【第267話】最速で上達するのには量か質か? / 深井次郎エッセイ
特定の知識や技術は次々と古くなる。それでも「新しいことを上達させるスキル」があれば、時代に対応していけます。これからは働きかたがより多様化し、会社や正社員という枠組みが拡張して「総フリーランス」な様相を呈してくることにな…
特定の知識や技術は次々と古くなる。それでも「新しいことを上達させるスキル」があれば、時代に対応していけます。これからは働きかたがより多様化し、会社や正社員という枠組みが拡張して「総フリーランス」な様相を呈してくることにな…
どんなお店でもそうですが、売り買いが成り立つ瞬間とは「人」「もの」「場所」がタイミングよく出会ったときだけ。仮にたくさんの「人」が集まる人気のイベントに出たとしても、すべてのピースがパチリとハマらなければアイテムに動きは…
締め切りに合わせて原稿を書き、言葉を紡ぐことを生業にしている人たちと並走させてもらった経験は、コツコツと一人で書いてきた中では味わえない充実のひとときだった。もっと書きたい。書く時間の中だけに身を投じたい。その思いは、心…
そこに流れるのはどこにも到着しない駒子の時間だ。線路や旅館の廊下、往来のような、どこかからどこかへ向かう途中のような。毎日をしのぐだけの駒子は実際、何か目的を持ったことなどあるのだろうか。少女の頃、東京に売られ、雪国に流…
もともと「手に職を付けたい」と思っていて、理学療法士は社会人になってたまたま読んだ資格の本で知りました。事務作業だけでなく、人に何かを伝えたり、ずっと勉強しながら一緒に変化できて、一生働ける仕事って興味あるなぁと思いまし…
それでもやはり勇気ではないのかと思います。知識も経験も技術も、実のところ船同士でそれほどの差があったとは思えません。ぼくの船でもそうでしたが、たぶんすべての船が遠回りルートのメリットは分かっていたと思います。分かっていて…
少女の後ろ姿は今もはっきりと覚えています。彼女を思い出すのと一緒に「私はどれだけ一生懸命やれてるかな」という思いが湧いてきますし、そのたびいつも自分が恥ずかしいように思えて、毎回ちょっとだけ落ち込みます。安定しているよう…
アートの世界は長い間忘れていた無邪気さや“やんちゃさ”みたいな子供の頃あった遊び心を呼び覚ましてくれるようだった。ちょうどその頃から写真を撮り始め「自分もいつか個展をやってみたい」と漠然と思うようになっていった。それはい…