【レポート】1本のスプーンができるまで – 柳宗理の手で考えるデザイン –
シンプルで丈夫で、美しくて、一生使いたくなる道具。オーディナリー編集部もメディアづくりをする身として、優れたモノづくりの工程を学ぶことが何かヒントになるのでは。そういう思いで、新潟へ向かいました。 大人の社会科見学 ぶら…
シンプルで丈夫で、美しくて、一生使いたくなる道具。オーディナリー編集部もメディアづくりをする身として、優れたモノづくりの工程を学ぶことが何かヒントになるのでは。そういう思いで、新潟へ向かいました。 大人の社会科見学 ぶら…
日本の社会というものは、10代、20代の若者に対しては「一生懸命頑張れ!」「人生悔いのないように」などと、青春の名のもとに、うっとうしいくらい応援するくせに、頑張ろうとしている大人に対しては急に厳しくなる。「もっと現実を…
旅が残り1ヶ月となった現在、もの凄く寂しい。この寂しいという感情は、だから正しいものだ 第10話 一人旅をするという事 TEXT&PHOTO : 恩田倫孝 旅の準備をする時に、どの本を持っていこうなかと…
あのきらびやかで自由を主張する雰囲気はテレビで映し出されるモノとあまりに同じで 第9話 ニューヨークは、ニューヨークだった TEXT&PHOTO : 恩田倫孝 ーーー やはり、確かな事なんて無いし、時は無…
日本を渦巻く、強大な力の中にまた身を入れる訳であるのかと 第8話 和太鼓の音を聞きながら、ロスアンジェルスで TEXT & PHOTO 恩田倫孝 —- —- 旅が始まっ…
笑う事はよく見るのだが、泣くという光景というのは、あまり見ない。 第6話 ケーブルカーの下に TEXT & PHOTO 恩田倫孝 海外で、待ち合わせをしていて、しばらく経っても相手が来ないとなんだ…
世の中は偏っているのかもしれないという話である。 第5話 過去を美化する病を抱えながら、病を自覚する事 TEXT & PHOTO 恩田倫孝 記憶とは不確かなものだし、過去を美化したくなるものかもし…
静かに目を閉じる。しばらくすると、音は静かに耳から遠ざかる。音が消えたのか、僕が眠ったのか。 第4話 ラム酒に溶けゆく孤独 TEXT & PHOTO 恩田倫孝 枕に頭を付けると雨が屋…
家族の事をこんなに素敵に自慢できる人に初めて会いました 第3話 砂漠に溢れる星空の下で TEXT & PHOTO 恩田倫孝 ーーー 昼は暑く、夜は寒い。何の感情も持たない孤独な佇まいで僕らを迎えてくれる、砂漠。こ…
波紋は重なり、周りの木々が静かに揺れるのを見た。 —— 新しい国に入る時、水面を叩く。 波紋が静かに広がりゆくのを、僕は眺める。 僕の波紋が、他の波紋とぶつかる。 —— &…
この世界には、一匹の動物がいる。猛烈に動き出したり、絶対零度下の分子のように息もせず 新連載『井戸とラクダ』はじまりはじまり ——— 恩田倫孝さんが、会社を辞めて世界一周へ旅立ってから…
【インド旅篇】 だれかが傷つく表現は しないほうがいい理由 —— 良いエネルギーかそうでないか。インドに滞在してより敏感になったのは、目に見えないエネル…
【インド旅篇】 「ハゲワシと少女」 この問いに 自分なりの答えをもつ ——— 困っている人を撮っている余裕があるなら助けなさい。そういう議論は、世の中にカメ…
【インド旅篇】 絵はがきを売ったり 楽しませたり 働く人たち ———- ある夜、祈りの儀式が終わって歩いていると絵はがきを売る少女に出会った。11,2歳くらいだろうか。20枚くらいの絵…
【インド旅篇】 ぼくらが物乞いに どう対応したか ———- 物乞いについては重い話だけど、このことに触れないわけにはいかないでしょう。歩いていると、物乞いはわらわらとやっ…
【インド旅篇】 孤高か群れて生きるかは 熟練度によって変わる 「表現者は孤高の存在であり、群れるな」偉大な作家たちからは、こういう台詞がよく聞かれます。そう言ってる人たちのことを調べてみると、…
【インド旅篇】 狡猾で無愛想なインド人が 笑顔になってきた理由 はじめにインドに来て思ったことは、顔がこわいということだ。目につく人すべてが無愛想で、笑顔に出会うことはなかった。彫りが深く精悍…
【インド旅篇】 料理を1時間半 待ちながら 考えたこと ーーーーーーー 体調が悪くほぼ寝たきりの日々の中、宿に食堂が併設されていたのは助かった。ここは宿泊客だけでなく、食事のみの利用もできる…
【インド旅篇】 聖者ババとの対話 「情報には3つある」 上から、横から、そして内から …………………………
【インド旅篇】 水没したiPhoneの話 この20日間の旅で保険を2度も使った。いままでの人生で保険をつかったことなどなかったが、今回はお世話になってしまった。保険会社に払った以上の金額を負担してもらったこ…
【インド旅篇】 想像が間違っていないか それを確認するために旅をする 本当に百聞は一見にしかずか 旅をする理由は、人によってさまざまです。出不精という…
【インド旅篇】 向かってくるからこわい 向かっていけばこわくない インド人の反射神経はすごい。道路を渡るときも、信号が1つもないから、車を交わしながら渡るしかない。トゥクトゥクは常にアクセル全…
【インド旅篇】 列車での「ナマステ」 人に酔う、人当たりする。人が多いし、距離が近い。物乞いもくるし勧誘もくる。話す時も距離が近い。体がくっつくまで、息がかかるくらいまで寄って話す。しかも、彼らは顔は濃いし…
【インド旅篇】 「あなたは何をやってる人ですか?」 セルフイメージの話 バラナシでは、ほどんど外国人に会わなかった。きっとガンジス川が氾濫したのを知って、みんなこの地域は避けたのだろう。ぼくらのような「情報弱者」以外は…
【インド旅篇】 くり返しの中にみる魅力とは 朝日が昇るのは5時半くらいから。 聖なるガンガー(ガンジス川)での沐浴が始まる。 身を清め、祈りを捧げているインド人たちは、さぞかし善良な生活をしている人なんだ…
【インド旅篇】 会ったことがないからといって 存在しないわけではない 診療所で点滴を打たれ、寝ている時だった。 状態も落ち着き、少し余裕がでてくるとドクターの助手と世間話をした。 「ジロー、きみはいくつなの…
【インド旅篇 その4】 頑固な医者嫌いが、医者に頼ることにした理由 死神と出会った、あの峠を越えてから4日が経つ。しかし体調は良くもならず、かといって悪くもならず、平行線をたどったままだ。相変わらずひどい下痢で、30分お…
【インド旅篇 その3】 事件当日。前日の洪水との激闘で疲れていたのか。その日は出歩かず、部屋で静かに原稿を書いていたい気分だった。宿は、ガンジス川に面していて、窓からエイヤと飛び込めるほどだ。 今回の旅では、観光客が泊ま…
【インド旅篇 その2】 「きみの宿には、行けないよ」 バラナシ空港に降り立ち、さあタクシーで宿まで移動しようと乗り込んだ車内。運転手からこんな話が出た。 「その地域一帯は水没しているんだ。今日…
第3章 いってらっしゃい、世界一周へ 【以下からの続きです】 恩田倫孝 1/3 第1章 僕が旅立つその理由 恩田倫孝 2/3 第2章 編集部が訪れた恵比寿ハウス 1 . 恵比寿ハウス住人とのお別れ 恩田…
ほぼ全員のメンバーが世界一周を経験 第2章 編集部が訪れた恵比寿ハウス DATE : 2013 / 8 / 13 【以下からの続きです】 恩田倫孝 1/3 第1章 僕が旅立つその理由 …
【インド旅篇 その1】 インドのガンジス川のほとりにある聖地バラナシ。着いた初日は釈迦がはじめて説法をした地サルナートなどを見てまわった。Reset、Rethink、Reborn、Recycle。再生、Reに興味があって…
夏のある日、恩田くんから編集部にメールが届きました。「深井さん、いよいよ辞表を出そうと思います。これから世界一周の旅に出ます」ちょっとどういうことですか、早まらずにまずは落ち着いて話しましょうということで、ことの顛末をい…