーが集まることができてよかったです。
世界一周2年目の小林圭子さん( 連載『旅って面白いの?』)がちょうど一時帰国するというタイミングもあり、よし集まろう、と。
「いやー、どうもー!」
小林けいちゃん、一時帰国。時差ぼけで眠くてふらふらする中、この笑顔で登場。
日吉駅で合流し、そこからはバスで CHIKO HOUSE に向かいます。
今回はみんな「旅好き」「旅人」なメンバー。みんなで乗り物に乗ると、旅な雰囲気に。いつもの見慣れた日本のバスも、小林圭子さんがいると「いまここは海外なんじゃないか」と不思議な感覚になります。旅モードなので、なんていうか、ちょっと声のトーンが大きい? ここは日本なので、マナーモードでお願いします。
「こんにちはー!」
「いらっしゃい!」
CHIKO HOUSE 主宰の道子さんが出迎えてくれました。
玄関前でパチリ。
「おじゃましまーす!」
「雨も小降りでよかったですねぇ」
安房滋子さん(醗酵菜食研究家)。
「ちょっと背負わせてよ」
深井次郎さん(オーディナリー発行人)が、小林さんの世界一周中のバッグ2つに興味津々。彼女はこうやって前と後ろに背負って歩いているそうです。
「うわー、重い! …けど、体にフィットするから耐えられるかも。うーん… 背負えはするけど、長い距離歩きたくはないなぁ… 」
これで世界を歩いてるんだから、小林さんリスペクトです。
打合せのような雑談のような語りあいを経て、
「そろそろ夕飯にしましょうか?」
道子さんがご飯を用意してくれました。
「この皿数!」
みんな驚く。ひとりでこれを人数分準備するのは大変ですよー。
「ねー、ご飯だよー」
寝ているのは、小林さん。時差ぼけで、眠さの限界に。夕方からしばし仮眠中です。
どさくさにまぎれて、ぼくおーちゃんも一緒に仮眠だぜ。いいだろ?
夕飯後、お酒も少し飲み、お菓子をつまんだりしながら、語りあいは続きます。それぞれの課題をどういうアプローチでやっていくか。もやもやしているものを、卓上にのせ、クリアにできたりできなかったり。
いま興味のあること、過去のこと、今まで知らなかった面がみえたり、有意義な時間です。小林さんも化粧を落として、本音トーク。
「腹を割って話そう」
ブンゴウ(文豪)の異名をもつ田中稔彦さん(海図を背負った旅人)。
いま進めている帆船のプロジェクトのことで頭がいっぱい。フリーランスで舞台の照明デザイナーでもあり、その裏話とかも。たまにプロレスの話に。
安房滋子さんも、サハラ砂漠を旅してきたばかり。ラクダにのって、砂漠で眠り。専門は、醗酵菜食ですが、古武術もやっていて、「疲れず力を発揮できる体の使い方」など教えてもいました。やっぱり安房さんは教えるのがうまい!
みんなが話している中、深井さんは、
「このへんに銭湯ありますか? 」
道子さんから電動自転車を借りて、雨にもかかわらず、ひとりで近所の銭湯に。
「なかなかいいサウナだった!」
帰ってきてくつろいでいます。お土産にみんなにアイスを買ってきました。
「ほんと深井さんはマイペースだよねー」
「そんなことないよ。わりと気を使ってるよ」と言っているところ。
中村真美さん(作家)は、おもしろい生きもの。今後の展望を語りながらも、ぼくおーちゃんとよく遊んでくれる。
頭にのせてもらって写真撮影。ぼくが急に瞬間移動したら、真美さんびっくり。
「ひゃー!」
でーん! そしたらおしおき。田中さんにつかまって、ぼくはお菓子の箱に閉じ込められちゃったんだ。
その時の映像。深井さんと小林さんは真剣トークしてるけど、ぼくは箱の中でけっこう大変だった。
そんな感じで、眠くなった人は寝て、起きてる人は朝方までトークはつづき、朝5時半まで語ってる人も。
良い時間でした。こういう時間の積み重ねが、絆みたいなものをつくっていくんだね。
「またやりましょうねー!」