【第219話】ふさわしい服で働く / 深井次郎エッセイ
迷ったらスーツが無難そう信じていた時代が、ぼくにもありました ある大企業のお偉いさんにプレゼンする機会がありました。これはまだ独立して間もない20代半ばの話です。 「この提案が採…
迷ったらスーツが無難そう信じていた時代が、ぼくにもありました ある大企業のお偉いさんにプレゼンする機会がありました。これはまだ独立して間もない20代半ばの話です。 「この提案が採…
外を出るともう真っ暗。「こんな遅い時間に宿見つかるかな…」さすがに少し心配になってきた。そんな私の心情を察したのだろうか。レンが「私たち、ツインルームを取ってるんだけど、その部屋に一緒に泊まる?そーっと入ってきたらフロン…
風は見えないけれど その影響は見える 葉が揺れたり、髪がなびいたり、雲が流れたり。今日も窓からその様子をみて、ああ、外は風が吹いているんだと気づきます。 「注意すべきか、悩んでるんです」 ある…
いったいどういう顔をすればいいのか…カイザー・ソゼが誰かわかった上でもう一度観るこの映画は、俳優の超絶技巧をじっと観察するというまったく別の魅力を放ち始める。まるで違う作品のように。 < 連載 > モトカワマ…
子育てを始めた頃。私は、何をするにも初めてで、新しい試みに対して、心配や不安が勝ってしまう、ネガティブ&フットワークの悪い新米ママでした。旅行に行くにも、道中の車内で長男が泣きじゃくったらどうしよう… とか、旅先で熱を出…
波を被り、風に煽られ、大変な状況で船を動かしている時に、キチンとした温かい食事がとれるというのは、気持ちをリセットさせて落ち着かせるのにとても効果がある。船に長く乗っているうちにぼくはそう感じるようになったのです。しかし…
最近考えていたのが「人の幸せを決めるのは『居・職・自由』かもね」ということ。もし、今の生活に悶々としてらっしゃる方がいたら、試しに今の生活の『居・職・自由』のどこに不満があるのかを考えてみたらいいかもしれません。 連載「…
てっきり私も「そっか、海外に行けば、そんなにたくさんの素晴らしい出会いが待っているんだ」なんて単純に思ってしまっていた。中国四川省・成都で出会った旅人のある言葉を聞くまでは…。「旅先で、おもしろい人やすごい人、もしくは変…
危険水域まで追い込むことが 進化につながる 書くことと走ることは似ている。そう、つねづね思っています。走る前は気が乗らないけど、走り終えたら気持ちいいところとか、その人にとって得…
なんで中国に行くつもりがなかったのかと言うと、たぶんその憧れを壊されたくない、というのがあったのかなと思う。というのも、正直、今の中国に対して持っているイメージがあまりにも良くなかったから(もし中国の方がこれを見ていたら…
わたしのスーツケースが、出てこない。これがロストバゲージか…。まさか自分の身に降りかかるなんて想像すらしてなかった。もうわたしの気力は昨日の空港での交渉と、予期せぬイギリス宿泊で全て使い切ってしまった。重なるときは、いろ…
創作に出会う旅「陶器のまち、益子篇」うつわ好きの中村真美さんがGWに益子にうつわを観に行くという。そんな情報が、オーディナリー編集部に届きました。「せっかくなら、みんなで」と、うつわ好きの建築家、仲村和泰さんを誘ってみる…
天職の条件リストを意識して 今の仕事にとりかかろう これがわたしの天職だ。毎日そういう思いで働けたらどんなに清々しいでしょう。天職は、英語では Calling と言いますが、「呼ばれる」という感覚をもつ…