ひとつの星座 – 3児のママが小説を出すまで【第3話】 多忙で書くことから離れ、読書に明け暮れる日々。2004年 / 諸星久美
泣き止まなくても、食べなくても、おむつが取れなくても、熱が出ても、寝てくれなくても、「この程度なら大丈夫」だと思える心の余裕は、1日のエネルギー残量にも比例し、私はまたパソコンに向かうようになった。長い間、脳内で育ててき…
泣き止まなくても、食べなくても、おむつが取れなくても、熱が出ても、寝てくれなくても、「この程度なら大丈夫」だと思える心の余裕は、1日のエネルギー残量にも比例し、私はまたパソコンに向かうようになった。長い間、脳内で育ててき…
海外旅行に行き始めた頃はとにかくビビりまくりで、初めての海外が27歳の時。いい年した男3人で、大手旅行会社の台湾3泊4日ツアーに参加するというものでした。ただ、そんな臆病な僕でも海外に何回か出ていると「有名観光地を巡るだ…
日本では演劇で生活していくのはなかなか難しく、卒業後は外資系メーカーを経て社団法人で仕事をしていました。その時交通事故で大きなけがをしたことが一つの人生の転換点になりました。「人間いつ死ぬかわからないならやりたいことをや…
さっきまでの「ダサダサオヤジ」は特殊メイクでした・・・みたいに、髭も剃られ、垢じみたシャツがなんとなくきれいになり(どこで調達したのだろう)ついには彼女をぐっと抱き寄せ、熱いキスをする姿も無理がないほどに、二枚目と化して…
カヌーやボートに乗ったことは何度かありました。実際の漕ぎ進んだ距離や時間は、それと比べたら全然短かった。けれど何かが違ったのです。自分の手で作りあげた船だったからなのか。葦船という、ほとんど自然そのままのものを、最低限の…
自然栽培で育ったお野菜のおいしさを伝えるのが私の仕事です。野菜は玉ねぎ一つとってみても、産地や栽培方法、品種の違いなどみんな違います。だからレッスンのレシピには、大さじいくつとか何分といった数字は載せていません。数字を追…
人に行動を促したいのなら、生命力を与える言葉を使うようにしましょう。すべての心配は祈りに変換できるのです。高給や名誉にしがみつかなければ、どこかに自分の居場所はあります。一番のリスクは、仕事を失うことでも人間関係を失うこ…