TOOLS 47 現代美術私観 – 大気圏を越えるまなざし – / 手柴有喜(日曜作家 / 日曜美術家 )
「箱庭が作り手の内的世界を表すなら、この模型もイサムの孤独さを表している気がしてならないんだ。彼の描く地球の未来は終末的だし、この盛り土でぼんやり口を空けた顔はイサム自身ともとれないか」この日はやけにヒノキ…
「箱庭が作り手の内的世界を表すなら、この模型もイサムの孤独さを表している気がしてならないんだ。彼の描く地球の未来は終末的だし、この盛り土でぼんやり口を空けた顔はイサム自身ともとれないか」この日はやけにヒノキ…
大人になってからのほうが 純粋にバスケを楽しめている気がします 学生時代の部活と、大人の趣味ではどこが違うんだろう。レギュラー争いから解放されたというのが大きいかもしれない。中学…
「いつも面白そうな場所で、面白そうな人たちと展示に出てらっしゃいますが、どうやって出会うんですか? 」という問いについてお答えします。「いやあ、本当にありがたいねえ」と夫婦でよく話すのですが、私たちがステキな作家さん、ギ…
「縫い目もすごく細かいでしょう? 表だけじゃなく裏もなんです。見えない所も同じくらい刺繍があるんですよ」というように笹本夫婦の紹介がとまらない。ひとつひとつのバックグラウンドが膨大にある。少数民族の手仕事の雑貨や刺繍、…
じっくり見ないと気づかないかもしれません。小さな雫からできる河を眺めながら、今のご自身の周りとの関係や過去・未来とのつながりに想いを馳せてもらえたら嬉しいですね。私たち人間も、宇宙の長い歴史の中の一滴ですから。使い古しの…
豆腐屋のばあさんは頭に無数のカーラーを巻いている。開店しているのに、お客がいるのに…である。午後2時すぎてもまだ巻いている。いつ外すんだろうか。カーラーババアの本番はいつなんだろうか。何に備えておしゃれをしているんだろう…
コンテンツには値段がつかない、紙媒体は売れないという最近の風潮にちょっと挑戦してみようという企みもあって、お店を広げてみました。誰かが対価を払って読んでくれることは、やはり書き手の大きな喜びなのです。 EVENT REP…
人生の転機には 直感に押されるまま動く 文章にしても絵にしても写真にしても。自己流で学ぶことはできますが、たまには客観的に評価される場に出てみるといいものです。オーディションと言…
食事はおいしい方がいいし、シャワーだって毎日浴びられた方がいいに決まっています。でも自分たちが航海を通じて乗船してきた人たちに何を伝えたいのか、何を感じて欲しいのか、そこを外してしまって上辺だけの快適さを追求するのは本末…
さかのぼること5年前、私たち夫婦はそれぞれ仕事を持ちながら、好きな少数民族の手仕事を個人で輸入し、イベントなどで細々と販売をはじめていました。しかし当然のごとく、独立するにはほど遠い売上げ。「いつかこれが本業になったら…
ことわざには 人生の知恵が凝縮されています だれが最初に言い出したかはわからないけれど、いつのまにか語り継がれていることわざ。そこには、やっぱりそうだよね、とだれもが納得する真理…
「よし、行くよ!」レンの手を掴んで目の前に止まったバス目がけてダッシュした。勢い良く、なんとかバスに乗れたものの、車内はもちろんぎゅうぎゅう詰め。私はレンの顏がどこにあるかも見えなくなってしまったけれど、はぐれないように…
「いや、自分が芸術家だなんて。ムリムリ。そんな大層なことは私にはできないです」好きだったからとかうまいからということではなくて、ただ出したかったのです。これから生きていく上で、「自分が望むものを自分で創れる」人間になりた…
専門家じゃないけれど、好きだから、気になるから、という理由だけで見に行ってみる。実際に行ってみて、自分の五感をフルに使って感じてみたい。そう思って、旅先の街で気になる建築物を調べては、これまでいろんな国の建築を見に行って…