ひとつの星座 – 3児のママが小説を出すまで【最終話】 怖いもの見たさで覗いた世界の先で見つけたもの 2017年~2018年 / 諸星久美
けれど不思議と焦りは微塵もなかった。また書ける時が来ると信じて、1歳だった次男を背負い、3歳の長男を遊ばせながら読書をしていた頃のように、疲れた体をソファに沈めたまま、映画を観て、本を読んで過ごした。そしてまた小説を書く…
けれど不思議と焦りは微塵もなかった。また書ける時が来ると信じて、1歳だった次男を背負い、3歳の長男を遊ばせながら読書をしていた頃のように、疲れた体をソファに沈めたまま、映画を観て、本を読んで過ごした。そしてまた小説を書く…
それまで歌で生計を立てていくことに実感を持てていなかったのですが「あぁ私これを仕事にしていいんだ」と強く思えた瞬間でした。20代は周囲からも「で、本業は?」「いつ辞めるの?」なんて言われていたので、余計に許された気持ちに…
どの人間もそれぞれの人生ドラマの主人公で、そのワンシーンを切り取って記録してあげる感覚です。そのドラマの番宣ポスターに使えるくらいの、心を動かす1枚が撮れたら最高だと思っています。光は、すべての存在を、わけへだてなく祝福…
手間をかけて「位置を割り出す方法」を考えたことにも頭が下がりますし、それから300年間ほぼすべての船乗りがその技術を学び続けてきたことにも震えます。じゃあ300年間受け継がれた技術が失われることに反対かというと「まあいい…
コンビニのビニール袋が、どこへ行くつもりだったのか、誰にもわからないのは、袋に意図がないからなのだが、人間の行動が謎なのは未知なる独特な価値観があるから。フロンティアにいるなら本人の中で顕在化していないので、説明も難しい…